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《OCO》-オブシディアンクリスタルオンライン-  作者: 仲元心影
第一章 『月夜の世界から始まる黙示録』
34/46

第一章-9 攻略するHIGH SPEED BATTLE

今月で《OCO》


PV3500人突破した事を、ここでもご報告いたします!


本当に見てくれて、ありがとうございます!!


それでは、本編をどうぞ!!





 彼は、《超能力ちょうのうりょく》を行使する。



「……!!」


「……!!」

 飛び出したタイミングで、攻撃を開始される。



「――――――」

 銃弾が、散らばっている。


 とにかく速いから、不規則に。 


 そして機械きかいてきに、発砲している。



「……排除」


「排除」



「――――排除」



「………………」


 対策してきたか……


 一体を逃がしたのが、原因だろうな……



 心の中で呟き、彼なりの結論を出す。


 いくら予測でばらまかれても、銃弾じゅうだん自体じたいの速度が()()()()意味がない。


 彼はアクロバティックに回避かいひ行動こうどうを取って、敵の対人たいじん砲火ほうかをかい潜る。



「――――――」

 どうせアンドロイド。


 性能が分かってない以上、混乱させる可能性はないと考えるべき。


 ならば、優先事項は。


 行動はただ1つ。



「――――!!」


 パン、パン!!


「……ッ!!」

 アイリスを、〝助ける〟。


 そう彼が向けた先に映る、アイリスが後退している場面。


 発砲しても、人離ひとばなれした動作で防がれる猛進もうしん


 天烏兵アマガラスへいは撃った隙を付いて、アイリスの持つ銃身を上に取り上げる。



「あ……!?」


「……終わりです、アイリ様……ッ!!?」

 気付かれた。


 視界に捉えられた。


 でも、刀の刃先はアイリスの方に向いている。



「――――――」

 露骨ろこつに、軽銀歩兵アンドロイドどもが撃ってこない。


 射線しゃせんじょうに、天烏兵マスターがいるから。



「――――ッ!!」

 懐に入れる。


 刀を振るより先に、攻撃ができる。


 だから《宝剣》を、胸ぐらに突き刺した。



「――――――」


「……が、あぁ……!!」

 白い血があふれる。


 冷たい空気が、悪寒と共に背中に走る。



「……ッ」

 マップに意識を持っていく。


 そして、《宝剣》を引き抜いた。


「あっ……!!」

 倒れる天烏兵を他所よそに。


 彼は振り返る。


「排除……!!」

 当然と予測した。


 軽銀けいぎん歩兵ほへいがアルミ剣を持って、振り下ろそうとしてくる事を。


「――――――」

 彼が気付いても、斬撃ざんげきは届いてしまう。


 彼が残された道はただ1つ。



 ――――――《パリィ》。



「……ガガッ!!?」


「――――――」

 〝居合いあい斬り〟の様に、アルミ剣を打ち上げて。


 身体を大きくらせる。



「……ッ」

 彼はいきおいを殺してから、ある〝体勢たいせい〟へと構える。


 それは、《アクションスキル》。



「……!!」

 初期のスキルとは言え、汎用性は高く。


 急所とタイミングがさえ合えば、かなり大ダメージを与える事できる。


 そんな、〝突撃とつげきがた〟の《アクションスキル》。



「――――《アクションスキル》!!」

 放つ、光のエフェクト。



「……ギャアァァッ!!!」

 剣先から光まで、敵に一閃を叩き込む。




「――――《スラッシュ・レイド》!!」

 スキル名を明かすと、白いダメージエフェクトが散って。


 汚れた《宝剣》を振り払う。



「……キキ!」

 隙を突かれた。


 軽銀歩兵3体に囲まれた。


「――――――」

 銃口を複数向けられ、彼は〝直感〟した。


 このままではヤバいと。


 本能的に《加速》を行う。



「ハ………………イ……」

 意識を高速化しただけだ。


 身体アバターは、システム硬直こうちょくに囚われている。



「――――――」

 光が灯る。


 弾が出てくる。


 そう視認した瞬間、()()()()()()



「……ジョ………………!!」

 飛び出したエネルギー弾は光線を描き、真っ直ぐ彼に襲いかかる。


 一瞬だけど、大きく動けるのであれば―――――



「――――――!!」

 彼は身体を大きく、空中に浮かせる。


 不安定な体勢で、力強く地面をれた。


 自分の身長分くらいの高さで、頭を地面に向けながら。



「…………………………ッ」

 弾を、流れさせる。



「――――――」

 交錯こうさくする弾の雨から少し、離れた所から着地して。


 ――――彼は、目の前の敵を排除する。



「………………」

 高速移動だから、空中には無理だろうと視野しやせまめている。


 〝人の常識〟だから。


 でも、彼は〝分かって〟しまった。



「――――――」

 空中でも、《加速》が使える事に。



「……………………ッ!!?」

 気付いても、遅い。


 彼は空中で身体をひねり、勢いを付けたまま。




――――――《加速》を、解除する。



「…………!?!?」


「フゥゥ……ッ!!」

 頭に、沈む。


 《宝剣》が。


 食い込んで、一瞬の間が空いて。




 軽銀歩兵アンドロイドの上半身は、左右に分けられた。








シャドウの脳は、すでにーーーー


次回の更新は25か26日になります!


お楽しみに!!





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