入学したくない日
遅くなりました、すみませんm(_ _)m
なにもしてないのにpvが千増えました。
何があったんだ(;´д`)?
第一王国魔術学校。
通称『大魔殿』
魔術を専門に学ぶことができる場所の一つである。
ここには、魔術と戦況の把握を主に学ぶ『魔術科』、身体強化や付属魔法を学び前衛での立ち回りを学ぶ『騎士科』、魔術科と剣士科の2つを足して圧縮したような『戦士科』、護身術を学び教養を深める『普通科』が存在する。
入学は十六からだが、魔術科のみ才能があると判断されると八歳から入ることができる。
初等部もある。
大魔殿とは外見からなるあだ名である。
パンフレットを要約するとこんな感じだった。
(帰りてぇ・・・。)
周りを見渡すと大量の人が学校生活というモノに期待に胸を膨らませ、騒ぎながら校門の中に消えていく。
知り合いがいる奴等も多く、
独りでいると疎外感が半端ないことになっている。
「まあ、仕方ないか。」
そう呟いて校門をくぐった。
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――――してください」
「このあと新入生は魔力量測定を行うので、先生の指示に従って退場、測定場に移動してください。」
やっと入学式が終わったようだ。
しかし魔力量測定ねぇ。
どうしようか?
『シルファさん、至急学園長室に来てください。学園長がお呼びです。』
何のようだ、あのくそ爺。
目立ちたくないオレは気配を消して新入生の群れから離脱した。
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「で、何のようだ。」
「いやなに。魔力量測定で困るだろうと思ってな。」
「確かに困っていたが。抜け出す方が問題だろう。」
「そこら辺は大丈夫だ。ちょっとした裏技をな」
「全くこれだから。」
強引なやり方に少し嘆息する。
「で。それだけじゃ無いんだろ?」
「まあな。」
「そうだな。剣の持ち込み及び帯刀許可と魔力量の偽装はしないってことと、後は緊急時の呼び出しについての説明。ってところか?」
「流石だな。大体お前が言った通りだ。ほらよ、剣の所持許可書だ。無くしたら面倒なことになるから無くすなよ。」
「サンキュー。」
「あと、ラミラーティス家が2年に居るから注意しておけ。」
・・・・・・ラミラーティス家か。
おや・・ガスバル様と奥方様は元気なのだろうか?
「教えてくれてありがとうございます。では、そろそろ魔力量測定も終わる頃なので失礼します。」
「ああ、学園生活を楽しんでこい。」
「失礼しました。」
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学園長室から出て教室に向かう途中で各教室に向かう一年の群れを見つけたので、そこに紛れて自分の教室に入った。
席は半分ほど埋まっており、生徒はまだ半分ほどは来ていないようだ。
まだ窓側の最後列が空いていたのでそこに座ることにする。
シルファはこれからの事に期待に胸を膨らませ・・・・・・ることもなく担任が来るまで惰眠を貪ることにした。
読んでくださってありがとうございます。