知らない後輩
ノンフィクションです
書くのも初で、けして文はうまくないです
それでも読んでくれる人がいるなら書きます
あと、自分にあったことを書き留めてたいだけだなので趣味感覚です
だから文の構成が変でも許してください!
当時中学三年。おんな。名前は、川口ミツ。みんなからは馬鹿にされる毎日。そんな私は馬鹿にされても仕方のない性格だった。何をやってもダメで、特技は水泳くらい。部活は吹奏楽をやっていたが、後輩にもなめられ、ヘラヘラ笑う日々。
何も変わりない日々が少し動いた
それが彼との出会いだったような気もする
放課後。いつものように部室に行こうとしたが今日は職員室に呼ばれている。
「あー、また怒られんのかな」とつぶやいた。後ろから「またなにやらかしたのさ!」といいながら駆け寄ってきたのは同じクラスでもあり、同じ部活でもある親友の中田唯。
「別に!唯、先に行ってて!長いかもしれないしね」
「はいはい」と呆れたように唯は一足先に部活へ行った。
コンコン。「失礼しまーす」
「おー、ミツきたか!プリント返し忘れてただけなんだよな。わざわざ呼んですまん」
と笑いながら担任はプリントを渡す。
「はー?先生いみふ。帰っていいの?」とだるそうに言う私に先生は、軽く手をあげて「部活がんば」と言った。こんな人が担任だなんて、信じられない
まあ人のことは言えないんだけどね
「失礼しましたー」
パラッ
職員室を出た瞬間。あまり関わりのない先生がプリントを落とした。私は無心で拾ってしまった。
「うわ!どうしよ!」と廊下で口走ってしまい一気に注目を浴びた。すると部活の後輩が駆けつけてくれ「返しときますね」とプリントを渡してくれた。一瞬のように流れた出来事で、部活に行こうとカバンをしょいホッと一息ついてると
「先輩のくせに後輩に仕事押し付けたよあの人」
と笑いながら指を差す1人の知らない後輩だ
背が高く、顔が整っていて、すこし筋肉質の明らかに学年のボス。こんな第一印象をもった
「え?わたし?」心の中で思いながらも関係ないふりをつき通そう。
「ねーねー」
明らかに彼はこちらに話しかけている。むしむし。だってこの人知らないもん。始めて見たし、しゃべったことない。
「えー無視?ちょっとー、せんぱーい。無視なの?」
いやーーー!諦めてよ!もう、しつこいな!
いや、ここは私が先輩だよ。うん。ニコニコとした顔を準備して振り返った
「私のこと?」
と、言ってみる
「他に誰いるの?」
彼は言う
これが私達の始めての会話
ここからスタートした
私たちの全てを、今はまだ知らない
彼はこっちをじっと見つめる
私はそれを困った顔で見返す
「お前が先輩なのに、さっきの1年可哀想だよね」
「え?」
いきなりお前呼びですか?いきなりタメ口ですか?待って待って。私は先輩。しかも初対面!
私より非常識じゃない!
「先輩らしいとこみせろよ」
「…ごめんね。」
「いや謝らんくていいけどさ。名前わ?」
「私の?」
「だから他に誰がいるの?」
少し怒り気味なのか、口調が冷たくなってきた。
「あ、んと、川口ミツ」
「ふーん。そーなの?ばいばーい」
「え?」
私の頭の中は、はてなでいっぱい。
大きな背中を向け、彼は去って行った。
だが、そんなことは数日たてば忘れる
そう思っていた。