第49話 ストレス
最近の寒さでストレスが溜まっています。
皆さんは如何ですか?
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「やぁ、ネズミくん。
額に皺を寄せてどうしたの?」
ネズミ「ここのところ急に朝が冷え込む様になったからね」
ウサギ「特に今日は寒かったよね」
ネズミ「いつも元気な俺でも、流石にストレスが溜まっちゃうよ」
ウサギ「僕もストレスが一杯だよ」
ネズミ「えっ! ウサギくんもストレス溜めてるの?」
ウサギ「そりゃ僕だって溜めるよ」
ネズミ「ノホホンのウサギくんが?
信じられな~い!」
ウサギ「・・・・(これがストレスの原因だよ)」
ネズミ「それでは質問です」
ウサギ「直ぐ話をはぐらかすんだから。
ひねくれた質問だったら答えないよ」
ネズミ「俺がそんな質問する訳ないだろ」
ウサギ「自覚が足りないね~」
ネズミ「それは俺の質問を聞いてから判断しなよ」
ウサギ「それはそうだけど・・・(またストレスが溜まった)」
ネズミ「じゃあ聞くよ」
ウサギ「はい、どうぞ!」
ネズミ「ストレスを溜めているって言うけど、それはどんな時?」
ウサギ「ネズミくんにいじられた時」
ネズミ「お! 即答したね」
ウサギ「さっき感じたばかりだから」
ネズミ「言うようになったね~」
ウサギ「そりゃ僕だって一応学習しているから」
ネズミ「その学習がストレスになってる、ってこともあるよね」
ウサギ「さすがにネズミくん。
指摘が鋭い!」
ネズミ「そうだろ!
兎に角俺達の周りにはいろいろなストレスの要因が一杯あるんだよ!」
ウサギ「そうだけどさ、ストレスって強弱があるんだよね?」
ネズミ「いいところに気が付いているじゃん」
ウサギ「最近は空が澄んでいて星がきれいに見える。これはストレスにはならない。でも寒いのは一寸ストレスになるよね」
ネズミ「おやまぁ、最近分析力が高まったね。
で、それが強弱とどう関係するのかな?」
ウサギ「慌てないで!
それに暗くなるのが早いよね」
ネズミ「それで?」
ウサギ「それはそれでいいんだけど、そうすると皆お家に帰るのが早くなるでしょ」
ネズミ「俺は暗くても平気だけどね」
ウサギ「太郎くんたちはいい子だから暗くなる前に帰るの!」
ネズミ「その言い方だと、俺はいい子じゃないみたいじゃないか~」
ウサギ「じゃあ、ネズミくんはいい子だと思っているの?」
ネズミ「その言い方、ストレスが溜まるな~」
ウサギ「皆が早く帰っちゃうとさ、一人ぼっちの時間が長くなっちゃうでしょ」
ネズミ「はは~ん! 寂しいんだ!」
ウサギ「うん、僕は寂しくなると強いストレスが溜まっちゃうんだよ」
ネズミ「ストレスの解消法、知ってる?」
ウサギ「知ってたら苦労はしないよ」
ネズミ「だよね~」
ウサギ「知っているんなら教えて!」
ネズミ「解消法はその原因によって異なるんだよ」
ウサギ「何だか本格的に感じる」
ネズミ「俺の答えは何時だって真髄を突いているからね」
ウサギ「自慢はいいから、その続きは!」
ネズミ「せかすね~」
ウサギ「もったいぶらない!」
ネズミ「もしだけど、俺が見つけた食い物をカラスや猫に横取りされたとする」
ウサギ「そりゃ凄いストレスになるよね」
ネズミ「最強のストレスだよ」
ウサギ「それはどうやって解消するの?」
ネズミ「そういう時はあの食い物は腐っていたと思うことにしているんだ」
ウサギ「ほ~!」
ネズミ「お陰でお腹を壊さないで済んだって考えるんだよ」
ウサギ「そんな風に考えられるんだ!
凄いね~」
ネズミ「俺は人格、じゃないネズミ格ができているからね」
ウサギ「他のケースは?」
ネズミ「美味しいと思った喰いもんが不味かった時、があるね」
ウサギ「皆食べ物関係だね。
流石、食いしん坊!」
ネズミ「一番分かり易いだろ」
ウサギ「そうかも」
ネズミ「そんなときはね、美味いものを見つけに他の所に出掛けるんだよ」
ウサギ「これは単純でいいね」
ネズミ「今朝みたいに寒くってストレスが溜まった場合は、どうしたらいい?」
ウサギ「う~ん、難しいな~」
ネズミ「教えてあげる。
ここに来てウサギくんをいじるんだよ!
これが俺のストレス解消策なんだ。
絶好調!
おまけに温かくなったし、そろそろ帰るかな!?
バイバイ!」
ウサギ「それで今日は僕の所に来たんだ~
悔しいな~
またストレスが溜まっちゃった。
こんな時ってどう対応したらいいんだろう!?
得意の穴掘りでもしてみようか!
それとも今度来た時にギャフンと言わせられるような質問を一杯考えておこうかな!
う~ん。
アイデアは思い浮かばないけど、いろいろ考えていたら何だかスッキリしてきたみたい。
もしかして僕って、単純なのかな?
でもそれって、いいことかも・・」
ネズミくんの様な解消法は時に人を傷付けてしまうこともあるかもしませんので、お気をつけください。




