27/39
終 章 12月(6)
すみません。
ちょっとよんどころない事情があって、作業を中断します。
また後で続きをUPさせて頂きます。
☆☆☆
「そこにいますよね? そろそろ出てきてもいいんじゃないんですか」
私はツリーの向こう側に届くように、声を掛ける。
「いい加減、姿を現したらどうなんです?」
私が向けている視線の先へ、早見坂も藍原さんも視線を移す。
「小林先輩、そこにいらっしゃいますよね?」
私の言葉に反応したのか、ツリーの陰から、一人の男子生徒の姿が現れる。そして、その人物こそが、間違いなく私が占研の部室で言葉を交わしてきた相手だった。
「やっぱりあなたでしたか」
「やぁ、波原さん。久しぶりだね」
屈託のない声が、この場にやけに不釣り合いで背中がざわいた。




