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魑魅魍魎に食いつくされる(超意識の体験)

約五年前になると思うが「超意識」の体験を話そう。


私は最近の時間の感覚はかなり速い感じがして出来事が濃縮されているような感覚があり、定かな時期がわからない物事が最近多いのだが。


これは五年前の九月初旬だったと思う、そう言えば地元の「秋の大祭」の演習の祭り太鼓が、その1DKのアパート部屋の窓へ遠く聴こえてきたものだ。


当時28才の彼女の部屋だった、先月に出会った若い彼女と一緒になる気合いで、私は少量だったのだか睡眠導入剤に依存するのを避けて、突然断薬して自己観察するつもりだった。


それは、その初日の夜、ただ眠れない予感だけではなく、ただ何があっても避けて通れない何かがある、ただそれは良いこととも悪いこととも言えないが、何があっても「やらねばならない」ことだと言う感覚があった。


私は仰向けになり横になった、彼女は明日も朝から仕事だ、既に隣で寝息をたてている、


私は以前から瞼を閉じるとそれがそのままスクリーンになり、色々な不思議な光景を視ることがよくあるのだが、その日もそうだったが、いつもとは違った。


目を閉じて、瞼の裏をスクリーンにしてずっと見てると紫のもやもやした雲が現れた。これはいつも通りだ。


それから、そのもやもやは映像に変わり「意識のあるまま」目を閉じただけ、起きたままに悪夢のようなストーリーの体験に入ったのだ、


見るも毒々しい魑魅魍魎が、何かを探している、私は二階に寝ており、その怪物は一階をくまなく探している。その怪物は鋭い剣を持っていて残忍な性質がおどろおどろしい姿に現れている


すると私のお腹が光輝いている、私は体内に非常に重要な宇宙の特殊な金属を隠しており、怪物が探しているのは、それなのだ!


怪物が暴れまわりながらだんだん近づいてくる、二階があるのではと勘ぐり、剣を天井に突き刺しまくる、ズボッ!ズボッ!こちらはヒヤヒヤだ。


隣には彼女が寝ているスヤスヤと寝息が聴こえる、時々、肌が触れて体温が伝わってくる。


またズボッ!怪物の剣が下から私の身体のギリギリのところに刺さった!じっとしていたのだが、私は体が動き音がした、私は見つかった!と思い、あまりの恐怖に部屋のトイレに駆け込み強か頭を打ち付け血が流れながら、


そして、また布団に横たわり一晩中魑魅魍魎たちに嬲られ詰られ、とにかく彼女が横に寝ていて身動きとれないし説明のしょうがない。この魑魅魍魎というのは、最も見たくない様々な化け物ばかりであり。


身の毛のよだつ形態は妖怪にしては可愛げが全くなくオドロオドロしい化け物であり。


残酷残忍、この初日のストーリーは最後は私は魑魅魍魎たちにボリボリと身体を食べられるのですが、最初から悪夢のような魑魅魍魎たちから連続して次々に嬲られ詰られ襲われているうちに、自然と、なすがままに身を任せるしかなくなり、残酷残忍なストーリーは私のせいで最悪の結末になることになるのです。


責任を持つ度に死に直面しながら、あれ?生きていた?その繰り返しの最後は私は魑魅魍魎たちに意識のあるままにボリボリと食べ尽くされて目の玉だけになりゴミと一緒に運ばれて、


何処かの海岸の柵に引っかかり、ずっと海を眺めておりました、こうしたことが手を変え品を変えとでも言えばよいでしょうか?


これは当時の彼女と熱愛中であり同棲しながらの体験で隣に彼女が寝ており、こうしたストーリーは、約一週間毎日毎晩続きまして初日の朝は彼女が目覚めると私の頭が腫れあがり血がこびり付いていて、


何かあったの?と不思議に問いましたが、トイレで頭を打ったとしか言いようがなく、自分でも何でこんな体験をするのか、わかりませんでしたが、日常生活は恋愛の真っ最中で昼間はルンルン気分で過ごしていました(笑)


しかしこれは乗り越えるべき課題だと無意識の意識が気付いておりました、これは後にわかったのですが、


「意識は死なない」という体験でした、魑魅魍魎にボリボリ食べられて、あぁ死んだ!いや!生きてる!あぁ死んだ!いや!生きてる!その後の六日間も、違うバージョンの、その繰り返しでした。


私はこの無意識の意識という表現しかできない、現象世界の体験を超越する意識「超意識」があることに気付いており、その意識が示す方向に向かって、


それが何であれ現実的にどうであれすべてを一切乗り切り生きてきた結果に今があるわけです。しかしそれが非常に苦悶苦痛だった時は15年前に初めてチャネリングで書かれた「エマニエルの書」という霊的存在がチャネラーに自働書記状態で書かせた本を友人から与えて頂くまででした、私は非常に自虐的でした。


全身に悲壮感を漂わせながら、生きていました、しかしそこに不安や恐れ罪悪感についての関わり方を学びそれを体験として自身に応用して段々と楽になり、それから魑魅魍魎たちに食べられるまで10年かかっています。


そして、それが「超意識」が体験させてくれた「意識は死なない」という経験でした。それに気づくまでまた、五年かかっています。


今では本当に素晴らしい体験が出来たことに感謝しています、つまり、人間の死、について疑似体験出来たからです。


「死」とは「幻想」であり、死んだ!と思ったら、生きてた!これは「臨死体験」の経験者の全員が証明している事実です。


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