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第50話 クリスマス

年の瀬も迫ってきてそろそろクリスマスですね。

風邪を引いていませんか?

寝クリスマスや寝正月では淋しいですから、体調に気をつけましょう。

ネズミ「やぁ、ウサギくん」


ウサギ「やぁ、ネズミくん。今日はご機嫌だね」


ネズミ「分かる?」


ウサギ「そりゃ分かるよ。

 だって首を振り振り鼻歌を歌いながら来るんだもの」


ネズミ「クリスマスがもうそこまでやって来ているからね」


ウサギ「さっき歌っていた歌はジングルベルだったね」


ネズミ「おお、やっぱり聞こえちゃったんだ!

 これって楽しくっていい歌だよね」


ウサギ「ネズミくんもクリスマスは楽しいみたいだね」


ネズミ「そりゃそうさ。

 上手い喰いもんが一杯だからね」


ウサギ「だけど一人ぼっちのクリスマスって寂しくない?」


ネズミ「俺のことを馬鹿にしちゃいけないよ」


ウサギ「じゃあ誰かと一緒に過ごせるの?」


ネズミ「当たり前じゃないか。

 俺のいくところは楽しそうな家族ばっかりだからね!」


ウサギ「・・・・(何だかそれって違うような気がする)」


ネズミ「テーブルの上にはケーキが置いてあってさ」


ウサギ「僕はケーキを食べたことがないんだ」


ネズミ「そっか~、可哀そうに」


ウサギ「どんな味がするの?」


ネズミ「甘くってさ、口の中がフワフワのクリームで一杯になるんだ。

 これがもう美味しくってたまらないんだ」


ウサギ「ふ~ん、いいな~

 僕も食べてみたい!」


ネズミ「今度機会があったら持ってきてあげるよ」


ウサギ「ありがと。

 期待しないで待ってるよ」


ネズミ「少しは期待しなよ」


ウサギ「他にはどんな料理があるの?」


ネズミ「やっぱり鶏ももを焼いたやつかな~」


ウサギ「ウサギの肉も食べちゃうの?」


ネズミ「心配?」


ウサギ「僕は大丈夫だよ」


ネズミ「分からないよ~

 少しは心配した方がいいんじゃない!」


ウサギ「う~ん!そう言われると一寸ね~」


ネズミ「今晩辺り誰かがウサギくんを捕まえに来るかも知れないよ!」


ウサギ「悪い冗談は言わないでよ!

 今日は怖くて眠れなくなっちゃうよ」


ネズミ「ゴメン、ゴメン!

 そんなに怖がらせるつもりで言ったんじゃないから」


ウサギ「十分怖がらせてるよ」


ネズミ「話を変えよう」


ウサギ「そうして!」


ネズミ「クリスマスツリーって知ってる?」


ウサギ「それ知ってる!

 奇麗なんだよね~」


ネズミ「見たことがあるの?」


ウサギ「太郎くんが家に飾ってあるツリーの写真を見せてくれた」


ネズミ「クリスマスって何だか気持ちがワクワクするよね」


ウサギ「それに子供たちはサンタさんからプレゼントをもらえるんでしょ!?」


ネズミ「いい子にだけ、だけどね」


ウサギ「サンタさんか~

 それなら僕も何か貰えるかな~」


ネズミ「何が欲しいんだい?

 言ってごらん」


ウサギ「何が欲しいなんて考えたことがないから、直ぐに答えは出ないよ」


ネズミ「欲がないね~」


ウサギ「でもこの時期は寒いし早く暗くなっちゃうし、そんな時にクリスマスって明るい気持ちにしてくれて、いいよね」


ネズミ「それにさ、クリスマスが終わると次は正月が待ってるよ」


ウサギ「それも楽しいよね」


ネズミ「正月も美味いもんが一杯さ!

 俺もここで油なんか売っていないで、そろそろ正月の準備でもするかな!

 じゃあね、バイバイ!」


ウサギ「ネズミくんの正月の準備って、一体何をするんだろう?

 暫く悩みそう。

 でも楽しいことが続くって、いいよね。

 僕も前向きに考えようかな!」

プレゼント、何がいいかな〜?

なんて考えても、もうプレゼントはする側なので仕方がないのですが…

いや、幾ら歳をとっていても思いがけないプレゼントが届くかも知れないって思うのも悪くないかも!

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