預言者は故郷では敬われない 第三話
私は預言者というほどの品格を持ち合わせてはいない、しかしながら、資本主義は崩壊するし、このままならば地球は二つの地球に分かれるだろう一方は「分離」を原理としたネガティブな地球、この地球で学ぶ人々は一からやり直しだ。
もう一方は「すべては一つ」のワンネスの調和した地球、アセンションした地球だ。みなさんは神々となるだろう。
だから地球が滅亡したりはしないし、これは善悪にも関係ない、善人にも分離している人々がいる、何故ならば隠れて悪を行うことがあるので、一概に、「あの人は善人だ」とは決めつけられないし、
逆に社会的にアウトローの人々が悪人とは限らない、私が敬愛している人に、しょっちゅう人を刺して刑務所に行き来してる方がおられるが、
この方は、危篤な方で、身寄りのない人が犯罪を犯し逮捕されると、面会や差し入れやマメに面倒見がよく、お金も自腹で差し入れをして出所するまで面倒を見て見返りを求めないし。
私にもそれはそれは優しい、時々泊まりにいくと、新しいパジャマからご馳走を準備して、なんやかやと気遣い更には、ワンルームだから自分は他にわざわざ泊まりに行かれるのだ!
私は最初この方の前々の家の時、行き場をなくした、指名手配の男と喧嘩になり、ガラスを割ってその破片を握りしめて、その指名手配の男を、毛布でグルグル巻きにしてやり、その方が帰ってくるまでその状態で数時間待ち続けたことがある。
その数日後、その方とばったり会ったときに、数万はするグッチのベルトを自分の腰から抜いて、お前は俺の弟にしてやるからと言って、私にくれた、それは粋なやり方だった。
そんな指名手配の男さえ、行き場をなくし親切に面倒を見て見返りを求めない、こんな「神仏に近い」方もおられるのだ。




