第55話 忘れもの?
春めいて来ました。
新年度になりますね。
するとストレスも溜まります。
そんな時、ネズミくんのストレス解消法とウサギくんの対処の仕方が参考になるかも知れません。
試しに読んでみてください。
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「やぁ、ネズミくん。
何キョロキョロしてるの?」
ネズミ「いやね、この前ここに来た時にあれを置き忘れていったような気がしてさ」
ウサギ「あれって何?」
ネズミ「あれだよ、あれ!」
ウサギ「あれじゃ、何のことか全然分かんないよ」
ネズミ「あれだって言っているのに、ウサギくんは全く気が利かないな~」
ウサギ「・・・・(今日のネズミくん、何かおかしいぞ!)」
ネズミ「俺の勘違いだったのかな~!?」
ウサギ「僕が思うに、この前は何にも置いて行かなかったと思うよ」
ネズミ「じゃあ、一体何処に置き忘れたっていうんだ?」
ウサギ「そんなこと、僕に言われても分かる訳ないじゃん」
ネズミ「冷たい物言いをするな~」
ウサギ「だって僕はネズミくんといつも一緒に入るわけじゃないからね」
ネズミ「そんなこと、分かってるよ!」
ウサギ「一寸イラっとしてる?」
ネズミ「してないよ!」
ウサギ「その反応は、・・・してるね」
ネズミ「うるさい!
してないって、言ってるだろ」
ウサギ「そもそも何を置き忘れたのか、そのものの名前が分からないんじゃ~ね」
ネズミ「度忘れって誰にでもあるじゃん!」
ウサギ「そりゃ僕もあるけど・・・」
ネズミ「忘れていったものが何かを忘れちゃったんだよ!」
ウサギ「何かそれ、分かるような、分からないような・・・」
ネズミ「俺も変な気持ちなんだよね~」
ウサギ「そういえば時々どうしても思い出せない言葉ってあるよね」
ネズミ「それは、俺にはないな~」
ウサギ「いやな言い方!」
ネズミ「だって事実だから仕方ないじゃん」
ウサギ「あれ!?あの人誰だっけ!?
なんて名前が思い出せないこともあるよね」
ネズミ「そんなことない。
全部しっかり覚えてる」
ウサギ「その返事には信憑性がないよね」
ネズミ「ほう!難しい言葉が使えたね!
凄い! 凄い!」
ウサギ「それ、馬鹿にしてる?」
ネズミ「してないよ」
ウサギ「いや、絶対してるね」
ネズミ「してないって。
だけど信憑性がないって、何で?」
ウサギ「だってネズミくんは忘れたものが何なのかを忘れているんでしょ?」
ネズミ「ん! そんなことない」
ウサギ「さっきそう言ってたじゃん」
ネズミ「いいや、言ってない」
ウサギ「確かに言いました」
ネズミ「言ってない」
ウサギ「今日のネズミくんは絶対おかしいよ!」
ネズミ「面白いね~」
ウサギ「何が面白いのさ!」
ネズミ「むきになっているウサギくんが、だよ」
ウサギ「!!!!
僕を構ってたの???」
ネズミ「暇だったからね」
ウサギ「うううう~
今日は完全に怒ったよ」
ネズミ「その怒ったウサギくん、可愛い!!
じゃあ、まったね~!
バイバ~イ」
ウサギ「んんん~ いらつく~
今日のネズミくんは最初から変だとは思っていたけど・・・
それにしてもまんまとしてやられた。
悔し~!!
ネズミくんと口を利くのをもうやめるか?
それともギャフンと言わせてやるか?
どっちがいいか?
兎に角今日のことは忘れないぞ~!
そしてきっと仇を取る。
うん! そう思うとワクワクする。
ただ返り討ちには合わないように気を付けなくちゃ!」
参考になりましたでしょうか?
あなたのお答は、恐らく
「NO!」
だったんでしょうね。
すみません!




