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陰キャ配信者に高校生活は似合わない  作者: E氏
プロローグ
2/46

危機一髪!!

本庄が口を開いた。

「あの、この前のコトなんだけどさ、(·)(·)太君。」

本庄は覚悟を決めたように僕に向かって言った。

「本当に(·)(·)太君はあのゲーム配信者のR氏なの?」

やっぱりか。もしこれが陽キャ特有のノリで罠だとしたら、何をされるか分からない。ここは、バラさない方向で、

「僕はゲームなんて下手ですし、もし上手だとしても僕は人としゃべることが難しい人なんで、配信だなんて恥ずかしくてできないので、多分人違いだと思いますよ。」

笑顔で言ってやったぞ!!よし、帰って良と灯夜誘って配信するぞ!!

「なんだ、私の勘違いだったよ、ごめんなさい。じゃあね、(·)(·)太君」

そう言うと、本庄は学習室から出ていった。気が抜けた僕は、一つ言葉を発した。

「あっぶな、灯夜の言う通り勘違いだったエンドよかったよ。灯夜、マジ天使!」

安堵の言葉をはっして、学校を出た。


帰り道、今日の配信のお供を買って帰ろうと思い、最寄り駅を出て近くのコンビニに寄っ

た。そこには

「修羅場お疲れ〜」

「乙!ですな!」

良と灯夜が店内にいた。配信のお供を買いにきたのか、二人共私服だ。

「さて、今日も配信あるから僕も何か買わないとな。今日二人は何買う?」

そう問いかけるとまず良が、

「やっぱり、王道のたけのこの里だよね〜。それに、今日はコレ〜」

と、良が見せてきたものは、

「えぇ!?あの良がアンパンマングミ!?」

まさかのアンパンマングミだった。しかも10袋くらい。良の後ろにジ○ムおじさんの形をしたスタ○ドが今にも見えてきそうだ。そういえば、灯夜は何買うんだろうか。

「灯夜は何を…」

灯夜のカゴには大量のエナジードリンクが入っていた。ざっと見ても20本以上ある。

「玲太?どしたん?」

灯夜はキョトンとした顔をする。僕が灯夜の持っているカゴに目を向けると、灯夜は

「ああ、これ?僕一応上位のクラン所属だから夜に交流戦とかそんな感じで、眠くならないように。」

マジか…灯夜が配信中に異様にシャキッとしてると思ったらこれ飲んでたからか。

僕はさっさとカゴの中にエナジードリンク2本と、グミ系のを3種類を放り込み、レジで会計をした。そして僕は、

「じゃあ、また後で!」

と灯夜たちに声をかけて家に帰った。

「ただいまー、母さんもう晩飯できてる?」

「できてるわよー、あんた早く食べないと時間間に合わないんじゃない?」

時間を見てみると、もう6時になっていた。いつも配信を始めているのは6時15分。やばい。

僕は急いで晩飯を食べて、テキトーにシャワーを浴び、パソコンの前に座り配信の準備をした。

現在時刻6時14分。ギリギリセーフ。

良と灯夜にチャットソフトで「始めるぞい」と送り、通話を繋げて配信開始ボタンをクリックした。

「はい、皆さんどーも、R氏です!!今日もね、まったり視聴者さんからやって欲しいと言われたfpsをやっていきます!!」

いつも通り、挨拶をして、ゲームのホームを映す。

「トーヤとりょっつがまだ来てないのでね、今のうちにコメント読んでいきやす!」

そう言って配信サイトの配信画面を見る。リアルタイム視聴数は10万人。そこには、「R氏今日もイケボ!」「R氏の今日あったこと聞きたい!」「りょっつの発狂今日も聞きたい」などと、ファンのコメントもあれば、「引退はよ」「またゴミ配信かよ。」というアンチコメントもある。

ただ、一つ気になるコメントがあった。それは、

『今日のR氏元気なくない?』

というコメントだった。僕は、ギリギリバレないように特定の情報を伏せて話すことにして、

「ちょっと今気になるコメントがあったんだけど、それについてちょっと語るね!」

そう言って僕は今日学校であったことを話し始めた。









次回では、玲太が学校であったことについて話し始めます(^^)

お楽しみに〜


E氏

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