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あらすじ:第二章『亡国の英雄』※ネタバレ有

 苦難に満ちた旅路を終えて、たどり着いた街『サイハテ』。細かい行き違いこそあったものの、歓待を受ける英雄達。

 彼らは、ゲームとほぼ同じだが、少しずつ異なる街に気がついた。単なる便利なオブジェクトのはずの『十字架』が崇拝対象になっていたり、気にもかけなかった街にも領主が居たり、国籍の違いで細かな待遇の違いがあったり、過去の名声が現実に反映されている事等、戸惑う事も多い。

 元の世界に戻る手段を探そうと誓い会い、世界各地に散る英雄達。チャカ達『愚者』は『クオン王国』の一地方都市である『バイカ』に飛ぶ。他の英雄達と違い、彼らは『国』を持たない。

 所属していた国が滅びたからだ。

 かっての水の都は今は昔、魔都とまで評されるバイカで、あっと言う間に誘拐されるチャカ。ナイトウ達が助けを求めたのは、少女達で構成された騎士団、『百合騎士団』であった。

 彼女達も仕える姫が誘拐された為に、共同して捜索に当たる。犯人は『不死の姫教団』と呼ばれる、オウレンの再興を目指す集団であった。

 本拠地である広大な地下下水道で、愚者の一員、『タイタン』はもっと殺せと囁く自らの影と戦いながら、出来る限り殺さぬ戦いを心がける。

 余りに軽く失われる命に不条理すら感じていたからだ。

 一方、誘拐されたチャカは、クオンの第二王女『トワ』と出会う。噛み合う様で、どこか噛み合わぬ会話。そんな中、更なる街への被害を増やそうとする教主は、トワを牢から引き出し、クオンへの牽制に使おうとする。

 全くの巻き沿えで、教主の放つ雷の魔法を受け、失禁する程度の痛みを感じたチャカは、怒りと恥で、骨の戦士を召喚する。

 単なる脅しのはずだったが、暴走する骨の戦士はその場にいる敵をなぎ倒す。そんな混乱の中、こっそりと教団に紛れ込んでいたナイトウや、その場に到着したタイタン達の手によって、姫誘拐事件は、多大な犠牲を出しながらもひっそりと幕を閉じたのであった。

 無用な厄介事に巻き込まれないよう、密かにその場を立ち去る愚者達。

 トワ姫は、チャカ達が伝説の英雄では無いかと疑い、こっそりと自分の手駒に加えようと画策を始める。

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