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startー1


僕は、少し眠っていたみたいだ――――― 。





ヒヤッとした床の感覚を感じた。


寝転んでいるらしい。


ここはどこかはわからない。


なぜなら僕は目隠しをされているから。


頭をガンガンとした鈍い痛みが襲う。


立ち上がろうにもそれは無理みたいだ。


手と足が縛られている。


どうも僕は、18という若さで死ぬらしい。


きっと誘拐されてきたんだ。


きっと、この後僕は殺される。


なんでここにいるかなんて知らないしわからないし思い出せない。


思い出そうとするたびに頭がガンガンする。


でもきっと無差別殺人?とかそういうのだろう。


だって僕、人に恨まれるような生き方してないし。


あーあ、もっと生きたかったなー。


平々凡々な生活だったけど、それなりに楽しかったのに。


そんなことを考えながら、プチ走馬燈なんかを思い出していると


無音だった部屋に、ジーっというノイズ音が響いた。




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