15設定資料編(都市・村編)
【ロスハイム】人口約1万人。平原が広がるこの地方のちょうど中央部に位置し、中継交易の基地として繁栄している。都市なので城壁を持つ。決まった領主はおらず、有力商人と警備隊の合議で指針を決定することになっているが、完全な同床異夢の状況で、協力体制は全くといいほど出来ていない。
最近、冒険者ギルドが急速に力を伸ばしているが、発言力は強いとは言えない。だが、力を付けてきた冒険者ギルドを警備隊は忌々しく思っている模様。
4つの有力な商人が本拠を置く。ファーレンハイト商会もその一つである。
【ノルデイッヒ】人口約7千人。ロスハイムから見て、西北に位置する都市。城壁を持つ。かつてはロスハイム以上に繁栄したが、北側と西側を峻険な山脈に囲まれていることが災いし、ロスハイムに中心的なポジションを奪われてしまっている。
ファーレンハイト商会発祥の地だが、そのこともあり、本拠をロスハイムに移されてしまった。
しかし、北側の山脈を越えた先は外洋。西側の山脈を越えた先には鉱物資源が眠っているという噂のある砂漠が広がっており、ポテンシャルはある。
ファーレンハイト商会の次期当主と言われていたエトムントはそのことに着目し、再度、本拠をこの町に戻す構想があったとの憶測もあった。
【オーベルタール】人口約5千人。ロスハイムのほぼ真北にある新興都市。城壁を持つ。本拠を置いている有力商人はおらず、冒険者ギルドも発展途上である。但し、近年、ロスハイムから新隊長を招聘した警備隊は急速に力を付けている。
ここはそう離れていない北側が波の穏やかな内海に面している。それを生かして海上交易に活路を見出す構想もあるが、長い砂浜が続くばかりで築港の適地がない。
大規模工事を行えば、港も作れるが、予算が調達できないのが現状である。
【ファスビンダー】人口約3千人。ロスハイムのほぼ真南にある小都市。城壁を持つ。水はけのよい土地を生かしたブドウとそれを原料にしたワインの生産が盛ん。
但し、安全な交易体制が確立されておらず、宝の持ち腐れ状態になっている。
そのため、市民は売れ残った安ワイン飲み放題という特権をもっている。
(ここは元ネタあり。知ってる人、いらっしゃるでしょうか?)
【カロッテ村】人口約3百人。ロスハイムの郊外。東北にある。城壁はない。伝説の冒険者が若者と共に開拓し、この村を作った。現在の村長とその娘カトリナはその冒険者の子孫。
野菜の生産が盛んだが、中でも特産と言えるのはニンジン。
(ここも元ネタあり。知ってる人、いらっしゃるでしょうか?)




