第22話 から梅雨(つゆ)
今年の梅雨はとてつもなく暑いですね~
皆さん、熱中症に気をつけましょう!
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「やぁ、ネズミくん。
今日はどうしたの? やけに元気がなさそうだけど・・・」
ネズミ「こんな気候だろ。疲れが溜まっちゃってさ。
だから元気なんか出るわけないよ!」
ウサギ「そうだね。寒いかと思ったら急に暑くなって。 僕も体調が少しおかしいよ」
ネズミ「俺はこの時期が一年中で一番嫌いなんだ」
ウサギ「梅雨ってじめじめしていて、確かに気が滅入ることが多いよね」
ネズミ「蒸し暑いし、せっかくの食い物は腐りやすいし、いい事無いね」
ウサギ「一層のこと梅雨なんて無くなったらいいのに」
ネズミ「おぉ! 凄い事言うね!」
ウサギ「ネズミくんもこの時期が一番嫌いだって言うんだから、そう思うだろ」
ネズミ「とんでもない!
俺はそんなことは絶対に思わない」
ウサギ「おやまぁ! それはまた、どうして?」
ネズミ「ウサギくん、もしこの梅雨がなかったらどうなると思う?」
ウサギ「大好きな春が、なが~く続くことになるよね」
ネズミ「だから君はボンクラだって言うんだよ」
ウサギ「・・・・(これまでそんなこと誰にも言われたことはないけど)」
ネズミ「梅雨がなかったら春からいきなりクソ暑い夏になっちゃうんだよ!」
ウサギ「へぇ~! そうなんだ」
ネズミ「そうさ。今年の梅雨は雨が余り降らなくって、つまり《《から》》梅雨だって言われてるんだ」
ウサギ「つまりそれで最近こんなに暑い日が続いているわけなの?」
ネズミ「ウサギくんにしてはやけに呑み込みがいいじゃないか」
ウサギ「褒められちゃった!」
ネズミ「別にそんなに褒めたわけじゃないけど、つまりはそう言うことだよ」
ウサギ「じゃあこのままとんでもなく暑い日が暫く続くって言うことなの?」
ネズミ「そうなるかも知れないね」
ウサギ「何か対策を考えないといけないよね」
ネズミ「どうしたんだい。そんなアイデアマンみたいなこと言って。
ウサギくん。暑さの所為で熱でもあるんじゃないのかい?」
ウサギ「僕はただ《《のほほん》》としているだけじゃないからね」
ネズミ「ほぉ~! 大したもんだ」
ウサギ「ところで、どんな対策をたてたらいいんだろうね」
ネズミ「何だ!やっぱりウサギくんは何も考えていなかったんだ。
それでこそウサギくんらしい!」
ウサギ「はちゃ~! 言われちゃった!
ところでこの暑さで一番の問題って何?」
ネズミ「そうだね~!?
畑なんかで野菜が熱で焼けてしまって上手く育たないってことかな!?」
ウサギ「そりゃ大変だ!
僕の食材も危機状態ってことだよね!」
ネズミ「正解だね!」
ウサギ「やっぱり梅雨がない方がいいなんて言ったことを反省して取り消すよ」
ネズミ「それがいいね。
でもウサギくんが取り消してくれても、今日のこの暑さは、多分、どうにもならないだろうけどね。 ふ~っ!
そうだ!
河原にでも行って涼んでくるか!?
ウサギくんも熱中症に気を付けるんだよ!
じゃあね」
ウサギ「今日のネズミくん、随分と優しいこと言ってくれた。
なんだかんだ、やっぱり友達なんだね。
そう思ったら何だか少し涼しくなってきたような気がする。
あっ!
河原には蛇がいるんだよね。 ネズミくんが食べられたりしないか心配だ。
一言、言ってあげればよかった!
(こんなこと考えたら、また暑くなってきちゃった!!!)」
作者もこのアツケでヘロヘロで〜す




