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●悪役キャラに転生したみたいなので闇の秘密結社を作ったら何故かハーレムになっていた件  作者: Crosis
第三章

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神獣化

 そして、私一人に対して集落の住人、そのほぼ全員が私に攻撃しようとしてきたので私は横方向の広範囲に攻撃できる武術系スキル【餓狼一閃】を行使する。


 そのたった一撃で、私を背後から攻撃しようとしてきた者達を吹き飛ばす。


「いったい何をしやがったっ!?」

「何って、武術系スキル【餓狼一閃】を行使しただけだけど? まさか、この程度のスキルで一掃できてしまうくらいここの集落の連中が弱かったなんて、こんな事であればもう少し早く潰しに来れば良かった。 本当、弱すぎて話にならない」


 そして、この光景を見たお姉ちゃんが私に向かってどんな攻撃をしたのか聞いてくるのでスキル名を素直に答えてあげる。


 普通敵に対して馬鹿正直に答えるなどという事はあり得ないのだが、お姉ちゃん含めてここの集落の人間であれば答えた所で対策をされることもないだろうし、そもそも無防備に突っ立っていたとしても危ないとも思えない。


 そもそもこの武術系スキルなのだが私のご主人様に教えていただいた技だったりする。


 初めは狼系の種族だけが覚える事ができるという武術系スキル自体存在している事を知らなかった私は、ブラックローズの一員になったばかりという事もあり当初は半信半疑であった。


 そもそも武術系スキルは人族が私たち獣人に対抗する為に作られたスキルであると思っていたので、この、獣人族でも覚える事ができるスキルがあると知った時は『もしこれが本当であれば、いつかこの集落に一矢報いる事ができるのでは? と人知れず歓喜したものである。


「そんな訳がないだろうっ!! 私たち獣人がスキルなんて覚える事ができるわけがないっ!! それに武術系スキルなんか弱い人族共が私達獣人族に対抗するために編み出した弱っちい技の筈だろっ!? 恥ずかしくないのかよっ!? そんな技を使ってっ!!」

「弱っちい……?」

「だってそうだろっ!! 私達はそんなスキルなんか使わなくても強いんだからなっ!!」

「ふーん、でも今その弱っちい技とやらを使っている私に対して集落の連中が総掛かりでもかすり傷一つ付けれてないんだけど?」


 今この状況を見てお姉ちゃんはまだそんな古臭い事を言っているのかと少し腹が立ってくる。


「そ、それは……きっと何かの間違いに決まっているっ!! そもそもこの私がお前ごときに負けるなど本来であれば有り得ないねぇだろうがよっ!!」

「うーん、そこまで言われると私ももう手加減するのをやめて全力でここにいる全員潰す事によってその糞の価値も無い価値観をぶっ壊したくなってきた。 という訳で神獣化して一気に潰す」

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