第十三話 花粉症(かふんしょう)
毎日花粉がスゴイことになってます。気象庁の「極めて多い」という表現に愕然としています。
あ〜〜!!
ネズミ「やぁ ウサギくん」
ウサギ「やぁ ネズミくん。今日はどんな話?」
ネズミ「今日はね、今盛りの花粉症について教えてあげようと思ってさ」
ウサギ「僕は花粉症じゃないから」
ネズミ「今は違っても何時なるか分からないんだよ!」
ウサギ「へえ~ そうなの?」
ネズミ「もしかしたら俺と話をしている最中にウサギくんが花粉症になるかも知れないんだよ」
ウサギ「そんなに突然になっちゃうの?」
ネズミ「そうさ! 特にうさぎくんは目玉が変にでかくて、それで危機感も持ってないし、おまけに《《のほほん》》としているから成り易いんだよ!」
ウサギ「そんな言い方しなくてもいいのに!」
ネズミ「一寸言い過ぎちゃったかな!
だったら悪かったよ!」
ウサギ「へぇ~、ネズミくんが反省した。珍しい!
でもその言い方では余り反省してるように思えないけど」
ネズミ「謝ったんだからそれでいいだろ!」
ウサギ「・・・・・(開き直った。あきれてものもいえないよ)」
ネズミ「ところで、花粉症の症状は知ってるかい?」
ウサギ「知ってるよ」
ネズミ「なら言ってごらん」
ウサギ「鼻水が出て、目が痒くなるんだろ」
ネズミ「概ね正解だね」
ウサギ「概ねって、これじゃ足りないってこと?」
ネズミ「そう、足りないね」
ウサギ「何が足りないの?」
ネズミ「知りたいかい?」
ウサギ「相変わらずもったいぶるんだね」
ネズミ「当たり前だよ。
君が知らないことを教えてあげるんだよ」
ウサギ「別に僕は『知りたい!』ってそんなに強く思っている訳じゃないから」
ネズミ「じゃ 教えないで帰ろうか」
ウサギ「ここまで言って、そんなことをしたら友達をなくすよ」
ネズミ「君が素直に『教えてください』って言えばそれで済むんじゃないかい!」
ウサギ「そういう方法もあるんだろうけど・・・
まぁ、さっきネズミくんが珍しく反省してくれたから、今度は僕が反省しなくちゃかな」
ネズミ「当然だよ。
反省してからお願いするんだよ!」
ウサギ「そうするよ。
ご免なさい。教えてください」
ネズミ「仕方ない。じゃあ教えてあげるよ」
ウサギ「・・・・」
ネズミ「その他に『イライラ』があるんだよ!」
ウサギ「もしかしてネズミくん、花粉症になっちゃったの?」
ネズミ「何でさ? 俺は花粉症じゃない」
ウサギ「だって目が潤んでるし、鼻水も垂れてるし!」
ネズミ「・・・・クシュン!」
ウサギ「ネズミくん、やっぱり・・・・」
ネズミ「うるさい! 帰る!」
ウサギ「可哀そうに!
ネズミくん、花粉症を認めたくないんだろうけど、後ろ姿が何だか辛そう。
そうか、だからネズミくんはイライラして僕に散々《さんざん》当たり散らしてたんだ。
早く花粉が収まってくれたらいいよね」
どなたか、読まれたご感想をいただけたら花粉症に打ち勝てるかも!
宜しくお願いします。




