表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/52

第26話 指定席(指定席)

この暑いさなか、参議院選挙が始まりましたね。

さて、誰に投票しようかな?

どの党に投票したらいいんだろ?


ネズミくんは投票権が無いのですが、考えているみたいですよ!

ネズミ「やぁ、ウサギくん」


ウサギ「やぁ、ネズミくん。今日は何だか覇気はきがなさそうだね」


ネズミ「そうなんだよ。

 どっこいしょっと!」


ウサギ「おや! 今日はネズミくんのそこの指定席に座るのに、掛け声がかかったね」


ネズミ「こう暑い日が続くとね。いくら俺でも流石さすがに疲れるよ」


ウサギ「ネズミくんが座るその石は焼けてない?

 おしりが火傷やけどしちゃうかもよ!」


ネズミ「大丈夫だよ。ここは丁度ちょうど日陰になっていて、いい感じさ」


ウサギ「ネズミくんがひじをかけるケージのわくの方は大丈夫?」


ネズミ「こっちの方はちょっと熱いな。でも肘をつかないとしんどいからね」


ウサギ「何だかおじいちゃんみたいな言いぶりだね」


ネズミ「情けないけど、全く自分でもそう思っちゃうよ!」


ウサギ「ところでその石、座り心地がいいの?

 丁度ネズミくんのお尻にサイズがピッタリみたいだけど」


ネズミ「うん!ピッタリサイズだよ!

 俺はウサギくんと違ってスマートだからね」


ウサギ「・・・・(嫌味いやみっぽいいいかたするな~)」


ネズミ「ところでウサギくん。

 今この石を俺の指定席だって言ったけど、指定席にもいろいろあるって知ってる?」


ウサギ「いろいろって?」


ネズミ「実際の椅子ばっかりじゃないってことだよ」


ウサギ「へ~! そうなの?」


ネズミ「この前テレビで言ってたんだよ」


ウサギ「またどこかのお家で盗み見したの?」


ネズミ「人聞き、おっと違った、ネズミ聞きの悪いこと言わないでくれよ。

 単なる俺の出先の内の一つなんだから」


ウサギ「それで、なんて言ってたの?」


ネズミ「また選挙があるって知ってる?」


ウサギ「知ってるよ。選挙カーが良くこの辺にも来てるからね」


ネズミ「ウサギくんも成長したね。

 俺のおかげで!」


ウサギ「分かってるよ!

 だからそれはもう言わなくてもいいと思うんだけど・・・ね」


ネズミ「君には何回も言っておかないと、多分忘れられちゃうから」


ウサギ「・・・・」


ネズミ「それでさ、今回の選挙に当選すると6年間ず~と議員の椅子に座れるんだって」


ウサギ「そんなに長く?」


ネズミ「それでさ、もう何回も当選している人がいて、この地域はこの議員の指定席ですね!って言ってたんだよ」


ウサギ「なるほど~

 それも指定席なんだ」


ネズミ「これって、凄いことだよね~

 多分この石よりも、相当座り心地がいいんだろうね」


ウサギ「そんなに長く座っていられるんじゃ、そうなんだろうね」


ネズミ「俺のここの指定席なんか、誰かが来てこの石を蹴飛けとばしたらそれでおしまいさ」


ウサギ「確かに」


ネズミ「でも6年もの間、何してるんだろ! ましてや何回も当選している議員のことが気になるよね」


ウサギ「えっ! 物知りのネズミくんも知らないの?」


ネズミ「そんなもん、知ってるわけないよ」


ウサギ「なんで?」


ネズミ「だってさ、選挙の時に言うことは言ってもそれをやってるか、やれてるかの結果は確認できてないんだから」


ウサギ「そうなんだ~

 じゃあ、その議員は結果が伴なわなくてもそのなが~い間をず~と指定席に座っていられるんだ」


ネズミ「ね~!

 それが不思議なんだよね~

 あぁ、そんなことよりこの俺の指定席、何時まで健在でいられるか、俺にとってはそれが問題だな~」


ウサギ「ネズミくん、ぼやきながら帰って行ったけど、この石、誰かが蹴飛ばさないようにしてあげたいな。

 だけどそれは僕にはできないことだよね。

 残念だけど、こればっかりは仕方ないか!」

先ずは熱中症にかからないように気をつけましょうね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ