第57話 愚問(ぐもん)
世の中にはいろいろなタイプの質問があります。
聞かれて困る質問
意地悪な質問
悪意のある質問
他
故意にこういった質問をされると腹が立ってきますよね。
そんな時はどう対応しますか?
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「やぁ、ネズミくん。
今日は面白い話だったらいいな~」
ネズミ「やっぱり面白い話の方がよかった?」
ウサギ「ということは、面白い話じゃないってこと?」
ネズミ「さぁ、どうかな!?
その反対かも知れない」
ウサギ「『面白い』の反対は『つまらない』だよね」
ネズミ「そうだね」
ウサギ「じゃあ、つまらない話をしようと思っていたんだね」
ネズミ「失礼な!
俺の話がつまらなかったことなんてこれまで一度もなかっただろ!」
ウサギ「だってネズミくんの返答がそう思わせたんだもん」
ネズミ「あのさ、ウサギくんには理解ができない難しい話、ってことだってあるだろ」
ウサギ「・・・・・(それ、面白いの反義語じゃない)」
ネズミ「何ごちゃごちゃ言ってるんだい」
ウサギ「何も言ってないよ」
ネズミ「いや、言ってた」
ウサギ「言ってない」
ネズミ「絶対言ってた!」
ウサギ「これって、限がないよね」
ネズミ「限がないって言えば、究極の問答って知ってる?」
ウサギ「?」
ネズミ「ウサギくんは心臓と肝臓のどっちを大事にする?」
ウサギ「何? 藪から棒に!」
ネズミ「答えは!?」
ウサギ「???」
ネズミ「答えなよ」
ウサギ「だってどっちも大事でしょ!」
ネズミ「そこに答えを出すのが究極の問答なんだよ」
ウサギ「僕にはよく分からない」
ネズミ「ウサギくんは進歩がないね~」
ウサギ「だってそんなことを問答して、一体何の役に立つのさ?」
ネズミ「分からないことを理解する喜びがそこにあるんだよ」
ウサギ「なんか変な学者みたいになってる。
ネズミくんの答えを聞きたいな」
ネズミ「ではもう一つ聞こう」
ウサギ「さっきの問いには答えないの?」
ネズミ「次にいくよ」
ウサギ「・・・・(全く自分本位なんだから)」
ネズミ「ウサギくんは太郎くんと俺とどっちが大事?」
ウサギ「それを僕に答えろって言うの?」
ネズミ「答えて」
ウサギ「答えにくいよ」
ネズミ「どうしてさ」
ウサギ「だって太郎くんと答えたらネズミくんががっかりするかも知れないし・・・」
ネズミ「じゃあネズミくんだって答えればいいじゃん」
ウサギ「もしそんなこと答えたら、太郎くんに合わせる顔がなくなっちゃうよ」
ネズミ「ウサギくんは優柔不断だな~
これじゃ問答していても限がないからもう帰るわ!」
ウサギ「さっきのネズミくんの問いは究極じゃなくて、愚問って言うんだと思うけどな~
それにしてもこういう会話って、何だか気分が落ち込んじゃうよ。
はぁ~っ!」
こんな質問に答えないで済むなら答えないのがいいかな〜
どうしても答えなくてはならない時は、どうしましょう。
はぐらかす。
話題を逸らす。
怒っちゃう、なんて手もありますか!?
人付き合いは難しいものです。




