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プロローグ

俺、杉山太一すぎやま たいち

冴えないサラリーマンをしている。


嫌味をいう上司に耐え、日々の仕事で潰されかけている同僚たちを横目に今日も仕事をしている。


小さくため息をついて

(転職しようかなー。)

そんなことを考えながら軽く背伸びをする。


その時、グラグラグラグラ―。

フロア全体が揺れ始める。

(地震か?)


しばらくすると、ドドーンという地響きをたてて、

大地震並みに揺れ始める。

フロアには、悲鳴や驚きの声が響き渡る。

数分後、地震は収まっていく。

「地震アラーム鳴らなかったじゃねーか!」

そう言いながら、社員の一人が散らかった机を片付ける。


「イテテテテ」

地震でイスから転げ落ちてしまった。

立ち上がり、社内から外の様子を伺う。

道路は地割れはしているが、車や人は問題なく通行できそうだ。建物も倒れていない。


「震源地不明、マグニチュード計測出来ず!だってよ。どうなってんだ。」

ネットニュースを見ている社員がいるようだ。

そんな声が聞こえて来る。


すると、キキーッ!!!ドン!!車の急ブレーキ音と衝突音が響き渡る。

事故が起きたようだ。場所は近いが、ここからは確認できない。


(大丈夫かな。)

少し心配だが、仕事もある。

誰かが通報してるだろう。そう思いながら自席に戻るとした。

その時、「うわああああ!!!」

ものすごい男性の悲鳴が聞こえてきた。

「!!!」


もう一度、窓の外に目をやると、人―、いや、人型の何かが歩いて来るのが見える。

そいつはボロ衣を腰に巻き、中華包丁のような大きな刃物を手に持っている。

そして、もう片方の手には先ほど悲鳴を上げていたであろう男性の生首を持っていた。

「どうなってんだ…、なんだアイツは…。」


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