続、あらすじだけの物語たち
まさか、この作品から中身のある物語が生まれるとは・・・
無中・・・中身が全く無いこと。頭だけ、外見だけ、など。
例 「君の言っている事は、すべて無中している。」
サスペンスからコメディ、恋愛もの、なんでもあります!あらすじと題名だけですが・・・。これをみて、自分で中身のストーリーを考えるもよし。きっとこんな展開が・・・いや違うだろう、と語り合うもよし。作者が中身を書くのをめんどくさがったわけではありません。こんなの小説でもなんでもない。そうです、そうなんです。それが、無中物語。
で、調子に乗って第二部へ!
No,5 だけどもカメが好き
いまいちクラスに馴染むことができない、高校三年亀梨さとみ。職場の人間と上手くやっていけないOL徳亀典子。二人の共通点は「カメ」が好きなこと。ひょんなことをきっかけに、互いのカメ好きを知ってしまった二人。それぞれに居場所がない二人が未来について語りだす。少し大人の夢少女と大人現実女の、まるでファミレスではなしてるような、そんな変わった物語。
No,6 かっちん、けつ
それはきっと携帯電話のないような、遠い遠い家族の話。父、大 母、千恵子 長男、健太郎 次男、銚助 長女、加南子 祖母、シズヨ 以上。なにが起こるかは、中を見てね。
No,7 雷雲
雷が鳴り響く午後。男はいつだったかの暗い日を思い出していた。男が初めて人を殺したあの日を。「俺は人を殺した最低な奴だ。誰か俺を嫌ってくれ、殺してくれ」そう言って捕まった日暮吾妻。彼は何故人を殺したのか、その目的は。13年もの間殺人を隠していた男の秘密とは。 いくつもの何故がゆっくりと解かれていく。そこには美しくも悲しい物語が隠れていた。
No,8 井伊田軍は元気か?
時は戦国時代、下克上の風潮。弱者であるが密かに天下を狙う井伊田真夢こそは大きいが、現実は驚くほど下っ端である。刀がキライ、戦もキライ、強面なんかは大キライ。挙句のはてには、子供もキライになるほどにいじめられ。はたして天下は取れるのか。それは、徳川家康をデーブ・スペクターと間違えるくらいに等しい。
前書きにも書いたように中身のある物語が誕生しました! というのも前回の「無中物語」を見て、この物語の中身を書きたい! と同じ小説書きのカエルの大王先生からお願いされまして、願ってもないチャンスだと思いその話に食いつき、即OKを出したわけなのです。 そうしてしばらくすると、なんとまあ、あらすじと題名だけだった物語に中身が付いているじゃありませんか。 なんとも嬉しかったわけです。
というまさかの出来事が起こったので、今回ももしかしたら・・・と内心思っている中里でした。
ちなみにその書いていただいてる作品は「無中〜」では「来い蒼き春 〜青春の証を求めて〜」で、カエルの大王先生の作品では「青春を探せ!」という題名で連載されてます! 是非ご覧になってください。