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ワンダーワールドⅡー2   作者: 白龍
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VSスーパーバリバ

葵とラオンの助けにより、アジトに潜入したれな。

曲がりくねった道が続いており、窓の外にKH達と戦うラオンの姿が。

れなの動体視力であれば、葵が発射しているライフル弾も見える。今のところ一発も外してない。

「早くクラナを助けないと…」

れなは走り出す…。


だが焦ると危険なようだ。

れなが走り出すや否や、突如彼女の目の前の左右の壁から赤いレーザーが発射される!

間一髪、足を止めるれな。

狭い廊下に数十本も敷き詰められたレーザーは、れなに向かって突進してきた!

れなは逃げる事なくレーザーに飛び込み、僅かな隙間を器用に潜り抜ける!

長いツインテール髪がなるべくまとまるように水平に動いたおかげで、レーザーは掠りもしなかった。

レーザーの群れを掻い潜るなり、れなは更に突き進む。



「っ!」

突然飛んでくる弾丸の嵐!


今度はトンボ頭で背中に羽を持つ白衣のKHがマシンガンで襲撃してきたのだ。

狭い廊下を器用に走り抜けて弾丸をかわし、隙あらば壁を蹴って勢いをつけて突っ込み、殴り付ける事で気絶させる!


あっという間に決着をつけたれなは、倒れたトンボ怪人達の山を見下ろし、気絶を確認ながら進んでいく。


…もはや、ルークワースの科学など通用しない。科学では、テクニカルシティ、そしてれなの本来の故郷の科学の勝ちだ。


突き進んだ先には、白いドアがれなの前に立ち塞がっていた。

ここだ。クラナの魔力を感じるのは。

「…」

近づくと、ドアは自動で開き、その先の光景をすぐに見せてくれた…。


…そこには、十字架に張り付けられたクラナと、赤い椅子に座ってこちらを見るバリバがいた。

「クラナ!」

れなは走り寄るが、よく見るとクラナは口を白い布で塞がれている。口出しさせない気だ。

「安心しろ。ほんの少し切りつけただけだ。こいつはリューガの娘だからすぐに再生する。そう、リューガの娘、だからな?」

バリバはいかにも嫌らしい笑みを見せる。その顔は、以前のあのしわがれたあの顔とは真逆、嫌な活気が込もっている…。

「バリバ!私と戦え!そんで、私が勝ったらクラナを解放しろ!」

指を指すれな。こいつが約束を守るようなやつではないと分かってはいたが、下手に手を出すよりこの方がいい。

真正面から勝負だ。


バリバは、黒いローブを掴む。

「ハッ…。良いだろう…!そろそろこの力を振るいたかったところだ!!」

ローブを脱ぎ捨て、その下の黒いアーマーを纏う姿を見せるバリバ。

同時に全身の力を高め、アジトを揺らし出す。


れなもそれに呼応されるように、力を高める。


「どりゃあ!!!!」

全く同じ掛け声をあげ、互いに飛び込みあい、拳を炸裂させあう!!

その際に生じた衝撃波で、アジトは一際強く揺れ、アジト中の窓ガラスが割れる音が響く。

「…!」

このままではここがもたないと見たれなは、一旦バリバを無視してクラナの十字架に向かい、拘束具を素早く殴り、破壊する!

倒れそうになるクラナを受け止め、そのまま大広間の壁を蹴って破壊し、穴を空ける!

廊下に出たれなは、割れた窓に飛び込み、外へと飛び出した!

クラナを巻き込む訳にはいかないのだ。

直ぐ様バリバもアジトから出て、飛行。彼の飛行時の衝撃で、アジトの一部に爆発が起きる!

「!」

墜落していくアジト。

れなはクラナを素早く地上に降ろし、アジトの落下地点に急行下!大きさもあって、まるで隕石のようだ。

そんな二人に落ちてくるアジト!

れなはアジトを受け止めようと、両手を掲げた!



…だがれなが受け止める前に、二人の仲間がアジトを受け止めた。




「…全くこんな時に敵に情をかけてる場合か!」


…落ちてきたアジトは、駆けつけたラオンと葵によって受け止められていた。

おかげでアジト内のKH達は助かった。

アジトを降ろす二人。

「うわーお二人ともマジで最高だわ、お礼にワンちゃん買ってあげる!」

「な、なに!ワンちゃんだと!」

意外な反応を見せたのはあの荒くれたラオンだった。


…しかし、今は戦いの最中だ。

空中で悔しそうに震えるバリバを見て、ラオンはナイフ、葵はハンドガンを向ける。

「待って」

そんな二人を止めたのは、れなだった。二人は武器を降ろし、疑問の表情を浮かべ、顔でれなに問いかけた。


「あんなクズ野郎、三人でやるような相手じゃないよ。私一人でやる」

拳を握り、嫌味を浮かべた笑みをバリバに向けるれな。

ラオンと葵も、れなの自信にニヤリと笑う。

「確かに…私が出るまでもないな。葵も賛成だな?」

「そうね。所詮、小さな女の子をいたぶるような爺だしね。髪も洗ってなさそうだし、筋肉ぐらいしか取り柄なくなってるし」

「ラオンと葵もそう思う?何かあいつ生理的にやだよね。何というか、その、きったねぇし」


三人のやり取りは、空中のバリバにしっかり聞こえていた。

「お、お前らぁ!言わせておけば!!」

バリバは怒り狂い、地上のれなたちに指を指した。

「殺してやる!見るが良い!」


その一言の後に、右手を頭上に掲げて魔力を集中する。

バリバの頭上に紫色の禍々しい巨大光弾が形成され、周囲の空間を紫色に照らす。

「この森ごと焼け死ね!」

光弾を振り下ろすバリバ。


れなは迷わず地を蹴り、光弾へと突進する!

両手にエネルギーを集めて青く光らせ、光弾を受け止める!

れなのエネルギーと光弾のエネルギーで、森の木々が揺れ始める。

凄まじい風圧が発生し、葉っぱや土砂が夜闇へと吹き飛ばされていく。


「どりゃああああ!!」

渾身の叫びを上げ、光弾を弾き返してみせるれな。

さすがに予想外だったのか、バリバは避ける間も与えられず、れなと同じように光弾を受け止めるしかない。

今度はバリバのいる上空目掛けてエネルギーが飛び散っていく。

紫の光が、夜空を照らす。


「ぐぬううう」

大声をあげる余裕もないのか、バリバは苦難の表情。


「!」

バリバは、何かに気づく。

紫の光弾から、突如青い光が放たれていたのだ。


…次の瞬間、光弾を突き破り、青い破壊光線がバリバを撃ち抜いた!!


地上かられなが、光弾目掛けて必殺光線のオメガキャノンを放出していたのだ。




右手の平を構え、左腕を伸ばしてクラナを守っていた。





その姿を睨みながら、バリバは光に呑み込まれた!!





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