表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/52

第32話 腹(はら)のムシ

これは第31話の続きです。

こちらを読まれてから、32話をお読みください。

そうすると一寸いい気分になれるかも知れません。

ネズミ「やぁ、ウサギくん」


ウサギ「やぁ、ネズミくん。

 丁度いいところに来た。ネズミくんに話したいことがあったんだ」


ネズミ「珍しいね。どうしたんだい?」


ウサギ「ネズミくんに質問!」


ネズミ「算数? それとも国語かな?」


ウサギ「そういうのじゃなくて・・・」


ネズミ「当ててみようか!」


ウサギ「多分無理だよ」


ネズミ「そんなことはないさ!

 ウサギくんの考えることなんて、たかが知れてるからね」


ウサギ「・・・・」


ネズミ「喰いもんのことだろ!?」


ウサギ「違うって!

 全くネズミくんは独りよがりなんだから」


ネズミ「分かったよ。

 じゃぁ何が聞きたいんだい?」


ウサギ「あのさ、太郎くんの友達に、何かした?」


ネズミ「ん? 何のこと?」


ウサギ「この前話した僕の耳を掴む子のことなんだけど・・」


ネズミ「あぁ、ウサギくんに意地悪する奴のことだね。

 それがどうしたって?」


ウサギ「何だか知らないけど、昨日太郎くんがその子を連れて僕の所に謝りに来たんだよ」


ネズミ「へ~!

 そんなことがあったんだ」


ウサギ「そうなんだよ」


ネズミ「それでどんな風に謝ったのさ?」


ウサギ「もう耳を掴んだりしないから、って」


ネズミ「良かったじゃない」


ウサギ「そうなんだけど、何で急に謝りに来たのかそれが分からないから、もしかしたらネズミくんが何か仕掛けたのかな? って」


ネズミ「そんなの、知らね~よ!」


ウサギ「それならそれでいいんだけど」


ネズミ「でも、とにかく良かったじゃん」


ウサギ「うん。でも変なんだよね」


ネズミ「何が!」


ウサギ「だってその子の上履きだけが何かにかじられちゃったみたいで、かかとの所がボロボロになっててね」


ネズミ「ふ~ん」


ウサギ「おまけに上履きの中に何かの本の紙切れが入っていて・・」


ネズミ「本の紙切れ!?」


ウサギ「うん。

 それにウサギの嫌がることっていう項目があって、耳を掴まれることって書いてあったんだって」


ネズミ「凄いじゃん」


ウサギ「それでこの子は太郎くんに相談したようなんだよ。

 これってあまりにもタイミングがいいと思わない?」


ネズミ「別に!」


ウサギ「タイミングが良すぎるよ。

 だってこの前ネズミくんにその話をして、それで昨日だから」


ネズミ「それはウサギくんがいい子だから神様からのご褒美なんじゃない!」


ウサギ「そうかな~」


ネズミ「きっとそうだよ」


ウサギ「でも、嬉しかったな~

 僕の気持ちが伝わったようで」


ネズミ「これで俺の腹のムシも治まったよ!」


ウサギ「ん! やっぱりネズミくんが?」


ネズミ「関係ないよ!

 じゃぁ、又来る、よ!」


ウサギ「ネズミくん、嬉しそうにしてくれた。

 最後までしらを切っていたけど、きっとネズミくんが仕掛けてくれたんだと僕は信じて疑わないよ。

 なんだかんだ、いいところがあるんだよね。

 ネズミくん、ありがと!

 今日のネズミくんはかっこよかったよ!」

こういった味方(友達とか)がいると心強いものがありますよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ