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厨二病症候群  作者: 北条南豆木
第四章 パレードの合図だ
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物事には順序があるよな

場所は移り俺は今たまり場にいる。

そう、俺はだ。


「ごめんなさいね。あの子計画性ってもんがないのよ。後今日は宇宙が仕事でいないから、凝ったのだせないけど、許して」


「いえいえ。茨木さんに出して頂けるなら、なんでも構いませんよ」


「あら、私口説かれてるのかしら」



頬を染めてはにかむ茨木さん。

男だけれど、ときめきます。



「おい、茨木俺にも珈琲」


「あなた、たまには自分で入れなさいよ」


茨木さんに呆れた目で見られようが、なんのその皇城さんは真顔で言う。



「お前に「あなた」って言われるとなんか、いけない気分になるな」


「お黙り」


呆れた目から蔑む目で、皇城さんを見ている茨木さんにはあれだが。


なんか、わかる気がしてしまう。

男だけれど。

新婚さん的な感じが・・・な。



進藤は「会わせたい人物がいる」そう言い出て行ってしまった。


あらかじめ「会わせたい人物」を茨木さんか誰かに連れて来てもらえば、待ち時間がなくスムーズにすんだのにな。


確かに奴には、計画性はないと思う。



茨木さんが入れてくれた紅茶セイロンと、茨木が作ってくれたハート型の容器に入ってる苺プリンを食べつつ、待つこと十五分。



「お待たせー。お客様一人ごあんなーい」


進藤の明るい声と共にドアは開かれ、後ろには俺と同い年ぐらいの女の子。




白兎が「アリス」を連れてやって来た。

さぁ歓迎をしよう。



進藤のお決まりのセリフから始まり、久木が椅子を引き、茨木さんがお茶をだす。


この場に内原さんがいないのが、悔やまれるが。


俺がニヤリと笑い


皇城さんがほくそ笑めば



ほら


パレードの合図だ


四章 終

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