クエスト106:強襲
さすがに毎日の更新は厳しいですよねー
大体一話が2000~3000文字なので週3回以上は投稿したいのですがね......
翌日、僕達はいつものファミレスで二人に謝っていた。
「すみません、もう大丈夫です。覚悟はできています」
「いいや、よく戻ってきた。それだけでも充分だ」
蒼也さんは腕を組みながら少し嬉しそうに言った。
それより僕達の昨日の寝床について心配していたようだ。
「あら? それなら大丈夫よ? お二人は昨夜はお楽しみでしたからねぇ
それもネットカフェで」
「うひゃあ!? な、な、なんでそんな」
「まさか朱里さん、能力で盗み聞きしてましたね!?」
「あーもうやかましい! 昨夜のことはわかったから静かにしろ」
蒼也さんの一喝よりおとなしく座る僕達。
紫苑の顔は真っ赤だったし後から聞いた話によると僕も真っ赤だったらしい。
「昨日の話を整理するぞ。俺達の当面の敵は芥川業か芥川善司と彼により誕生した5人。
問題はこの二つの勢力が『協力』しているかどうか。だな」
「なるほどー!! 考えてもいませんでした。兄と父が協力している可能性があるかもしれないですね!!」
蒼也さんの考えに紫苑は関心する。
もちろん僕もだ、いや、『かもしれない』はないだろう。
「関わっていますね。あのテロリスト事件により僕達は大幅に動き出した。
兄さんが動くことにより僕が父の為に動くことになってしまった」
「あの日を境に私達の運命が動き始めたのね」
僕は頷きそして3人にしかし、と続ける。
「朱里さんが大きな誤算でしょう。朱里さんのスキルさえなければ兄の計画はバレず、僕達が真実に辿り着くことはなかったはず」
「そんなにおだてても何も出ないわよ~?」
「いえ、朱里さんには一番働いてもらいますから」
「えっ?」
本人だけでもなく意外そうな顔をする2人にも説明をした。
これから話すのはちょっとした作戦だ。
「僕達が今最も知りたいのは父さんの居場所。
いわゆる『右手』である5人を相手取るのであれば色々な情報を手にしたい」
「あぁー。つまりその人達に勝っても死んでほしくないわけだねー。
あの助手さんは自殺しちゃったし~。そこで朱里さんのスキルだね!!」
「そう、つまり朱里さんは極力情報収集に集中して頂きたい」
他人任せで悪い気もするし、僕がスキルカードにする手もあっただろう。
だがしかしスキルに慣れていてそれでいて記者の朱里さんのほうが掴める情報は多いと確信した。
「いいわよ別に。ただしその間はしっかり守ってもらわないとね」
「そりゃ助かります。後は協力し合い撃退すること、いいですか?」
「「了解」」
よしオッケーだ。敵はより一層強くなると思う。
だけど僕達にも仲間がいる、どんな敵だって倒せる倒せる。
「......すまない。少し焦げ臭い匂いがしないか?」
黙っていた蒼也さんがそんなことを言い始める。
言われてみればそうだ、少し、いや煙の匂いもする。
「......まさか!!」
僕達が厨房に駆けつけた時は既に遅かった。
厨房は火に包まれていて人が倒れていた。
「救急車と消防車を!! 紫苑!蒼也さんを分身させて救助に当たるぞ!!」
「翡翠!! お前はどうするんだ?」
「僕は消火活動をします!!」
助手の男から受け取ったスキルをイメージする。
水だけでは危ないない。より強く、包み込む風を加える!!
「水泡の加護!!」
「!!」
上手く行きそうだ。
安心した3人は厨房から離れていった。
「さあ!! 水よ!!」
とにかく僕は被害を抑えなければ。
消化活動を再開した、その時。
「きゃぁあああ!!」
「!!」
これは紫苑の悲鳴だ!!
僕は扉を開けようとするが開かない。
これはまるで鍵を掛けられたかのように。
「ちっ、紙にしろ!! 百面紙!!」
僕は扉を紙にするしかしその先は暗闇が広がるばかり、むしろ僕の紙の空間に『近い何か』だと確信した。
これはスキルによる襲撃だ。そう思った矢先に空間から二人の男が現れた。
「ゲッ。善司サンの息子かよ~!! 強そうな奴と当たっちゃったよ~」
「文句を言うな。むしろ一番のスキル使いと当たれたことが幸運であろう。
さもなければ他の弟妹達が苦しい思いをしたからな」
片方は10歳かそこいらの少年。
もう一人は蒼也さんと同い年の落ち着いた男性だった。
「初めまして、生憎だが私には名乗る名は無い。
ここはあえて親指のミカヅキと自己紹介をしよう。兄弟最強の男が全身全霊でお相手しよう」
「兄弟最弱小指のモーネ。まっいい戦いにしようね」
最悪の展開だ。
敵襲が二人。それもこちらが分断された状態での戦闘だ。
「どーも。芥川善司の次男。芥川翡翠だ」
僕は手を鳴らしながら二人に脅しを掛けた。
「僕に挑むってことは紙になる覚悟はできてるんでしょうね」
「もちろんだ。しかし『それ』ができたらの話だがな」
「あんまり僕は狙わないでね~」
☆ ☆ ☆
「今の悲鳴、紫苑ちゃんのものだわ!!」
私は救助活動を行っている二人の元へ向かおうとするが止めた。
蒼也君も近くにいるしあんなに心強いお兄さんもいる。
私がするべきことは警察を呼ぶこと。その為にも置き去りにした荷物を取りに机に戻ろうとした。
「お待ちしておりました朱里さん」
「!?」
椅子に誰かが座っている。
「誰なの!? まさか......」
「想像の通りです。私は兄弟の4番目に誕生した薬指のセイアッド」
紫苑ちゃんと同い年くらいだろうか。
少年は名刺を取り出し自己紹介をした。
「早速ですがその御力。
私の父芥川善司に協力して頂けないでしょうか」
名刺には芥川研究所と書かれていた。
ここでノクターンノベルズに翡翠と紫苑のお楽しみエピソードを書きたいと思っています。
もちろん初めての挑戦ですし作者自身も経験したことないので不作になるかもしれないのでTwitterでアンケートをとりたいと思います。
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