プロローグ
なんの面白くもない、ただここに在った噓吐き達のお話。
そんな彼らの日々を見たいなんていう物好きは
ただちにここを去りなさい。
期待も希望もここではすべて嘘ですので。
ありきたりに言うならば
"私は16年間無駄に生きました" だ。
でも私は生きていても活かせてはいないし行けていない。射ても居ない。居ても射れない。
誰からも中傷、批判されずに面白おかしく愛されなかった。
"居ても疑問を持たれない存在。"なんて。こんなに甘美に響く言葉を他に私は知らない。
それでいいか。それで、私を保てるなら。
それで…いいか?
"居ても疑問を持たれない存在。つまりは居なくても疑問を持たれない存在だろう?"
私の中の私がにやりと厭らしげに笑いかけてくる。
ずっとそう分かっていても解っていても判っていても。
それでもずっとそばにいた。
皆と笑ってた。楽しかった はずなのに。
いつから私は噓吐きになったんだ?
案外雰囲気はすぐかわります(笑)気負わず読んでくださいな。
ってここで言ったら台無しか。