第77話 ボーッ!
夏の疲れは取れましたか?
私は未だ引きずっていて、かったるい。
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「ん! やぁ、ネズミくん、か~
・・・・!」
ネズミ「おや?
ウサギくん、どうしちゃったの?」
ウサギ「・・・・」
ネズミ「おいおい! 聞こえてる?」
ウサギ「エッ! 何?」
ネズミ「大丈夫?」
ウサギ「何が?」
ネズミ「さっきからまるっきり上の空というか、いつもの挨拶とは違う反応だったし・・」
ウサギ「あれ、そう!」
ネズミ「ボケちゃった?」
ウサギ「僕がどうしたって?」
ネズミ「こりゃ、重症だな」
ウサギ「重症って、誰が?」
ネズミ「ウサギくんに決まってるだろ。
今ウサギくんのことについて話をしてるんだから」
ウサギ「ウン、分かってるよ」
ネズミ「分かってないよ。
一度お医者に診てもらった方がいいんじゃない!?」
ウサギ「僕は何処も悪くないよ」
ネズミ「だけど、どう見たって変だよ」
ウサギ「どう変なの?」
ネズミ「そうやって変なことに自覚がないところだよ」
ウサギ「自覚ならあるよ」
ネズミ「無いでしょ!」
ウサギ「僕はずっと普通だよ」
ネズミ「ボーッとしちゃってるし、やっぱりおかしいように感じるな」
ウサギ「ただちょっとね・・」
ネズミ「ちょっと何?」
ウサギ「今日は一杯寝た筈なんだけど、まだ寝足りないような感じなんだよね」
ネズミ「何だ! 俺と話しをしながらウトウトしてたのか」
ウサギ「それは、してたかも知れない」
ネズミ「余り驚かさないでくれよ」
ウサギ「だって眠かったんだから仕方ないじゃん」
ネズミ「確かに一杯寝られても、これ迄の暑さで体が疲れているからね」
ウサギ「ウン、まだちょっと眠い」
ネズミ「全くいいご身分だよ」
ウサギ「ネズミくんはいつも早起きだけど『ボーッ』とすること、ないの?」
ネズミ「それは無いね」
ウサギ「何で?」
ネズミ「俺はウサギくんと違って、寝坊助するのは命懸けなんだよ」
ウサギ「大袈裟だな~」
ネズミ「大袈裟なもんか」
ウサギ「どうして?」
ネズミ「何時だって俺のこと喰おうと狙っている奴がいるからね」
ウサギ「そうなんだ~
そりゃ大変だね~」
ネズミ「その言い方、全く他人事だ。
ウサギくんのそのノホホンはホント、羨ましいよ」
ウサギ「そんなに羨むほどでもないよ」
ネズミ「あのさ、俺は今ウサギくんをおちょくったんだから、その返答はいただけないな~」
ウサギ「そうだったの?」
ネズミ「駄目だこりゃ。
今日のウサギくんはボーッとしてるんで真面な会話が全く成立しない。
じゃあ、帰るよ。
しっかり休みなよ。
バイバイ」
ウサギ「そうか~ 今日の僕はそんなに変か~
でもボーッとするって結構気持ちがいいんだけどな。
それができないネズミくんはちょっと可哀そうかも・・
僕はもうひと眠り、しよっかな。
zzz」
美味いもの食べて、元気になりたい。
でも最近食料品の値段が高いからな〜
そこで朗報です。
午後4時過ぎに割引シールを張り出すスーパーが結構あるので、これからはその時間帯に買物に行くことにします。




