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ザ・ユニコールワールド  作者: クレシアン
テロリスト事件
22/41

クエスト108:ババ抜き

二日連続の投稿です!

ドラクエ11のキャラ全員がようやくレベル99に達しました!!

奇跡の雫がメタキンからドロップしなければなかなか苦しかったかもしれないです。


「残念だけどもその提案には乗れないわね」

「ふむ、やはりだめでしたか。さすがは奥様の使者といったところですね」

「!?」


 私はその言葉を聞き身構える。

 

「ただの記者がここまで危険を犯す理由などありませんよ。

残念ながら芥川博士が気づけないとでも?」

「そう、なら一刻も早く決着をつけなければならないわね」

「ならば貴女、築山朱里はこの私に挑もう、ということでよろしいですか?」


「ええ、そういうことになるわ」

 

 私がそう言った瞬間。目の前の男、セイアッドは急に笑い始めた。

 笑うだけではない、表情も何もかもが豹変したといえる。

 

「ひゃはははは!! 言ったなぁ!? その言葉を俺は待ってたぜぇ!!」

「これは......!?」


 全身から何かが抜けた。なんだろう?

 これはまさか。

 

「音が聞こえにくい......」

「そう、これは能力無しの真剣勝負」


 男はポケットからトランプを取り出した。

 

「驚いたか? 俺は悪いが戦闘要員じゃあねえんだ。

しょうもない賭け事が大好きな悪い弟さ」

「あら? 殴り合いとかよりは充分ましだと思うわ。私は」


 私は椅子に腰掛けた。

 うん、今の私が戦いになったらとてもまずい。

 だからこそこういう展開は願っても無い。

 

「さて、ここでルールを説明しようか。お前は恐らく読心術で芥川博士の情報を聞き出す。

しかし俺の能力により封じられた。これは勝負が終わるまで永続的に続く」

「つまりはあなたに勝たなければ能力は戻らない訳ね」


 なるほどなるほど。

 漫画とかでもよくある急にくる心理戦的なアレね。

 いいじゃない、私にはそっちの方が合っているわ。

 

「トランプで何をするかはお前が決めろ。

しかし一般的に知れ渡っているものにしてくれよ?」

「ふぅむ......?」


 トランプで二人で知れ渡っているものでねぇ......

 こちらに決めさせるあたり相当な自信があるとみた。

 必勝法があるものだとこちらが逆に危うくなる。

 

 さて、ここはどうしたものかしら。

 

「少し考えてさせてもらえるかしら?」

「ああ。急ぐ必要は無い、構わないぞ」


 私は真剣に考える。

 ここで重要なのはあせらないこと。

 恐らく戦い慣れしてるあのお二人はきっと大丈夫。

 私はしっかりと強襲されたこの状況を凌ぐことに賭けるのよ。

 

「ババ抜きでいいわ」

「はぁ!? ババ抜きぃ!?」


 そうババ抜き。

 本来なら3~4人以上で遊ぶことが定番なこのゲームを私は選んだ。

 

「まあできないこともないからいいが......」

「そうしてくれると助かるわ。私はババ抜きが得意なのよ」


 そういうと男は一瞬首を傾げるが気にせずカードをシャッフルし始めた。

 

「あ、待って頂戴? ババ1枚を含めたらトランプは53枚。

片方が多くトランプをもらってしまうのは公平ではないわね」

「ならばどうしろってんだ?」


 私は彼からトランプを取りジョーカーを抜き出した。

 

「私が初手にババをもらうかわりにあなたが27枚でスタートして頂戴」

「!?」


 そう、私ができるのはこの場を乗り切ること。

 全力でいかせてもらうわよ?

 

 

☆     ☆     ☆

 

 

光陰如流水(ザ・ファイブス)!!」


 敵と名乗ったからには容赦はしない。

 俺はフルスピードで地面を蹴り刀を振るった。

 

「あらぁ速い。けどそれじゃあ私を倒せないわよ?」

「ッ!!」


 女は瞬時に俺の刀を避けレジ台の上へと飛び乗った。

 避けたのか? いや、俺の光陰如流水は音速に到達した。

 こいつは――

 

「たまげたな、瞬間移動とは」

「よくわかるのねぇ。そう、メンバーをあなた達に届けたのはこのアタシ。

悪いけどその熱が尽きるまで付き合ってあ・げ・る♪」


 ふざけたヤロウだが確かにただ速度をあげる俺との相性は悪い。

 いや、このスキルはまさか。

 

「1つ質問がある。芥川翡翠の兄には俺を越える速度を持つ。

そう、今のお前のように移動自体が見切れぬようなスピードだ。......お前と関係があるのか?」

「そうねぇ......それは」



 女が考えるような仕草を見せた瞬間、突如女の腕が消えた。

 ......まずい!!

 

 

「ぐっ......」

「あら避けられた。首を頂いたと思ったのに」


 この女。腕だけを部分的に瞬間移動させやがった......!!

 辛うじて腕がでる瞬間に反応し避けることができた俺だが肩に刃が直撃する。

 血の量からしてそんなに長期戦にはできないぞ......

 

「そのことはアタシは知らないけど今は目の前の敵に集中したほうが身のためよ?

見える、見えるわぁ。あなたが数分後に血溜りに倒れるその姿が」


 さて、こいつはどうする......

 血を押さえ止血しながら目の前の強敵を睨みつけた。


芥川翡翠のスキル解説コーナー


名前:いざ尋常にあれ(バランスタイル)

ランク:☆☆★★★~

能力:相手のスキルを封印することができる。

①封印するには条件が必要であり、相手が勝負に名乗りをあげることである。

②封印後、解除できるのは本人が許可したときのみ。死してなお残り続ける。

翡翠コメント:自身のスキルに心酔している人ほどこのスキルの餌食になる、そんな変わった能力だね。

条件こそ満たさなければならないものの、恐らく初見では必ずこのスキルにかかってしまうことを考えると少し面白い気もする。しかしこの能力者は規律を重んじる誠実な人だから武装して一方的に相手を攻めるようなことはしないみたいだ。

だからこそ彼はこのスキルを手に入れたのだと思うよ。


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