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第1章 視線
これからもゆっくり教室での話を書いていこうと思います。笑
「お前は北村の隣な。
あー、そこそこ。
あのー、手振ってるやついるだろ。」
あそこか。
席は真ん中より手前と言ったところか。
まあまあいい席だな。
眠くなったら少し寝れるかも、などと考えながら歩いていると、どこからか視線を感じる気がした。
ちょっと見てみるか?
いや、きょどってたら怪しいよな。うん。
でも、俺、もう何か恨まれるようなことしたか...?
やっぱり東京怖い...。
椅子に座ると、すぐにホームルームは終わった。
すぐに隣の北村とかいうやつと周りの男子が話しかけてくる。
転校生来たときのお決まりパターンだよな、しっかりしないと(汗)
──このとき既に、視線を送る何者かは行動を始めていた。
「...対象、確認しました。」