革命
容姿区別法成立から3ヶ月後、YouTubeにて容姿区別法により国会議員を解雇された元自民党の高山直人は歴史に残る演説をしてた。
高山「我々のようなブサメンは今や政府やイケメン共に迫害されている。仕事も奪われ、権利も奪われた。私もその一人である。だが我々が立ち上がれば日本は変われるのだ!!
諸君、私と共に革命を起こそうではないか!!!」
高山はこの迫力のある演説で支持者を増やしていき(主に「彼ら」)、革命を起こそうとした。
また某巨大掲示板を中心に革命を促すレスがたった。
安達内閣はコンピューターを規制するよう対策をたてたが、立ち上がった「彼ら」の行動力はすさまじく食い止められなかった。
ネットの力は凄い。
まさにネット社会である。
そして、日本を揺るがす大事件がおころうとした…
8月某日
新宿に多くの「彼ら」が集まり、主催した高山直人は演説を行い、「彼ら」の闘心を促していた。
一方首相官邸では安達と官房長官は「彼ら」の集まりをTV中継でみていた。
安達「な、なによこいつら…」
官房長官「どうやら容姿区別法によって差別された奴らっぽいです」
安達「…それにあの中心人物っぽいのは解雇された高山直人じゃないの!」
官房長官「そうですよ。恐らく反乱でもおこすつもりでしょう。だから言ったじゃないですか、やめた方がいいって…」
安達「うるさいわね!!
…警視庁に警官隊の出動を命じて、 発砲してでも弾圧するよう要請して」
官房長官「そ、それは!早まらないで下さい!!憲法に違反することになります!!(あの法案自体憲法違反なんだけどね)」
安達「あんなクズ共に権利なんてない!!今すぐ片付けてちょうだい」
官房長官(…いい加減にしろよこのバカ女!!!)
安達「おっとドラマの再放送みなきゃ」
官房長官「そんなのみとる場合かー!!」
新宿
高山「…これにて我々は革命を起こそうと思う!!」
「いいぞー」
「よくいった!」
「政府を潰せ!」
高山は演説を続け、「彼ら」は賛同の声をあげた。
その時、青い服の人達が大勢きた。
(ようは警官隊ってことね(^^))
警官隊「直ちに集会はやめなさい!やめないと発砲するぞ」
警官隊は「彼ら」に銃をむけた。中にはなぜかガトリングガンをもつ者まで。
「なんだお前らは!!」
「集会の自由を守れ!!」
「彼ら」は警官隊に対して罵倒をした。
高山は警官隊に冷静に話した。
高山「撃ちたければ撃てばいい。だが貴様らもむけられていることを忘れるな」
警官A「?何言ってんだこい…」
パンッ
警官は言葉を言い終える前に銃声に倒れた。
警官隊は銃声がした方向にふり返った。
そこには多数の自衛隊がいた。
警官B「な、なんで自衛隊が…」
ダダダダダダダダダダ
警官隊は次々と自衛隊の発砲に倒れた。
ちなみにガトリングガンの警官はというと…
警官「やりやがったなあいつら!よし、このガトリングガンで…って、弾が出ねえ!!」
自衛隊隊員「…何がしたかったんだお前はあああああああ!!!」
バッコーン
見事に顔面クリーンヒットされた。
高山「きたか、同志よ…」
実は自衛隊には容姿区別法に反対派が多かった。
その理由は半分ブサイクがいたからである。
(そこはツッコミなしでお願いします(汗))
翌日、高山直人を率いる革命軍(自衛隊含む)は東京にて決起を起こした。
その数は大規模な軍団であり、都内の警察や自衛隊だけでは抑えきれなかった。
新宿、秋葉原、渋谷などといった東京の各所が一週間で革命軍に占拠されていった。
首相官邸
官房長官「革命軍が直にここへきます!」
安達「ちょっと待って今マリ○カートやってる途中だから…」
官房長官「そんなことやっとる場合か!!」
安達「ええ!革命軍がここに!?」
官房長官「反応が遅いですよ!!とりあえず早くここから脱出を!!」
安達「…そうね、ここは逃げた方が…」
官房長官「ちなみに首都は一時移転するようです!」
安達「…ハワイに?」
官房長官「そんなわけないじゃないですか!!アメリカだろそれ!とりあえず早く脱出を!!」
安達「今は逃げるが勝ちね!」
政府首脳陣は東京から脱出し、首都は大阪に一時移転した。
永田町も占拠され、事実上東京都は革命軍もとい反乱軍に占領された。
東京が革命軍に占領されてから数日後、関東も制圧され、さらに東北地方や北海道、山梨、新潟も占領された。
そして
9月15日 国会議事堂
高山「我々は革命にてイケメン共に打ち勝ち、今ここに至る。
よってここに日本共和国が成立したことを宣言する!」
議事堂内では万歳という声があちこち響いた。
日本列島は朝鮮半島同様分断されてしまったのである。
日本共和国初代大統領は高山直人である。
政治体制は社会主義国家に近い。
容姿区別法を撤廃し、「彼ら」を平等に扱う法律をたてた。
さらに日本国との国境近くにて多くの軍隊を駐留した。
日本人同士の睨み合いが始まった…!