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厨二病症候群  作者: 北条南豆木
第三章 ニヤリと笑うチシャ猫
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眼鏡=敬語はお決まりだよな

よかった、本当によかった。

いたよ、ちゃんといらっしゃった。


「おせー、客人がもう来ちまってるぞ」


「あらら、すいません希一。ちょっと機械の調子が悪くて。お客様もお待たせして・・・あれ?」


六人分のお茶とお菓子をシーソーに乗せやって来た人物は、俺をみて首を傾げる。


そして俺も目を瞬きし、きょとんとした状態で見つめ合う。


俺のは演技なんだが。


「なになに、どうしたの?」


進藤の問いかける声で互いに気がつく。


「時君からカラフルな子と聞いてたんで、もしかしたらなんて思ってたんですが。当たりでしたね」


「知り合い?」


茨木さんも進藤と同じように聞き、さぐる目で俺らを見ている。


「僕の店の常連さんですよ」


俺を覗いた全員がそれで納得する中、持ってきた茶菓子を席順に 久木 皇城さん 向かい側に、茨木さん 俺 進藤 と置いていく。



そう常連。俺が逆行し、最初に会いに行った仲間。



腰まである薄い青色の髪を赤のシュシュでポニーテールにし、全体を黒と灰色でシックにまとめたシンプルな格好。



いつも眠そうに半開きな目に、黒ぶちメガネがよく似合う、優しいコンビニのお兄さん。


やっぱりあなたの入れてくれた紅茶が一番です。



紅茶を一口飲めば、暖かい温度が体に染み渡る。

ようやく揃った仲間達を見れば、暖かな温度は心に染み渡った。

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