第12話『ジャガーさんを読むと自分の力の無さがよくわかる』
「お前の攻撃はすべって見切った」
ホワイトの口から意外な言葉が飛び出す。
「ふん、どうせハッタリに決まっている」
だがオルガは、ホワイトの言葉に少しも怯まない。
「嘘だと思うならもう1回やってみな」
「言われなくても!」
オルガがホワイトの挑発に乗り、切りかかろうとしたその時。
「ぎゃああああああー、やーらーれーたー」 情けない声が聞こえてきた。
「!?」
ホワイトがその方向に目をやると、ウォーレンがOP1(おパンツ一丁)で倒れていた。
「えぇぇぇ!?なんでそんなやられ方なのぉぉぉぉぉ!?」
色々あるであろうツッコミ所からとりあえずOP1(おパンツ一丁)をチョイスしたホワイトであったが、1番の問題はそれではなかった。
「さて、これで2対1だが、まだ強気でいられるかな?」
オルガが不敵な笑みを浮かべた。
・・・彼女はSです。