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あらすじ:第四章『忌まわしき技』※ネタバレ有

 サイハテで情報交換を行う為に集まった英雄達の中に、チャカ達、愚者の面子は居なかった。

 いや、そもそも再び集まれた者たちの方が少なかったのだ。

 『クロス・クラッシュ』と呼ばれる不可解な現象以降、各地の『十字』の機能が不完全に成ってしまった、と嘆くベルウッドとネクロン。

 様々な心配する彼ら英雄達の未来を暗示するが如く、サイハテの地に雨は降る。


 そして――タイタンが『死亡』した時まで、物語の時計は巻き戻して語られる。


 『ジャンヌ』は、かってのチャカの親友であった。以前の様々な行き違いから二人は決別したが、『ストーカー』に付け狙われたジャンヌが最後に頼りにしたのはチャカであった。

 ジャンヌを付け狙う『ストーカー』は『彼女のギルドメンバー』。最も信用できる面子が最も信用できないという状態に変わった彼女を、愚者の面子たちは同情した。

 姿をけしたジャンヌを追いかけて来た『ゲロス』と『ゼツエイ』。この二人組の訪問をきっかけに動き出したストーカー問題は、意外な方向に転がり、解決された。結果、仲違いの原因である複製された『反魂の指輪』を捨て、ジャンヌは元のギルドへと戻る。


 愚者達の愚かな騒動とは無関係に、アンリミテッド達は『世界の破滅』と『神の秘密』へと迫る次の一手を打つ。

 アンリミテッドの首魁、『エムオー』は『不正()』を行い、『GM』を召喚し、『アカウントのBAN』を以って、あわよくば世界からの脱出を図ろうとする。複製の負荷で、『クロス・クラッシュ』を起こし、十字は機能を停止する。

 その結果『神』と『邪神』は召喚された。召喚された邪神である『八木』を相手に、不正な手段で戦いを挑むエムオー。戦いの舞台となった『フェネク帝国』の首都は一面の地獄となり、滅んだ。

 エムオーと八木の争いは、苦闘の末、エムオーの勝利に終わる。しかし、『神』はエムオーに対して、警告代わりに機能を停止した『十字』投げつけるだけに留まった。


 アンリミテッドの他のメンバー達は、エムオーと別行動を取る。

 エムオーが裏方担当なら、彼らは前線担当。

 人間の軍隊をぶつけて、『英雄達を戦場に引きずり出し』て、がら空きになった都市の十字を破壊する事が目的である。

 戦乱は近い。


 一方、平穏な日常が戻ったかに見えた愚者達であったが、タイタンは『死亡』した際に見た光景に重大な事実を発見していた。

 しかし、この場で死者の復活が行えるのはチャカのみ。復活させる手段が無い内は殺す訳には行かない。それを打破する『反魂の指輪』を得た事で、タイタンは動き出す。

 不意打ちでチャカを殺し、ナイトウに襲い掛かるタイタン。迷いながらも迷いを捨てたタイタンの動きに、翻弄されるナイトウ。それでも、互角。

 『死亡』したチャカが見た光景は『時計の針』が進んでいるという事実。この世の時の進みと同期して、あの世も時間が進んでいたのであった。

 かっての『絶望の迷宮』の時のような状態に、今も実は陥っている事に気がつくチャカ。

 復活したチャカは、同じ光景をナイトウに見せる為に、タイタンに加勢してナイトウを殺すのであった。


 しかし、『死亡』したナイトウが知った事実は二人とは異なった。

 ――"スキル"の秘密と、己の死である。


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