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No.1619.拭い切れない
デジタルに汚染されたシナプス
撒き散らして緑色が混ざる
さりとて刃向かうのは愚の骨頂
恋文を書いて千切ったセイレーンの歌声に導かれ
数多の屍を踏み潰した
風を切れば煉獄の鎖に縛られ
息吐く動作すらままならぬ
弾けた贓物目で追いかけ
理解したのは終焉した匂い
吐き出しても吐き出しても
拭い切れない
アナログに支配されたコラプス
まとわりついて紫の熱病
だけども従うしか術は無い
絶対の忠誠を誓って放った矢文は消え去り
たくさんの悔恨が残った
声をあげれば切り刻まれた本能
手を触れる事すらもかなわぬ
弾けた贓物目で追いかけ
理解したのは終焉した匂い
吐き出しても吐き出しても
拭い切れない




