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厨二病症候群  作者: 北条南豆木
第三章 ニヤリと笑うチシャ猫
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攻略本あるとないとじゃ違うよな

街の大通りにあるコンビニ、俺はそこの常連だ。しかもかなり良い。



支払いは常にSuicaで、お金を数えたり釣り銭を渡す手間はなし。


買う物もお菓子に飲み物を少しで、My袋持参。


時々レジ脇に置いてある募金に協力。


さらにはレジ精算後お礼を言うのを忘れない。


完璧だと思う。

何故ここまでしたか、理由は今目の前にいるこの人の攻略・・・いや、仲良くなる為だ。


「僕は内原宇宙です。下の名前は宇宙って書いてそらと言います。」


「どうも、あのなんでここに?」


「僕もみんなの仲間、いや家族?ん~まぁみたいなものだからですかね」



俺は今意味がわからないと、戸惑う素振りと表情だろう。


普通いきなりファンシーな場所に連れて来られ、個性豊かな面子に囲まれた上にだ。


普段利用しているコンビニ店員と対面。



何がどうなってるのか、混乱状態にならない方がおかしい。




「ん?僕変な事言ったでしょうか?」


俺のそんな反応を見て内原さんは、周りにいるみんなを見渡せば。



またもや、進藤に視線が注がれる。



「・・・ごめんなさい」


流石に進藤も居た堪れなくなったらしい。


横目で内原さんをみれば、事態を理解し苦笑して、俺に頭を軽く下げる。



その目に敵意がない事にとても安心した。

先程の言葉を思い返す。

「僕もみんなの仲間、いや家族?ん~まぁみたいなものだからですかね」

家族、そう例える程に目の前にいる人は、みんなが大切な存在なんだ。


だからこそ、一周目で初めて会った時感謝はされど、警戒された。



みんなに危害を加える者ではないかと。


大丈夫だよ。

だって、俺にとってもみんなは家族同然なんだから。

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