女の戦い
男の仕事には定年退職というゴールがあり
男の戦いには敗者の死というゴールがある
女の仕事にはゴールが無く
女の戦いにもゴールが無いと言われている
でも後妻打ちにはルールがあったし女だって際限なく戦いを続ける訳じゃない。
でも女の戦いってパターン的には
・大奥
・嫁と姑
・ヒロインと悪役令嬢
これくらいしか小説では描かれていない。
女性向けラノベ作家さんは若すぎて描けないだろうし男性作家さんの想像の範囲外ではもっとくだらなくて軽い戦いなら他のパターンだってあると思う。
恋愛vs見合い
本人の意思vs双方の相性
これにちょっと手を加えて女性達による二大派閥とした現実世界っぽいパラレルワールド。
・相性の悪そうな恋人同士に口出しして早期に別れさせようとするお見合いおばちゃん軍団
・勝手に燃えあがらせておいて破綻するまでを愉しむ恋愛至上主義おばちゃん軍団
この二大派閥の争いに翻弄される相性微妙な恋人たち
主にお見合いおばちゃん軍団が攻撃側で恋愛至上主義おばちゃん軍団は防御になりそうだけどね。
この恋人たちを媒体にしたおばちゃん達による二大派閥の抗争劇は当人同士が戦わないだけにルールがあってもおかしくないと思うんだ。
だって第三者だもの。
自分の家庭とか何もかも犠牲にして戦う訳ないもんね。
ある意味仁義ある戦いになるはずなんよ。
仁義をなくしたら自分が標的にされちゃうから。
そういう細かいルールを考えてみるのも面白いかも。
すごくくだらない戦いだしそのルールもチャラいんだろうな。
で、なぜこういうのが男性作家さんや若い女性に描けないかというと恋人たちの相性というものへの理解度だと思います。
男性にとって恋とはするもの、落ちるもの。
若い女性にとって恋とは恋に恋しながら映画や小説で楽しむもの。
恋愛小説を好むのは恋をしない人かしていない人なんだよね。
作中人物は他人の恋なんて興味ないでしょう。
おばちゃん達にとっての恋。
女というものは滅多なことでは恋する事が出来ない生き物だと思い知った上でこれまで磨き続けた人間観察力を使って恋人たちの相性を判定しその恋の行く末を予測するもの。
機械的な相性判断と違っておばちゃん達の予測は正確だよ。
シビアさを不純物扱いしないからね。