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お前と私  作者: ぴろぱ
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すれ違う日々




昨日もメールしたの!

昨日も電話したの!

毎日がたのしい!ほんとにミツのお陰だよ!


雄大が唯にメアドを教えてから2週間。

学校であっても私を素っ気抜けて二人で盛り上がっている。

納得いかないなー。

なんて思ってることは誰にも言わずに



「ミツ!気になってる人とか知りたいけど自分で聞けないの〜。困ってるの〜。」

明らかに私に聞いて欲しいオーラが満載。

こういうことを断れない私は「きいてほしんでしょ?」と見抜いたように聞く


「さすがミツ!さすが親友!大好きミツ!」


「こんな時ばっかり親友使わないの!」

なんてちょっと怒り口調で、言うものの唯の頭はお花畑のようだ。

学校であってもこの2人がずっとしゃべっており、間に入ることができないので、まだ一度もしたことがないメールで聞くことにした



その日の夜。私は送ってみた。何故かドキドキしながら


「雄大ーー!夜にごめんね〜。最近、唯とはどうなの?」


直入すぎかな?とか思いながらも送ると1分も立たずに返信が来た。


「やっとそっちからメールきたと思ったらその話かよwww

唯とは毎日メールか電話してるよ〜」


「そっかそっか!よかったね!唯は可愛いからね!」


「まー。可愛いよね。」


「うん。好きな人いないの?」


「いるとおもう?誰だと思う?」


「ゆいだと思うよ」


「唯とくっついて欲しいのか。ミツは、俺告白したらいけると思う?」


え?早くない?嘘でしょ。付き合っちゃうの?そんなの嫌だよ。

ここで気づいた。私は雄大が好きなんだと

だが、今は自分の気持ちよりも、唯の気持ちの方が大切だと思った



「いけるとおもうよ!」


「まじで。じゃー、告白するわ。いーの?」


「いいと思うよ!笑」


「明日、唯と一緒に帰るわ」


「雄大はやることが早いな〜」


「なに?嫉妬?笑」


「どうしてさ笑」


「ミツ。電話していい?」


え?と思いながら返信を考えていると、

着信‥山口 雄大


うそでしょ!いやーー!恐る恐る出ると「ミツ?」と電話の向こうから甘い雄大の声がした。

私は「うん」と言い返すと


「唯と付き合って本当にいいの?」


と言ってきた。私はそんなこと考える暇なく「うん」と言ってしまった


なぜか「もういいよ、ごめんね遅くに」と言って切られた。


私は何を怒らせたんだろう?

わからない人だな

心からそう思った





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