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陰キャ配信者に高校生活は似合わない  作者: E氏
クラス生活編
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クラス生活⑨

「ホントだって、あの西島って陰キャがR氏なんだったんだよ!!」


その言葉を聞いて僕たち4人はお互いの顔を見合わせる。僕は祐奈の顔を見たが、絵にかいたような顔面蒼白とした表情となっていた。そして、僕の携帯に4件メッセージが送られてくる。無論内容はというと、

『人生終了のお知らせ』

『お疲れ様、()()太君』

『GG~玲太。』

『R氏?これどういうことかね。かいちょー、きょんさん呼ばわりされるんだけれども...GG』

嘘だろう?なんで会長までバレているんだ?取り敢えず隠すように全員に伝えておかなくては。

そう思って僕は全体チャットの方で

『今日はバレるのはまずいから絶対にバレないように、隠し続けること!!』

とメッセージを送信すると、ほんの数秒で既読が付き、4人全員分の「了解」が表示された。僕はそのことを確認し、意を決して教室に入っていった。



すると、いつもなら教室に入っても完全無視される僕たちの方にクラスの人たちの目線が飛んでくる。これが本当に胃に来るんだよなぁ。

僕たちの胃の唯一の救いとして、クラスの人たちは僕たちに目を向けるだけでこれと言って特に何かしてくるということはなかった。

僕は席に着くなり、さっき僕の素性のことについてでかでかと口に出していた例の女子生徒に見ているとバレない程度に少し目を向ける。すると、その女子生徒はこちらを()()()()。いや、正しくは観察していた、か。こんな事を気にしていてはこの後の授業に集中して取り組めなくなってしまうと考えた僕は、そんな目線を完全スルーして授業で使う教科書や筆記用具、僕の学校生活で最も必要な本を取り出し、何事もなかったかのように読書を始めた。チラリと他の3人を見ても、僕と同様だった。

ホームルームが終わりを迎えるまで僕は例の女子生徒の目線を受け続けることになった。



時間は進み、お昼休み。

僕たちはまたいつも通り、誰もいなくなった教室の隅で昼食をとっていた。

「そんな感じで僕たちのところは授業中もものすごい目線貰いましたよ。ところで会長のところはどんなかんじだったんですか?」

「ん~、私のところはですナ~、もう朝教室に入った瞬間に教室にいたクラスメイトから大量の質問攻めにあったネ~。正直押されて負けるかと思ったくらいだヨ~」

「会長~、例えばどんな質問が~?」

「私もそれ気になります!!彩香会長~聞きたいです!!」

祐奈のキラキラした目を見た会長は気分を良くして、ニヘと口角を上げて、口を開いた。





「彩香!?この動画は何ですか?」

私は朝一番に、私の友人である久川玲香に先日のトークショーの動画を見せられた。それ私...おっとさっき玲太君に素性はバレないようにしろと言われたばかりだった。全力で隠し通さねばな。

そう思って私はすっとぼけるように

「うん?誰だいその方は?」

と済ますようにそう言い放った。いつもの生徒の目の前で話すような口調で言ってみたのだがそれは逆効果だったようだ。私の発言を聞いて不快に思った玲香は、私の素性を吐かせるための発言を呈してきた。

「じゃあ、この声質が彩香と似ているのは何なの?」

「たまたまだろう?私に声が似ている人など結構いるのではないか?というか、なんだこのせっ...性欲宣言とは...!!」

今度は顔を赤らめていってみたぞ。これは効果が出るのではないか?そう勝利を確信した私は、見た目分からないぐらいに少し口角を上げた。だが、現実はそこまで甘くはなかった予想外の方向から声が飛んできたのである。

「じゃあさ、このR氏の発言のさ、きょん姫は高校生で生徒会長を担っているっていう発言はどうなんの?」

その発言主はクラスのイケメン陣の人だった。「きょん」のことを「きょん姫」とよんでいるあたり、結構なガチファンであることが分かる。

そこで私はあることを忘れていたことにハッと気づく。それは何かというと、私のいる3年生には何故かスクールカーストというものが()()()()()ことに。要は簡単なことで、陰キャと陽キャ間での格差が存在しないのだ。さて、どうしたものか...まぁ、ここは適当に散らしておこうか。

「そういうこともあるんだよこの世にはな。私はその『きょん』という人について興味が出てきたな。倉持君、その方について詳しそうな感じだから今度良ければ教えてくれないかい?」

そうさっき声を挟んできた男子生徒に私は返答した。が、まだまだ収まり切れないクラスの人もいるようだ。

「あと、気になったんだけど、会長さぁ最近2年の子たちと一緒にいるじゃん?あの子たちとはどういう関係なの?」

またもや予想外の質問だった。この質問が玲太君に直接かかわる深刻な話でもないし適当に答えておくか。

「あぁ、祐奈たちのことか。私は元々昔から祐奈とは仲が良くてな、良く勉強やら何やらを教えてやっているんだ。ほかの子は祐奈の友達的な感じだな。」

嘘は言ってはいない。祐奈と仲がいいのは事実。但し伏せるべきところは不自然のないように伏せた。完全解答だろう。

「ふーん、そうなんだ。」

何やら玲香が目を細めて疑ってはいいるが、まぁ誤差の範囲だろう。

チャイムが鳴ると、玲香は踵を返すように自分の席へと戻っていった。玲香が席に着こうとすると、他の生徒たちも個々の席に戻り始めたので、安心して私は小さく胸をなでおろした。


やり切ったぞ、玲太君!!






やばいですよ皆さん、なんと、200pt達成しましたよ!!本当に有り難うございます!!

しかも感想という素晴らしいものを2件も頂きました!!本当に有り難うございます!

宜しければブクマと評価等、していただけると有り難いです


はい、桐生さんこの回でバリバリやらかしているんですよ。次回は玲太視点に戻ってなんかえげつない事故が起こりそうな気がします。


毎回言っているようですが僕はマジモンのドMなので、酷評や、暴言風でもいいので、誤字脱字、意味不明な表現などがありましたら、教えていただけると嬉しいです。

次回の更新はまた5日以内に。

それでは。





E氏より

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