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1話 人間転生

この作品をより良くそして、私自信も成長していきたいので、既読感覚のいいね、そしてコメントお待ちしております。

我は神だ。正真正銘皆が崇めたてまつる神だ。

天使(したずみ)時代から誰よりも努力し、そして出世してついに憧れの神様になれた。




なのに、想像と違いすぎる。




見かけだけでただの人間と変わらないし、魔法は使えない……

人間界には関与できないし、唯一することがあるとしたら神託を授けるくらい。あとはずーっと人間界を眺めてるだけ。

映画をずっと見てる気分だよ。最初は楽しかったけど、もう飽きた。あ〜神様やめてぇ〜。この雲の上にあるものといえばイスと机と人間界への鏡だけ。娯楽が全くないのだ。

ん? ちょっと待てよ?

鏡を通ったら人間界へ転生できるんだよな? 本来はやることなくなった天使が入るんだけど、これって神様が入っちゃダメとか決まりなくね? 神様から人間になりたいと思った前例すらないからな〜他の神の皆よく飽きないよな〜


「よし! いっちょやったるか! トォ!! 」




「オギャァ! オギャァ! オギャァ! 」


「元気な赤ちゃんですね〜男の子ですよ」


「 この子の名前はハルよ……」








そうして、我は転生した。突然だが、伯爵家の5男として生まれ5歳となった。何故か記憶がそのまま残っていたことには驚いたが、割と便利だったので良しとしよう。

母乳を飲む時は少し困ったが……

我が見ていた世界には魔法がある。神界では魔法は使えなかったので是非とも魔法を使ってみたい。

そういえばこの体のステータスを見てなかったな。


「ステータス! 」


な!?職業(ジョブ)が神だと!?

しかもなんだこのステータスは……全ての数値がカンストしている。


この世界では魔法は使えるからもしかしたら凄い魔法も打てるのでは!? いやちょっと待て。このステータス見られたら色々まずくないか? ステータスカンストはまだしも、いやそれも十分やばいけど、それよりもこれだ! 【神】

なんだよ職業神って! 見られたら絶対やばいって!

何か役立つスキルないかな〜あっ!スキル生成?

なにこれ?想像したスキルが使える。1日に1回までスキルを作れる。この世界に、害を与えるようなスキルは作れない。

なるほどな〜これめっちゃ強くね!?

言い換えると1日に1回世界に害を与えないスキルを作れるってことか?

じゃあ最初はこれに決まりだな!


「スキル生成! ステータス改変! 」


まずは職業(ジョブ)【神】を消して、何を入れるか……魔法使いとしとこうかな。そして、ステータスは子供らしい数値に変換しよう。

よしよし、これで完璧だ。面倒事は避けたいんだよ。


「ん〜♡かわいい坊っちゃま〜 朝食の時間ですよ〜♡」


こいつは我の専属メイドのサラだ。いつもこいつは我の世話をしてくれる。思いやりがあって優しいやつだ。少しスキンシップは激しいが。

今まで生きてきて分かったのだがどうやら我は5男という理由で礼遇されてるらしい。まぁ、一応これでも伯爵家なので食事などは平民と比べたら豪華な方だ。

まぁお兄さまやお姉さまと比べたら地味だがな。

それに、後継者争いとか面倒なことにならないですむ。

もはや、これが1番良かったのかもな。

そう考えると、サラは我が冷遇されてるのも知ってるのに、しっかり愛情もって面倒見てくれてる。母親は見たことがないので、実質サラが母親だ。この恩は絶対返すからな〜


「坊っちゃま! 今日から家庭教師の方が来てくださるようです! お勉強頑張ってくださいね! 」


あ〜そうだった。今日から我も家庭教師がつくのだった。我も一応伯爵家なので教養をつけろということだった。勉強は個人的に好きだ。まぁ、好きじゃないと、出世できなかったからな。今までただ見てただけだったのでこの世界のことあまり詳しくは知らないから正直ありがたい。



「初めましてハル様。本日をもちましてハル様の家庭教師となったサリナです。ハル様にはこの帝国の歴史、そして魔法を覚えて頂きます」


「はい! よろしくお願いします! 」


「いいお返事ですね。ではまずらこの帝国の歴史を学びましょう」


「この帝国、サルベール帝国は魔王を倒した勇者様が、お生まれになった都市として、有名です。このサルベールというのは、勇者様の名前からとっているんですよ。サルベール帝国は魔法国家として名をあげています。だから、この帝国の貴族は、魔法によって序列を決めるのです。伯爵様の祖先様はこの帝国で王様と並ぶ程の魔法使いだったんですよ。魔法の力は子に遺伝するので、伯爵家の皆さん皆とてつもなく強いんですよ。そして、貴族の子供は、6歳になると神殿へと向かい、神様から職業(ジョブ)を受け取るのです」


「はい! 先生! 質問いいですか? 」


「なんでしょう。ハル様」


「貴族しか魔法を使えないんですか?」


「いいえ、使おうと思えば使えるはずです。子に力が遺伝するといいましたけど、潜在能力の高い子なら問題ないですからね」


「じゃあなんで貴族しか職業(ジョブ)を受け取れないんですか? 」


「1部の貴族が、平民が力を持つことに抵抗があるからです。この帝国は魔法の力によって序列が決まるので、自分の立場が揺らぐのが怖いのでしょう。そもそも、平民が魔法を習おうとする行為さえも実はあまり良しとされてないのです。さて、今日の授業はこれまでにします。また明日、お会いしましょう」


「はい先生! ありがとうございました」




「坊っちゃま、いっぱいお勉強できましたか? 明日も頑張りましょうね!」


「うん! 頑張る! 」


我のこの世界でやりたいことができた。

それは誰もが自由に魔法を習え、好きなことが出来る世界。

そんな世界を作りたい。身分の差でできないことがあるなんて、そんな酷いことがあってたまるか。そういえばこの帝国は魔法の力によって序列が決まるんだったよな? だったら、我が魔法の力を世界に示せば、この世界を我が思う世界に変えられるのではないか? よし! やってやる! 実力隠すなんてことはしない! 我の力を世界に示し、必ず実現させてみせる!


この物語は神様だった主人公が人間へと転生し、この世界を変える物語である。





読んで頂きありがとうございます。

次回の連載までしばらくお待ちくださいm(_ _)m

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