THE三冠馬の栄光と奇跡
私はJRA全面協力のTBSの感動のドラマ「ロイヤルファミリー」を競馬ファンの私がまた違った視点で書いてみました。ロイヤルファミリーは競馬を愛する馬主が主人公やファンや競馬関係者をそして最後には競馬嫌いの家族まで捲き込んだオーナーからその息子が継承して成功体験の感動の物語だった。確かに感動もしたが良いドラマだったが競馬初心者向けとJRAの新規獲得や売上げ(特に有馬記念)の為という目的が透けて見えた。視聴率は10%強と日曜劇場としては少し物足りなかったが話題性という観点では大成功だったのだろう。しかし肝心の競馬ファンはあまりにも現実離れした事が多すぎてドライになって見ていた方々もすくなくないと思う一人として殆どノンフィクションと血統という血の継承と競馬関係者が本当は何を望み何を求めているのか
最後は栄光と悲劇を語り、私の微かながら大きな
希望と夢を願って書いてみました。
ロイヤルファミリーでは有馬記念を描いていましたが競馬関係者の殆どがクラシック(桜花賞、オークス、皐月賞、日本ダービー、菊花賞)を目指しています。特に3歳牡馬クラシックの頂点を決める競馬最高の祭典日本ダービーを目標しているとしても過言でもありません。関係者だけでなく競馬ファンも日本ダービーは特別なのです。(海外のダービーも)
天皇賞やジャパンカップや有馬記念は可能なら連覇や何度でも出走出来ますがクラシック特に日本ダービーは3歳馬限定で一生に一回なので価値があるのです。その中でクラシックをすべて制した馬は
三冠馬という称号を与えられます。牝馬にも三冠もありますが三冠最後の秋華賞はクラシックではありません。なので牡馬三冠馬こそ最高のステイタスなのです。私自身もPOGというまだデビューしていない2歳馬を選び自分が馬主気分で推し馬を応援してポイント争うゲームです
その馬がデビューから見守り勝利して重賞に出走し
実際に競馬場に観戦し勝利してGIや最後に日本ダービーさらには三冠馬になって馬券も取れればこんな
幸福はありません。私は三冠馬ということがどれだけ価値があるのかを書いてみました。では本文で
日本の三冠馬とは三歳馬の人生一回しか経験出来ないクラシックと呼ぶ、三冠レースとは
皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて制した
勲章だ、歴代では、セントライトから始まり
シンザン、ミスターシービーシンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト
オルフェーヴル、コントレイルの8頭だ
その中で無敗で制した馬はシンボリルドルフ
ディープインパクト、コントレイルの3頭だ
どんな不利があり不調であっても負けなかったチャンピオンオブチャンプだ。セントライトや伝説でしか解らないがシンザンは 「ナタの切れ味」という末脚が有名でモノクロながら豪快な競馬を映像で見た記憶もある。2着以下がなくその安定性にも定評があった。その次は天馬と言われたトウショウボーイの最高傑作といわれシービークロスを母を持つ良血ミスターシービーだ。この馬はファンの多クロス最高峰から豪快な末脚で追い込み差し切り勝つという個性的な馬だった皐月賞も後方から日本ダービーも後方から豪快に差し切り勝ちし三冠最後の菊花賞では外から捲りに捲って直線先頭という競馬は今も目に焼き付いている。ただこの人気馬も次の年にとんでもない馬が表れ少し霞んでしまうのは可愛いそうだった。その馬こそ「皇帝」と言われた。シンボリルドルフだ新潟で新馬戦を勝つと東京のいちょう特別を勝利するが若竹賞を楽勝したのだがこの時はまだ大きく注目される事はなかったのはビゼンニシキという馬の方が評価が高かった。この二頭の鞍上はいずれも岡部幸雄騎手だったがやがて弥生賞で直接対決する事なるが岡部騎手はシンボリルドルフをえらんだレースは豪快な脚でルドルフが差し切り勝利した。そして二頭は共に一冠目の皐月賞に駒を進めた。このレースもリプレイの様にルドルフが勝った。驚いたのはレース後の口取りりでは岡部騎手は大きく腕を上げ人差し指を一本立てた。この意味は何を意味するのか?そしてルドルフは日本ダービーに進むがファンや下馬評ではまたビゼンとの一騎討ちと思われたが結果ビゼンは馬群に沈んだ。ルドルフもいつも通りの楽勝かとおもわれたがそうでもなかったらしい後に岡部騎手の語るのだが岡部騎手がGOサインを出した時し追おうした時ルドルフはスンとも動かないまるでルドルフが競馬を知っていて岡部騎手に「まだ早い」とアピールしたという話は有名だこれだけの名騎手も「ルドルフに競馬を教えてもらった」と語っていた。口取りには今度は指を二本を立て三冠を宣言した。夏は無事に過ごし前哨戦をセントライト記念を完勝しいざ関西の京都競馬場へ向かうがまさか今年も三冠馬が見れるとは一年前では誰が予想しただろいかレースではゴール前では他馬に詰め寄られたが半馬身凌いで見事史上初の無敗の三冠馬に輝くのであった。しかも口取りでは念願の三本の指を立てた。そして1991年に名馬が中京競馬場でデビューする。一番人気になるミホノブルボンだ、しかしこのデビュー戦の1000mにスタートを出遅れてしまうが直線一頭違う脚で差し切り終わって見ればレコード勝ち2戦目はたまたま私は偶然にもこのレース東京の1600mの
平場戦を見ていて私は驚いた、こんな平場で単勝1.4倍なんてどんな馬なんだ(この時私はブルボンの存在を知らなかった)まあどんなレースをするのか見て見る事にした。レースはブルボンはスタートを決め2番手を進み直線に向き軽く気合いを入れると後続を突き放す結果7馬身差の圧勝だった。私は凄い物を見たと思いそれ以降私はミホノブルボンに魅了されてしまう。綺麗な栗毛のこの仔を推しにする。次走はGIの朝日杯だここでも1倍台の一番人気に支持されるが2番人気には重賞を勝っているヤマニンミラクルだった。レースのブルボンは2番手をキープするが折り合いがついていない直線先頭に出るが外からヤマニンが襲い掛かる「もうダメか」と思ったその時ブルボンが負けまいと一瞬沈んだで何としても負けまいと根性のハナ差でGI初勝利をする。私は「なんという馬」かと思った。そして陣営はトライアルのスプリングステークスを選択するがマスコミは距離不安を口にする前日の深い雨で重か不良馬場のコンディション1枠1番で初めて一番人気を譲った。そして不穏な中スタートが切られる下馬評ではサクラバクシンオーがハナを切ると思われたがブルボンが押して押してハナに出る奇襲作戦だ、ブルボン気持ち良く走り重い馬場もなんのそのそのまま先頭を譲らす7馬身差の圧勝する。そして皐月賞は1.4倍の一番人気に支持され当日は雨が降るコンディションの中またも逃げ切りの完勝した。苦労人の戸山調教師と小島(貞)騎手もGI初制覇に観客は沸いた。次の目標が注目されたが(距離不安で)陣営はクラシックの最高峰の日本ダービーを選んだ。2000mはこなしたがマスコミはさらに距離不安を煽る皐月賞を完勝しものの当日は半信半疑の2.3倍の一番人気になったが血統にスプリンター馬がいたのがマスコミは不安を煽った。しかし戸山式坂路スパルタ調教でブルボンを鍛える事で陣営は400mの距離を克服出来ると信じていた。ダービーデーは曇りで前日からの大雨で馬場は回復する事はなく重馬場に近い稍重で行われた。ミホノブルボンは逃げ馬としては不利な7枠15番となった。レースがスタートする。同枠のライスシャワーが一番良い切るミホノブルボンは少し気合いをつけて1コーナーではハナに立つ、道中はブルボンのペースで進む4コーナーを回り直線へブルボンは絶妙なリードでスパートするライスシャワーが2番手に上がる、ここで実況者が「これからが未知の距離」残り400mのハロン棒を通過する後続に4馬身のリードに「もう大丈夫だぞ」と叫ぶ「強い物凄い強さ」「ブルボン2400mを逃げ切った」そして2着には接戦を制し16番人気のライスシャワーは入った。騎手、厩舎勿論ダービー初制覇で幕が降りた。これで陣営は三冠を目指す選択を迫られる事となる。夏は順調に過ごし前哨戦は2200mの京都新聞杯となったがここでセントライト記念を差のない2着で良いレースをしたライスシャワーと神戸新聞杯を逃げ切ったキョウエイボーカンが強敵が揃う、ボーカンは逃げ宣言をしてミホノブルボンにプレッシャーをかけるがレースはボーカンが出遅れてブルボンがハナを切る順調に成長をしたブルボンは直線リードままスパートしたがいつもの伸びがない外からライスが良い脚で迫る1馬身半差のリードしてレコード勝ちをした。見た目は完勝に思われたがレース後小島騎手は不安を口にする。もう限界だと語っていた。そして当日三冠かけた菊花賞を迎える当日は秋晴れの良馬場でJRAはブルボンが三冠達成したらバルーンを上げるとの事だった。勝てばシンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬を一目焼き付けようと多くの観客が京都競馬場に訪れた。しかしまたキョウエイボーカンが逃げ宣言しブルボンにまたプレッシャーをかけ不穏な空気が漂う、嫌な予感だ、レースは押して押してボーカンが暴走のごとくハナを切るブルボンは2番手でのレースとなるが各馬コーナーを6回まわるのは初めてであるブルボンはとても頭が良い馬で4コーナーを回ったらゴールという事を学習している。しかしここでは仇となる。一回目の4コーナーでブルボンは気合いを入れるが騎手は抑え馬がパニックになり直線で折り合いを欠いてしまう正気を取り戻したブルボンはそのまま2番手で縦長の展開だ、3コーナーから4コーナーへここでボーカンが急失速し直線ブルボンが先頭に立つ実況者は「どっからでもなんでも来いかミホノブルボン」と力が入る。しかし大外から凄い脚でライスシャワーが内からマチカネタンホイザ迫る「あ~凄いレースになった」外から並ぶ事なくライスシャワーが差し切った「場内うあーと悲鳴が上がるミホノブルボン三冠にならず」ブルボンはマチカネを差し返し2着は死守するが初めての敗北がなんと三冠をかけた菊花賞なんて残酷すぎる。後の新聞のコラムに柴田政人騎手がキョウエイボーガン陣営を批判するミホノブルボンが三冠がかかった大事なレースであんな事(勝目がないのに逃げ馬の邪魔をする行為)したら駄目だと強く語っていた。ミホノブルボンはこの後、故障し長い休養したが治らず東京競馬場で引退式をするのであった。ライスシャワーは有馬記念では敗れたものの天皇賞春でメジロマックイーンの天皇賞春三連覇の夢を阻み優勝する。後に年をまたいでこのレースを制し3000m以上で負けた事がない最強のステイヤーの称号を得たが次走の宝塚記念でレース中骨折し悲劇の安楽死となる(この馬が生きていたらどんな無敵のステイヤーが生まれたか)と思うと悲しい。翌年名馬がデビューする。新馬から三連勝(重賞含む)で朝日杯に進んだビワハヤヒデだ、しかし朝日杯、共同通信杯、皐月賞、日本ダービーも2着に敗れた。菊花賞は馬が変わった様に楽勝した。有馬記念こそ一年ぶりの奇跡の復活劇のトウカイテイオーの2着に敗れるが天皇賞春、宝塚記念を制し存在感を示したその頃一頭注目する馬が現れたビワハヤヒデの弟のナリタブライアンだ。ブライアンは函館でデビューするが兄ほどエリートではなかった。デビュー戦は2着に敗れ二戦目こそ勝ち上がるが函館3歳ステークスは6着の惨敗、この時は弟は話題だけの馬かと思われた。仕切り直しに福島に向かい、きんもくせい特別を勝ったが次走のデイリー杯では3着に敗れる。ここで陣営は考えたブライアンは気弱で自分の影で怯えて力を出しきれない、そこである馬具をつける事を決断した。白いシャドーロールだった。それを装着したブライアンは馬が変わった様に京都3歳ステークスを3馬身差で圧勝するし次走は兄が2着に敗れた朝日杯に向かう。ブライアンは一番人気こそ支持されたが3.9倍の半信半疑のオッズだった。レースは凄いハイペースで進んだ、ブライアンは中団から直線先頭に立ちそのまま楽勝した。GI初勝利となり兄の雪辱を果たした。その後共同通信杯を圧勝してそのまま皐月賞直行かと思われたが陣営はトライアルのスプリングステークス使い2馬身差で完勝した。そして一冠目の皐月賞、ブライアンは1枠1番の最内枠だ、包まれる可能性があり不安がよぎる、当日は単勝1.6倍の圧倒的な一番人気に支持される。レースは予想通り内で包まれキツイマークを受け苦しい展開になったが外に出すと終わって見れば3馬身半の圧勝だった。この頃からファンや記者の間では兄と弟のどっちが強いかが話題に昇り、早くも兄弟対決に話題が持ち切りになった。次は競馬の祭典日本ダービーだが、まだ鞍上の南井騎手はダービーを勝った事がなく最大のチャンスだレースは淡々と進み、なんなくブライアンはただ一頭大外を回りこの馬だけ別次元の競馬をして5馬身差の圧勝し南井騎手もダービージョッキーの仲間入りをした。夏は函館で過ごすが、なんと暑さでブライアンは夏負けをしてしまうのだ、秋は京都新聞杯で始動した。夏負けの後だが単勝1.0倍の圧倒的な一番人気だったがレースはブライアンがマークされ苦しい展開で直線先頭に立つ、ところがいつもの伸びがないゴール直前実況者がブライアン先頭だか内から「内からスターマン」なんとスターマンを言った瞬間実況者が絶句した。数秒後「藤田は怖い」を連呼した。ファンの悲鳴が上がる。三冠に不安の空気が漂い始めるが、対して兄のビワハヤヒデは前哨戦のオールカマーを完勝し天皇賞秋に万全の体制で当日を向かえた。オッズは単勝1.5倍の圧倒的な一番人気で他馬を向かえ打つ、レースではハヤヒデは中団で待機し直線で絶好なポジションでスパートするが、いつもの切れ味がなく伸びない、何かあったのか、ここでも悲鳴が上がる。結果ネーハイシーザーから離された5着に終わる。後にレース中の骨折が判明し引退となりファンが希望する兄弟対決は実現する事がなくなった。あまりにも一時の出来事にファンや記者も落胆した。そしてブライアンが三冠をかけた菊花賞当日を向かえた。当日は雨が降り頻り不安が過る中、スタートが切られた、ブライアンもいいスタートを切り好位に付ける。レースは天皇賞秋の3200m(現在は2000m)を大逃げ勝ちしたプリティーキャストの息子のスティールキャストが母譲りの大逃げし後続に15馬身のリードを奪う嫌な雰囲気だったが3~4コーナーではニ番人気のヤシマソブリンが最初に仕掛けて先頭にたつこれを見てブライアンも大外から並ぶ間もなく差し切り独走状態に実況者が叫ぶ「弟は大丈夫だ、弟は大丈夫だ」と連呼する、
7馬身差の圧勝に実況者も「おめでとうナリタブライアン」と祝福し、観客の大歓声が京都競馬場に響き渡る。久々の三冠馬の誕生だ、しかも皐月賞は3馬身半差、日本ダービーでは5馬身差菊花賞では7馬身差と三冠レースで着差を広げたのと2着に付けた着差もJRA史上初の快挙になった。ブライアンは凄く強かった。今度は初の古馬の戦い待っている。有馬記念での決戦だ、そして当日が来たが、中山競馬場は晴れ、良馬場絶好のコンディションで向かえた。スタートして快速逃げ馬ツインターボがいつもの大逃げする、後続をグングン離していくナリタブライアンも先行して絶好のポジションをキープしている。4コーナーでツインターボが失速すると直線早くも先頭に立つ大外からヒシアマゾンが迫ってくるが差が縮まらない3馬身差で1着でゴールインとなる。南井騎手はムチを大きく回した。この年を楽しませてくれた2頭のワンツーに観客の大歓声が沸く、だれが函館のデビュー戦からここまで来るとは思わなかっただろう。そしてナリタブライアンは文句なしの年度代表馬となる。それからブライアンタイム産駒よりサンデーサイレンス産駒の方に次々に大物が出る。特にスペシャルウイークは武豊騎手に初めて日本ダービーをプレゼントした。そしてサンデーサイレンスの代表される馬か次々と出現した。特にフジキセキは過去最高レベルの5頭の無敗対決の朝日杯GIを制しクラシック最有力となった。年明けの重い馬場の弥生賞を遊びながら勝利し早くもダービー候補か三冠も確実視されていたが残念ながら故障で引退してしまう。タラレバになると思うが昨年子供扱いした同じサンデー産駒のタヤスツヨシが日本ダービーを制覇している。他にもアグネスタキオンも後に日本ダービーとなるジャングルポケットや芝とダートのGIを制したクロフネや皐月賞、ダービー2着で後に宝塚記念を勝利するダンツフレームを子供扱いしていた。故障しなければ三冠確実と言われていた。その後サンデー産駒のネオユニバースが二冠に輝いたが菊花賞で敗れ三冠を逃した。そして突然、競馬界に悲劇のニュースが流れた。数々の名馬を残したサンデーサイレンスが急逝したのだ。まだ子孫を残して欲しいのにとても残念だった。しかしサンデーサイレンスは最高傑作の忘れ形見を残す。この馬がデビューする。
ディープインパクトだ。後に競馬ファンの間でも歴史的に一番と指示される馬だ。デビューは
2004年12月で後にきさらぎ賞を完勝するコンゴウリキシオーを軽く4馬身差で圧勝した。年を越して1月のオープン戦の若駒ステークスだった。レースは2頭の馬が大逃げをして7頭立てながら縦長の展開でディープインパクトは後方待機で大丈夫かと思われたが大外から直線物凄い脚で一気に差し切り5馬身差の楽勝だった。この怪物の出現に競馬番組だけでなく一般のニュースでも流された。とんでもない馬が誕生に社会現象にもなった。 GIでもなく重賞でもないオープン戦だ、ここまで注目されるのは初めてだろう。
あのアイドルホースのハイセイコーやオグリキャップでもなかったデビューー2戦目でのアイドルホース誕生に世間が注目した。私は個人的にはこの時点での推し馬は他にいた。朝日杯を勝ったマイネルレコルトだった。いくらディープインパクトが強い勝ち方と言っても所詮3歳限定の
オープン特別だ、GI馬の方が上だろうと思った。ディープインパクトは関東初見参の弥生賞に駒を進める。前走の圧勝に単勝1倍台の一番人気に
支持される。頭数こそ少ないがメンバーは揃った。朝日杯GIを勝ったマイネルレコルトや京成杯を一番人気で勝利したアドマイヤジャパンがいた。レースはスローペースの上がり3ハロンの競馬になり人気馬3頭の競馬に、最初にマイネルが脱落しディープが大外からアドマイヤが内から伸びクビ差しのいでの辛勝だった。レース後
武豊騎手はステッキは使わないで勝ったと余裕のコメントだった。私はやっぱりそんな強くないなと思った。そしてクラシック一冠目の
皐月賞がやって来た。今後歴史的名馬になるかも知れないとディープインパクトを見たさに当日の中山競馬場には沢山の観客が訪れた。当日の単勝オッズは1.3倍と圧倒的な一番人気に支持されたが私はまだディープインパクトの強さを認めなかった。そして瞬間が訪れるディープインパクトは7枠14番からスタートとなりゲートが開いた瞬間にそのディープに事件が起こる、大きな出遅れに躓きをしてバランスを崩す。武豊騎手がどうにか立て直し、落馬こそ防げたが最後尾の馬から10馬身程遅れる。しかし1コーナーでは後方
3番手まで追いつける、大外を回りながらの不利となったがディープと武豊騎手は慌てず一頭一頭かわしていく3~4コーナーで大外から射程に捉えようとした時になんとディープが気を抜いてしまう。しかし武豊騎手は今まで封印していたムチを打ち気合いを入れるとディープが驚き反応し
あっという間に先頭に独走状態に伏兵シックスセンスが追い込むが2馬身半差を着けてゴールした。私はテレビ越しにディープに謝った。これは本物だ、これからは私はディープのすべての
レースで本命にする事を決める。後の勝利ジョッキーインタビューでは武豊騎手はディープは走るというか飛んでいると表現しち。口取りでは
武豊騎手はシンボリルドルフでの岡部騎手の真似をして三冠を確信する大きに右手を挙げ人差し指を立てた。次の舞台は日本ダービーなる無敗の二冠はミホノブルボン以来でなかなか無敗ではトウカイテイオー(故障により菊花賞は出れず)歴史的名馬揃いの中の仲間入りとなるかが期待がかかる。そして競馬の祭典日本ダービーの日が来た。当日は晴れ良馬場で絶好なコンディションで歴史的な名馬になるだろうと思われるディープインパクトを一目見よと沢山の観客が訪れた。しかしパドックに思いもよらない事が起こる。ディープが暴れている、首を大きく振り
飛び跳ね後ろ脚で尻っぱねをして落ち着きがない、その後は問題なかったが輪乗り時また首をふっている。不穏な空気が漂う中、いざ各馬
スタートを切る。ディープが少し出遅れたがあまり問題なかった、レースは淡々と進みディープは外で構え3~4コーナーを回っていざ直線にここぞばかりと内から2番人気のインティライミがスパートして後続を5馬身差離す。ディープインパクトも大外からスパート、内と外離れたが他馬と一頭別次元の脚でラスト200mで先頭をかわし
終わってみれば5馬身差の圧勝だった。観客の
ディープコールやユタカコールが響く、大歓声となりフェスティバルが終わる。そして口取りでは武豊騎手が大きく2本の指が挙がる。さあ次は三冠だ、夏は無事に過ごし前哨戦の神戸新聞杯(阪神芝2000m)を楽勝し三冠に備える。三冠最後の菊花賞に陣営にも緊張が走る。ファンもマスコミや一般のニュースにも取り入れられた。ディープインパクトの三冠ウイークでは盛り上がった。当日の京都競馬場はシンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬の誕生を目に焼き付けようと多くの観客が詰め寄せた。私も京都に行けないので東京競馬場で観戦をした。東京競馬場で私は違う意味で驚いた。仮設の売店では、まだレースが始まってないのにディープインパクトの三冠グッズが販売されていたのだ、信じられない
嘘だろ~と思った。こんな事していいの?そして時間が過ぎ、菊花賞のパドックにディープインパクトが現れた。ファンの歓声が起こる、今日は落ち着いてパドックを周回している。ここでは問題はない良い感じだ、そしてディープの単勝オッズが1.0倍の(元返し)に観客がどよめく、競馬では初めて見た。返し馬も無難にこなすし輪乗りも落ち着いている、体制は万全から誰もが軽く三冠達成だろうと思っただろうそして三冠最後のスターターの赤い旗が京都競馬場の風に靡く
音楽隊のファンファーレが会場に響き渡る、
観客の大歓声が起こる4枠7番の青い帽子が輝いきディープもゲートに無事に入った、緊張感が
走る。各馬ゲートイン、スタートが切られた。
ディープインパクトは今まででない良いスタートを切った、後ろには下げない、武豊騎手は先行する事を選択するがいつもと違う展開にディープも戸惑っている様に見え、少し折り合いをかいてかかっている。この馬もミホノブルボンの様に頭が良いディープはコーナー6回も回る競馬は初めてで4コーナー回ったらゴールという事を
学習していたのだ、これが仇となる。一回目の直線ではディープスパートしようとする、武豊騎手が手綱を強く抑えると多少パニックになり
折り合いをかいてしまう。名手が何とか宥めるがミホノブルボンの時の悪夢が過る。レースは
シャドーゲイトと名手横山典騎手のでアドマイヤジャパンが2番手と2頭が大逃げをし後続を離していく3コーナーから4コーナーに入ると各馬が迫りディープもスパートする。シャドーゲイトが沈むがアドマイヤジャパンの鞍上の名手の
横山典騎手が奇襲作戦で先頭に立ちは7~8馬身
セーフティリードを取るがディープも追い込む
いつもの鬼脚がない大ピンチに武豊騎手が激しく追うがなかなか差が詰まらない、私はあのミホノブルボンの時の悪夢が過る。その時ディープ気迫の脚でラスト200mの標識で追い着きラスト50mで差し切り2馬身差でゴールした。実況者が叫ぶ「見たかこれが日本近代競馬の結晶だ」の名フレーズを残す事となった。良かった、おめでとうディープインパクト、ナリタブライアン
以来10年以来の三冠馬だ、シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬となった。今度は初の古馬との対戦だ、次走は有馬記念に決まった。当日の中山競馬場は晴れ良馬場で沢山の競馬ファンが詰めかけた。ほとんどのお目当てはディープインパクトだったここでも単勝1.5倍(最終的には1.3倍になる)の圧倒的な一番人気だが私はおかしいと思った。何で無敗で三冠馬が菊花賞では1.0倍でそんな強敵がいない筈なのにと嫌な予感がしたが、気にせずディープが圧勝してくれる事を期待したのだった。12月25日のクリスマス決戦が始まる。ゲートが開いてスタートしたディープはいつも通りの後方からでここで驚く事が起こった。いつもは凄い末脚の追込みが魅力の「ちょっと足りない馬」GI2着が3回もあるハーツクライが先行している。これは鞍上のルメール騎手の奇襲かクリストフルメール騎手はフランスからオリビエペリエの弟分の感じで短期騎手免許で来日した(後にJRAの専属騎手となる)そして
3コーナーから4コーナーを過ぎ先にハーツクライのルメール騎手先に動く、対して武豊騎手の仕掛けが遅れるディープインパクトも必死に追い込むがハーツクライの脚色が衰えない結果半馬身届かず初めての敗北になった。ルメール騎手ハーツクライ共にGI初勝利となった。無敗の三冠馬がGI未勝利馬に敗れたのだ観客も信じられない感じで凍りついた。後に競馬番組(武豊TV)で「ディープが負けたら観客がこんなに静かなるんだと」驚いたと語っていた。敗戦をしたもののディープインパクトは年度代表馬に選ばれた。年が明け阪神大賞典で始動だったが危なげなく完勝した。この頃から海外遠征の話が噂された。天皇賞春ではスタートこそ出遅れるが信じられないレースをする3コーナー前から捲りに捲り
4コーナー前には先頭に(こんなレースは初めてで何かあったのか)と観客も焦っただろうが直線では後続を突き放す。日経賞を完勝して2番人気のリンカーンも必死に追い込むがディープの脚色が衰えないまま3馬身半差を着けて圧勝した。
コースレコードのおまけ付きだった。本当に
鳥肌が立つほど強いと私は思った。次走は春のグランプリの宝塚記念となりファン投票も圧倒的な差で1位になった。当日は雨や風も強く
馬場も緩くなりディープの初めてのバットコンディションだったがファンは信じていた。単勝オッズは1.1倍の圧倒的な一番人気に支持される
レースは不安もなんのその逃げ馬を置き去りに
4馬身差で圧勝する。ゴール後実況者が叫ぶ
「これでいざパリロンシャンへ待ってろよ
ハリケーンランとシロッコよ」と、そして夏を挟んでフランスへ遠征だパリ郊外のロンシャン競馬場に凱旋門賞にしては珍しく8頭立ての小頭数となったがハリケーンランやシロッコなど強敵が向かえ打つ、晴れで馬場も悪くないフランス
パリロンシャン競馬場に緊張感が走る。各馬
ゲートインしスタートが切られるディープインパクトは菊花賞以上の良いスタートにディープも戸惑うがここはアウェイだ武豊騎手もリスクを冒さず後ろ下げずに先行策を選ぶのだか私は不安だった先行していつもの末脚が出せるだろか?
現地でも一番人気にされ期待がされていた。
ライバルが先行馬が力尽きていざディープがスパートして先頭に踊り出す。日本馬がやっと勝てると思った時代が来た思ったその瞬間「まずいいつもの脚が出せない、大外から伏兵レールリンクが迫るディープも抵抗する力尽きて牝馬のプライドにも差され3着に敗れた。ディープが差された(生涯ディープが差し切られたのはこの2頭のみ)完敗だ(後に禁止薬物違反で失格となる)後に陣営は敗因が語られたフランス滞在中ディープは風邪を拗らしたらしく風邪薬を使ったがその成分に禁止薬物が入っていたとの事だった。私は神を恨んだ「何でこんな大事な時にディープに風邪をひかせるんだ」運命のイタズラに今でもあの悪夢は忘れない、後に年内の引退にジャパンカップと有馬記念と発表された。日程的にもジャパンカップはかなりキツいしかも凱旋門賞敗戦のショックの後だ不安が残る。ジャパンカップでは、今年に皐月賞とダービーを勝ち2冠馬のメイショウサムソン、日本馬で初めて先着を許しドバイシーマクラシックGIを制したハーツクライや外国からは欧州年度代表馬のウィジャボードに世界一のジョッキーのランフランコデッドリーの来日が決まっている。当日の単勝こそ
1.3倍に指示されたがファンの間でも不安が残る
レースは緊張感の中で進んだが直線大外から追い込むが決して本調子ではなかっただろいがなんとかドリームパスポートに2馬身差で勝利した
そして引退レースの有馬記念に陣営は万全の体制でディープを仕上げる。当日の中山競馬場は
ディープインパクトの引退レースという事で
溢れるばかりの観客が訪れた。晴れの良馬場に引退レースに相応しい舞台が整った。レース後には引退セレモニーも準備されている。そしてレースの時間が迫り観客の緊張感が漂う。
スターターの赤い旗が振られる音楽隊のファンファーレが響く中山競馬場の観客や日本のテレビ越し、いや世界中でも観ているかもしれない
ディープインパクトもこの赤い旗を見る事もこのGIのファンファーレを聞くこともないだろう。
いざゲートだがエリザベス女王杯を勝利しGI3勝の紅一点のスイープトウショウがゲートを渋る
イレ込んでなかなか入ろうとしない不穏な空気が競馬場に漂うが何とかゲートインすると違う意味の歓声が上がる各馬次々と入りディープも無事にゲートに入る最後トウセンシャナオーが入ってゲートが開いてスタートした。案の定スイープトウショウが大きく出遅れるディープインパクトもまずまずのスタートだった。淡々とレースが進みディープインパクトは3コーナーから虎視眈々と上がっていく4コーナーでは大外から先頭集団を捉えて実況者が「ディープがディープが最後の翼を広げる」「飛んだ、間違えなく飛んだ」と叫ぶ「これがディープインパクトだ、これがディープインパクトだ」後続を突き放し武豊騎手か手綱緩めて3馬身差でゴールイン、勝った無事勝った。観衆の大歓声が中山競馬場に響いた
ディープコールやユタカコールもあっただろう
そして最後の仕事が残っている。引退セレモニーだ、日も暮れて場内は真っ暗だ、時間になり
BGMにディープインパクトだけがスポットライトが照らすとっても輝いている神々しい独特な
風景に観客の歓声がさらに響く引退式も無事終わり、これからディープインパクトの第二の人生が始まるのだ種牡馬として多くの優秀な子孫を残す事が使命となるが競馬とは時にファンに
夢と感動を貰えたり又絶望を感じさせる事がある。サラブレッドとは人間が創り出した最高傑作だ血と血の結晶で単純だいかに誰よりも早く
走らせたかを競うのだがこの単純が常に難しいのだある人は言った。ダービーを創るのは簡単だとオークス馬とダービー馬を掛け合わせれば
ダービー馬が出来ると実際にその通りにしてみたら未勝利で引退となった。そんな単純ではないのだ生産が悩んで悩んだ挙げ句に勾配させる
この単純こそ奇跡を生ませたり絶望の果てに何人がこの世界から去って行ったか数え切れない
記者がダービー18着(最下位)の馬主に残念でしたねと慰めの言葉をかけた時その馬主はこう言った「この世代で18番目に強かった事ですから」と笑顔で答えたと言う、そう生産者には色々な考えの人がいるが殆どの生産者はジャパンカップや天皇賞、グランプリ有馬記念を勝たせる為ではなく世界共通でダービー馬を創る為に毎年いや毎日励んでいるのだ、ある外国人が言った
「各国の大統領になるよりもダービー馬の馬主になる方が難しい」とこれ程ダービーに出走出来るだけでも大変なのだ、柴田政人騎手もGIでも活躍し数々の勝利をしている騎手でさえダービーには縁がなくダービーを勝ったら騎手を止めてもいいとさえ言い続け海外の競馬界に
「何代のダービーを勝った柴田政人です」と言うのが永遠の夢だった。(実際1993年60回の日本ダービーでウイニングチケットで夢をかなえる)
それ程ファンも競馬関係者では特別なのである
日本では年間8000頭弱が生まれて来る。その中にはデビューさえ出来ない馬もいる。超のつく良血馬や5億円を越える高額馬でデビューさえ出来ない馬や虚弱体質な馬や気性が悪く使い物にならない馬、未勝利で引退する馬と色々聞いたりした。日の目を浴びられるねは「ほんのひとにぎりなのだ」生産者はこの奇跡を信じて希望を持って生きているのだ、大規模な生産者は常にドライだ馬の勝利はただの勲章に過ぎないである競馬をビジネスなのだ例えを言うと歴史的名馬のディープインパクトの生涯稼いだ賞金は14~15億位でその賞金の80%馬主に10%を調教師に騎手や厩務員に5%ずつとの配分になるがディープインパクトの種付け料が最高の時が4000万で200頭に種付けだけで40億円と桁が違うのだ
ある生産者が高額な種牡馬に自分の肌馬(母馬)に種付けした時に精子が溢れかけた時に自分の手で肌馬に焦れ込んだという事を聞いた事があるそれほど生産者や競馬関係者は必死なのである
ディープインパクトは数々の子孫を残した成功例である。シンボリルドルフでさえトウカイテイオー以外GI馬を出していないと思うが(間違っていたら申し訳ないが)ミホノブルボン、トウカイテイオー、ナリタブライアン、オグリキャップでさえ私の記憶ではGIどころか重賞さえ残していないのだ、これほどまでにも難しいのだ、そして奇跡なのだ外国馬ではシガーという何連勝もしてる馬は種に問題があり子供が出来ない欠陥あったりアメリカの2冠馬のウォーエンブレムは気まぐれで小柄な栗毛の牝馬としか勾配しなかったり(それでも秋華賞のGI馬を出している)あの神の馬といわれ日高の希望といわれたラムタラ(新馬からエプソムダービー、キングジョージ、凱旋門賞制し4戦無敗で引退して超高額で日本に輸入)ですら活躍する馬を出す事が出来ないという悲しい例もある。サラブレッドとは希望であり奇跡でもある。かつて数々の名馬の血と子孫を残すサンデーサイレンスも産まれ時から脚が曲がっていて人気がなく良血でもなく挙げ句に大きな交通事故があり中々買い手がつかなかったという。そんな馬が生涯連対(2着までに入る)外す事なくケンタッキーダービーとプリークネスステークスの2冠を制し(3冠目のベルモントステークスは距離の壁で超良血のイージーゴアに敗れる)ブリーダーズカップクラシックでは永遠のライバルイージーゴアを破り優勝している。しかし引退後してもイージーゴアの方が種牡馬として人気があり、平凡な血統のサンデーサイレンスは米国の悩みの種になっていたが日本競馬の先駆者の社台の代表が目を付け高額ながら輸入するのだった正に奇跡の中の奇跡の馬だった。日本でも大きなニュースになり後にとんでもない奇跡を起こす事なる。(今では血統表でサンデーの血がない馬を探すのも難しいくらい)数々の子孫がGIや重賞馬を残し、名馬になり今でも活躍している。しかし若くして2002年の8月に急逝した。そして忘れ形見でサンデーサイレンスの最高傑作のディープインパクトに引き繋がれ事になりディープインパクト自身も歴史的な種牡馬となったのだ。話を戻すとディープインパクトが3冠馬に輝いてから6年後の2011年に3月11日に日本に歴史的な悲劇が起こる。忘れもしない東日本大震災が起こり大地震だけでなく大きな津波が(岩手、宮城、福島などが特に)襲い、多くの死者やケガ人被災者が出た悲しい歴史だ
しかしこの暗くなっていた日本に2週間後に競馬界に微かに嬉しいニュースが流れた。ドバイワールドカップで初めてヴィクトワールピサが勝利しそれもトランセンドの日本馬のワンツーのおまけ付きだ、この事は一般のニュースでも取り入れられた。被災者いや日本の希望にもなった。それだけでなく復興のテーマに絆という
言葉が浸透する事なり、この頃にキズナという名前の馬も話題になった。(後に2年後武豊騎手鞍上で日本ダービーを勝利する)これもドラマだ
この悲劇の前の年の夏の新潟で一頭の世紀の暴れん坊がデヒューする。それがオルフェーヴルだ、新馬戦を勝利したゴール後に騎手の池添騎手を振り落としのだ今から考えてみればらしいと言える。その後芙蓉ステークスに進むがこの馬は暴れん坊だが女性には紳士でレディースファーストを守り牝馬のポエールキャプチャに先着を許してしまう、陣営のクラシックの計算が大きく狂った。しかたなく京王杯2歳ステークスを使わざる事となったがオルフェーヴルはこのレースを大惨敗する。陣営(父はディープインパクトを無敗で三冠を制す池江泰郎氏で池江泰寿調教師だ)は年内を諦め年明けのシンザン記念に進むが2着となり賞金を追加したがこのままでは
クラシックでは出走すら出来ないので、きさらぎ賞に駒を進めるが3着に終わり賞金加算が出来ないままで陣営は頭を抱えるがトライアルのスプリングステークスに出走する事になる。大震災で中山競馬場が被害を受け改修工事で阪神競馬場での開催となる。2ターンの中山1800mからワンターンの阪神1800mに代替開催だったが
それでもオルフェーヴルは一番人気に支持される。レースは淡々と進み直線早めに先頭に立ち
ゴール前の急坂を力強く上ってくる後続が激しく迫るがクビ差しのいで見事1着でゴールして
皐月賞の優先出走権を得た。後にこのクビ差がこの馬の人生を大きく変える事となる。この年の皐月賞は代替で東京競馬場の2000mで行われた。晴れ良馬場の絶好なコンディショントライアルを勝利したものの当日は4番人気だったが池添騎手が上手く誘導し直線強い脚で3馬身差で
勝利した。次の日本ダービーでは強い雨が降りしきり不良馬場で行われた。私も東京競馬場に観戦に行ったが(オルフェーヴルの応援ではなくランフランコデットリーを見に行く目的)レース
はオルフェーヴルが3倍台の一番人気となる。
レースはオルフェーヴルが中団から直線で馬場が悪くも気にする事なく早くも先頭に立ち大外から凄い足でウインバリアシオン追い込まれるが1馬身半差凌いで勝利した。この馬の沢山の
苦労が報われた2冠を得たのだった。夏場は無事に過ごす事になるがこの時点では過去の三冠馬に比べオルフェーヴルの三冠を期待する人々は多くも無かった。しかし前哨戦の京都新聞杯を圧勝すると世間はオルフェーヴルの三冠を歓迎する事となりる。歴史的な悲劇の東日本大震災の年に三冠馬が生まれれば正に奇跡のドラマだ
そして菊花賞当日はディープインパクト以来の
三冠馬の誕生に競馬ファンも湧いた。レースは呆気なく前走のリプレイを見る様に楽々と先頭に立ち圧勝する。2着は珍しく三回連続ウインバリアシオンとなった。池江泰寿調教師は親子での三冠馬を見事誕生させた。競馬場も大歓声でオルフェーヴルを迎え称える。次は古馬との決戦でライバルは牝馬ながら昨年の年度代表馬のブエナビスタだ、ジャパンカップを制し万全の体制でレース後引退式を予定している。当日は良馬場のながら内側有利なコンディションだ
過去のレースを見れば両馬とも互角で問題ないと思われたがレースはオルフェーヴルがこの大事な決戦でスタートで少し出遅れる。これといった逃げ馬がいない中、超のスローペースで進みブエナは先行し良いポジションに対してオルフェーヴルは出遅れが響き後方3番手となる。
かなりキツい展開となり4コーナーでブエナは先頭集団から抜け出そうとするのに対してオルフェーヴルは後方のままだスローペースで上がりの競馬でブエナは沈みルメール騎手のエイシンフラッシュが先頭に踊り出るが大外からオルフェーヴルが凄い脚で追い込み半馬身差で勝利した。ファンも大歓声よりもため息の方が多かっただろう。これで年度代表馬となった。早くも海外遠征の声さえ聞こえた。次走は阪神大賞典だったが関係者やファンもオルフェーヴルが楽勝する予想だったが、ここで思わぬ事件が起こる
2周回の3コーナーで外に逸走してしまうのだ
最後方まで下がり何とか池添騎手が立て直し凄い脚で追い込むが2着が精一杯だった。こんなんでも2着にくるんだと改めてオルフェーヴルの強さを実感した。皆、天皇賞春には万全だと思っただろう。天皇賞春のオルフェーヴルは1.3倍の圧倒的な一番人気となるがレースでは何も出来ずに後方のまま11着と惨敗してしまう。不穏な空気の中、海外遠征も不安視されたが宝塚記念を完勝し汚名返上(名誉挽回か?)する。そしていざ凱旋門賞フランスへ遠征した。次走は凱旋門賞と同じ競馬場、同じコースのおこなわれる
G2のフォア賞を圧勝し、凱旋門賞に期待感が増した。あの歴史的日本最強馬ディープインパクト
さえ叶わかった日本馬初の凱旋門賞制覇が期待された。大事な事を言い忘れたが鞍上は池添騎手ではなくフランスのクリストフスミヨンが選ばれていた。これは大変残念な事だったが大人の事情だから仕方ない。凱旋門賞では直線鋭い脚でラスト200mで先頭に出てこれで過去が掻き消され悲願の制覇かと誰もが思ったその時ソラ(安心して気を抜いてしまう)使ってしまい
ここでも悪い癖の紳士のレディーファーストがでてしまう。ゴール前フランスの牝馬のソレミアに差し返されてしまい優勝を逃してしまう。どこまでお人好しなのか。帰国後陣営はジャパンカップを選択する。このレースでは凱旋門賞馬
ソレミアも出走するとの事でリベンジとディープインパクト代表格牝馬三冠馬のジェンティルドンナとの三冠対決が注目された。レースはソレミアは馬群に沈んだがオルフェーヴルとジェンティルドンナの一騎討ちになりオルフェーヴルがジェンティルドンナにぶつけられるが怒るどころかまたレディーファーストが出て勝利を逃してしまう。年度代表馬もジェンティルドンナに許してしまう。その後大阪杯(まだG2)で完勝したがここでオルフェーヴルに肺出血が出てしまい春全休となったがロンシャンのフォア賞で復帰し
3馬身差で圧勝して本番の凱旋門賞に向かう
ここではフランス無敗の3歳牝馬のトレヴに完敗してしまう。また牝馬に負けたの(笑)と4頭の牝馬に先着させる三冠馬なんて違う意味でもう出て来ないだろう。そして引退レースの有馬記念に
向かう。オルフェーヴルもレース後に引退式も予定されており絶対負けられない一戦だ当日は
晴れ良馬場に沢山の観客が訪れた。レースは3コーナーから捲り4コーナー超えて直線先頭に出て後続を突き放し8馬身差で圧勝する。離れた2着にはまたウインバリアシオンが入りオルフェーヴルの引退式に花を添える。その後北海道へ
種牡馬生活だ、代表馬にはGI4勝のラッキーライラックやブリーダーズカップディフタフをハナ差で制したマルシュロレーヌがいる。私もこの頃からPOG(ペーパーオーナーゲームというデビュー前から血統や評判で10頭選び推し馬の活躍を見守るゲーム)に興味を持ち私はディープインパクト産駒の牡馬を選んだ。最初の一番推しは
ディープブリランテだった。新馬戦を圧勝し
東京スポーツ2歳ステークスをどしゃ降りの雨に不良馬場にも関わらず3馬身差の圧勝し共同通信杯でゴールドシップに土をつけられ3連敗するが
日本ダービーではフェノーメノにハナ差で抑えディープインパクト産駒初ダービー馬となった。
(この年はレベルが高くゴールドシップGI6勝、フェノーメノ天皇賞連覇、ジャスタウェイGI3勝)ブリランテは遠征してイギリス3大れーすの
キングジョージ6世&クィーンエリザベスステークスに出走するが8着に敗れ菊花賞を前にして
故障し引退した。三冠馬ではないがこの馬も紹介しないといけない2014年にデビュー戦を圧勝し一戦一勝の身でありながら共同通信杯に出走し後に皐月賞、ダービーの二冠に輝くドゥラメンテを抑え勝利し、国内のGIこそ取れなかったが皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着(優勝は北島三郎さん馬主のキタサンブラックGI7勝し種牡馬でも大成功をする)ドバイターフでGI初制覇する。種牡馬になっては初の日本年度代表馬にダート馬で表彰されるフォーエバーヤングを出す。この馬はJRAでは新馬戦勝ちしかないが国内無敗で3歳ではサウジダービー、UAEダービー無敗で制しケンタッキーダービー3着、ブリーダーズカップクラシック3着、サウジカップGI(連覇)ドバイワールドカップこそ逃したが秋に2度目の挑戦で日本馬(日本人初坂井瑠星騎手)初制覇の快挙となった。2019年には悲しいニュースがながれる7月30日にディープインパクトが急逝するのだ同じ馬主でディープと種牡馬リーディングを争ったダービー馬キングカメハメハも天に召された。私も東京競馬場で花を手向けた。
このニュースも一般のニュースが流れた。しかしディープインパクトがサンデーサイレンスの最高傑作の忘れ形見の様にディープインパクトも最高傑作の忘れ形見を残す。コントレイルだ(勿論推し馬一番馬)この馬は骨留の問題で2歳の一番大事な春の成長期に調教どころか走れなかったと言われたが秋の阪神競馬場1800mでデビューするのだがノーステッキで2馬身半差で勝利し陣営は萩ステークスを予定したが頓挫してクラシックの登竜門の東京スポーツ2歳ステークスに出走となった。私もコントレイルの応援に東京競馬場に観戦に行った。このレースは世界の名手ライアンムーアが鞍上となり一戦一勝ながら2.5倍の一番人気に支持された。しかしスタートの時間過ぎても発走しない(後の話ではコントレイルがムーアを振り落とし片腕を痛めたらしいのだ)やがてスターターの赤い旗が振られファンファーレが鳴る各馬ゲートインしスタートした。
コントレイルは8頭立ての6番手で進み小頭数ながら立長の展開で前半800m47.1秒1000mでは
58.8秒の2歳にしては物凄いハイペースだ直線に向くとライアンがGOサインを出すとすぐに反応しすぐに先頭にしかし片腕を負傷したライアンはムチを打てない両手で必死に追う後続を5馬身離してゴールする。強い強すぎると衝撃を受けたが驚いたのは掲示板を見た時だ1分44秒5で
レコードの赤いランプが点灯した。私はこのタイムを見て鳥肌が立った。イスラボニータのレコードタイムを1秒以上縮めたスーパータイム
古馬オープン馬でも中々出ないタイムだ2歳では1分46秒台で重賞級切ればGI級なのに2歳で44秒台とは怪物誕生の瞬間だった。どれだけこのタイムが凄いか人間で言えば小学生4年生がオリンピックの基準タイムを出したという衝撃だった
私は良い物を見た歴史的瞬間に立ち会ったと感激した。前に出したPOG馬すべて共通するのは
世界そして名門矢作芳人厩舎だ私が一番尊敬する調教師だしかもディープインパクト産駒であった。この掲示板のタイムを見た瞬間から確信した。きっと無敗の三冠馬になると確信したのだ
東京スポーツ2歳ステークスを脅威的なレコードタイムで圧勝したコントレイルに矢作調教師にライアンムーアが「とても良い馬だ乗せてくれて感謝」と言ったらしい、そして私帰りの電車の時に「また歴史的名馬の誕生か」ディープインパクトの時みたいに競馬番組だけでなく一般のニュースでも流れる事を期待してこの歴史的名馬になる馬の目撃者と浮かれいた。しかしとんでもない事件のニュースがぶっ込んで来た。大女優のSが覚醒剤所持で逮捕されたのだ、これで
すべてのチャンネルのニュースはこの話題で持ち切りでコントレイルの歴史的名馬誕生の話題なとぶっ飛んだ、私は絶望感で溢れた。競馬番組でも大きく取り上げる事もなく時が過ぎる。次は暮れの2歳GIのホープフルステークスに出走となる。このレースでは13立ての2枠2番な良い枠と引いた。当日は13頭立ての2.0倍の一番人気に支持された。レースは良いスタートを切ったが
1コーナーでは物見をしたり若干折り合いをかいたが2コーナー過ぎでは落ち着き4番手をキープして3コーナー過ぎからコントレイルが仕掛ける
て直線では同厩舎のペースメーカーのパンサラッサ(後に海外GIドバイターフ、サウジカップ制覇)を軽くかわし先頭に出てるが一頭になりソラ
(気を抜いて遊ぶ)が出て寄れるがステッキ入り完勝する。無敗でGI制覇した。最優秀2歳牡馬の選出に朝日杯を無敗で制したサリオスがいる。噂では朝日杯で鞍上したライアンムーアが堀調教師に「コントレイルは強いからサリオスは別の路線に行った方がいい」とアドバイスしたらしい、結局コントレイルが多くの支持を得て最優秀2歳牡馬に選ばれた。両馬ともトライアルレースを使わず皐月賞直行と発表された。しかし世界に歴史的事件が起こる「新型コロナウイルスパンデミック」になる。日本にも多くの影響が出て後に緊急事態宣言が出され不用な外出禁止が政府から出された。競馬界もスケジュールこそ変更はなかったがかなりの痛手でフェブラリーステークス後に無観客競馬になった。世間も
IT系はテレワークなどで対応したが多くの企業は
多大な損失となる。国民も食料品、生活品以外の買物を制限され外食産業やアパレル系も音楽界も休業したりと苦しい日々が続いた。この頃の競馬界はクラシックのトライアルの始まり弥生賞ディープインパクト記念では武豊騎手(皐月賞ではルメール騎手)鞍上のサトノフラッグが完勝しGI馬2頭の対抗馬として名乗りを挙げた。普通の年なら皐月賞は無敗のGI馬の対決で盛り上がるところだがサトノフラッグの存在と無観客競馬という事で注目が薄かった。ファンは競馬場や場外馬券場に行く事が出来ないのでネット投票やテレビ観戦やネット観戦のみ(後に解るのだかネット投票しか出来なかったこの年でもJRAの売り上げは前年より増加していた。脅威だ)そして皐月賞当日は快晴のものの前日の大雨が振り続いた事が響き馬場は緩く稍重発表とされる。(後に武豊騎手が競馬番組で稍重どころか不良馬場と語っていた)コントレイルは1枠1番となっていた。人気はコントレイルが2.7倍の一番人気でサトノフラッグが二番人気サリオスが三番人気と続いた。無観客の競馬場にファンの歓声がないのでファンファーレがいつもより大きく聞こえる。ゲートが開いてスタートが切られたコントレイルは良いスタートを切ったが福永騎手が促しても進んでいかない「やはり馬場か特に内は荒れている」コントレイルは外に外にと逃げていき後方3番手まで下がる事となり大外を回るポジショニングにかなり距離ロスとなる。3コーナー過ぎて武豊騎手鞍上のマイラプソティが仕掛けるムチを入れ気合い入れる。そのさらに外から馬なりでかわしていく4コーナーではルメール騎手のサトノフラッグが前にいたが並ぶ間もなくかわす。しかし先行していたダミアンレーン騎手騎乗のサリオスが2000mをロスなく回り馬場の一番良い所からスパートし先頭に踊り出る。これを見た福永騎手のコントレイルをスパートし馬体を併せるこのマッチレースに後続はついていけない最後はコントレイルが半馬身かわし無敗対決の皐月賞はコントレイルが制した。さあ次は日本ダービーだ。一足早く牝馬のデアリングタクトが無敗でオークスを勝ち二冠を制覇していた。普通なら競馬の祭典となり多くの観客が来場し一番盛り上がる筈だがこの日は無観客競馬だ。会場はレース実況とアナウンスしか聞こえない。この日は快晴の良馬場でとても良いコンディションに恵まれた。コントレイルはさらに支持を上げて単勝オッズ1.4倍の一番人気となる。二番人気はサリオスで一騎討ちムードだ。コントレイルは3枠5番の赤い帽子だそう父のディープインパクトと同じ枠だ(これも運命なのか)そして時間が迫り無人のスタンドにスターターの赤い旗が風に靡くGIのファンファーレが流れる。緊張感がはしる。各馬スムーズで
さあ第87回の日本ダービーのゲートが開くコントレイルも良いスタートを切るがサリオスが遅れた、コントレイルは1コーナーでは絶好の3番手をキープした。(私はここで勝ったと確信した)
これといった逃げ馬がいないまま超といえるスローペースで進む3コーナー前でこのペースに耐えきれず横山典騎手のマイラプソティが動いて
先頭に出る内に待機するコントレイルは慌てない4コーナーを回りコントレイルの手綱は抑えたまま福永騎手が「まだだ、まだ早い」と言っている様だ福永騎手は敵はサリオス一頭と決めていた様だ、やがてサリオスがスパートすると
それを見てコントレイルもスパートしさらにサリオスを突き放す。3馬身差でコントレイルが無敗で二冠を制した。この後コントレイルは
夏を鳥取の大山ヒルズで過ごした。前哨戦を挟む事なりトライアルの神戸新聞杯からの始動となった。普段は阪神競馬場2400mで行われるが改修工事の為中京競馬場2200mとなった。当日は晴れ良馬場だった。1枠2番に入り単勝オッズは1.1倍の圧倒的な一番人気となる。レースは
予想通り内で前後で閉じ込められ苦しい展開だが前がバラけ開くと一瞬の脚で先頭に手綱は持ったままノーステッキで完勝した。しかし私は
あまりにも楽に勝ち過ぎた事で逆に不安が残った。三冠に向けて陣営は万全の仕上げする。
菊花賞の一週前に秋華賞で一頭日本馬初無敗の牝馬三冠に挑む馬がデアリングタクトだった。
秋華賞がスタートする、デアリングタクトもスタートもポジショニングも万全だった。直線にに向くとデアリングタクトが外から先頭に立つ
ゴール前実況者が「来た~デアリングタクトが来た、咲いた、咲いた、三冠の華が咲いた清くたくましく、美しく」と名フレーズが印象的だった。無敗の牝馬三冠馬の誕生に観客が湧いた。さあ今度はコントレイルの番だとデアリングタクトからコントレイルに三冠のタスキを託された。菊花賞でも快晴の良馬場だ、この日は無観客ではなく少数の観戦が認められた。少数でも歓声は控え目と注意されていた。矢作調教師も観客席から見守る。食事も喉に通らないくらい緊張していたという「世界のヤハギ」と言われていても心配だった。厩舎も騎手も三冠馬を出すのは極めて貴重なのだ(一生に一度だろう)
コントレイルもディープインパクトとの史上初の
父子無敗の三冠馬の称号を得る。単勝オッズも
1.1倍の圧倒的な一番人気だ2枠3番の黒帽子だ
快晴の空にスターターの赤い旗が風に靡く
GIファンファーレが京都競馬場に響く、ゲートが開き運命のスタートが切られた。コントレイルも良いスタートを切った。ポジショニングも
最高の位置だ順調そうに思われたが少し折り合いをかいている。馬がエキサイトしてる。原因はルメール騎手が外からプレッシャーをかけていたのだ、敵はアリストテレスではなく名手
ルメール騎手だったのだ、ディープインパクトに初めて土を土をつけたのもルメール騎手だった
道中ずっとマークされいざ最終コーナーから
コントレイルが先頭に実況者が「さあコントレイルまだ持ったまま」しかしアリストテレスも外から伸びる「コントレイル苦しいか」2頭のマッチレースに観客の歓声が上がる。コントレイルがこんな苦しいレースをしたのは初めてだ。
しかし最後は無敗の根性でクビ差凌いでコントレイルが勝利する。格下相手に苦しんだが勝ちは勝ちだ、これで父のディープインパクト以来の無敗三冠馬の誕生だ、しかも史上初父子の三冠制覇だった。解説者も「このままどこまで続いてもこの差は縮まなかっただろう」とコントレイルを労った。そして涙声で「なんでこんなに頑張れるのだろう」と語った。観客はあまり大きな歓声が出来ないので拍手の大合唱だった。
矢作調教師も安堵の表情を浮かべ関係者から祝福を受けていた。本当におめでとう。後の矢作調教師のコメントで「もう二度とこの距離は使わない」と宣言した。後に矢作調教師は競馬番組でこう語った。「コントレイルに3000m辛かったたろうな」と感謝と少しの後悔をしていた。翌週の天皇賞秋にアーモンドアイが勝利し前人未到のGI8勝を達成するアーモンドアイ(2018年の牝馬三冠馬)陣営がジャパンカップ出走表明しこのレース後に引退と発表された。デアリングタクト陣営もエリザベス女王杯ではなくジャパンカップの出走を表明している。ここでコントレイル陣営がこの馬の大きな間違った選択をする。ファンがどっちが強いかと盛り上がるだろうと馬の状態を考えずジャパンカップ出走を表明したのだ。普通ならゆったりしたローテの有馬記念だろうがあろう事か不向きな長い距離を走らされ死闘で肉体的にも精神的にも疲弊している筈なのに人間のエゴで表明したのだ、しかも一番この馬を知っている筈の福永騎手もトリッキーな中山2500mよりも東京の2400mの方が向いていると後押ししたらし気持ちは解るが肝心の馬の状態を考えたら回避するべきだった。
案の定調教でも併せ馬でもいつも先着しているのに今回は格下の馬に大きく遅れをとっていた
明らかに万全の状態ではないのが解る。しかし出走に踏み切るのだった。当日は初めて一番人気をアーモンドアイに譲る。(生涯一番人気をのがしたのはこのレースのみ)二番人気にコントレイル三番人気にはデアリングタクトになった。
初の古場の対戦に緊張が走る。レースは予想通りキセキが大逃げしてグローリーヴェイスがアーモンドアイを援護する。アーモンドアイは先行して好意キープしているのに対してアーモンドをマークするどころか後方待機して「これな位置から果たして届くのか」直線キセキのペースが落ちるとアーモンドアイは絶妙なタイミングでスパートする。コントレイルはまだ後方だ、ついにアーモンドアイはついに先頭のグローリーヴェイスをかわす。コントレイルも最速の追い上げるが届かない初めての敗戦となる。そしてアーモンドアイは引退レースを飾り最多GI数を更新しGI勝利を9勝とする。実に後味の悪いレースだ特に
コントレイルファンにはこの怠慢なレースに不満が残った人々は多いのではないか完璧な騎乗したルメール絶妙な好騎乗に対して何で大逃げしている展開に先行マークするのがセオリーなのでは?あんな後方待機したのか?何で二番人気の立場で一番人気の馬をマークしなかったのか?上がり最速で追い込んで届かないのは馬のせいではなくあきらかな騎手の責任だ。しかも明らかな体調不良ながらあれだけ強いレースをした良く頑張っただろう。しかしコントレイルはこの敗戦でこの馬の人生を大きく変わる事となる。話はズレるが敗戦しながら叩き上げの三冠馬(ナリタブライアン、オルフェーヴル)は古馬初対戦の有馬記念を勝利するのに無敗の三冠馬の三頭は古馬初対戦に負けている。これは偶然なのか、シンボリルドルフ(カツラギエースに逃げ切りを許してしまう)ディープインパクト(ルメール騎手の奇襲ではーつハーツクライに届かず)コントレイル(展開の差でアーモンドアイ)や不思議である。コントレイルは年内を休養し来春の大阪杯を目指す事が発表された。後は年度代表馬の行方だ。今年はGI3勝馬が3頭やグランアレグリア(安田記念、スプリンターステークス、マイルチャンピオンシップ)アーモンド(ヴィクトリアマイル、天皇賞秋、ジャパンカップ)コントレイル(皐月賞、日本ダービー、菊花賞GIIだが神戸新聞杯)そしてクロノジェネシス(春秋グランプリ制覇)とこの年はかなりレベルが高く例年ない混戦だが結果は記者投票となるが呆気なくアーモンドアイに決定した。全く納得がいかない直接対決での結果が大きく左右された。何故アーモンドアイなの?GI3勝でも一つは牝馬限定のマイル戦だしかも安田記念ではグランアレグリアに完敗してる。コントレイルは直接対決は敗れたが馬が弱かった訳ではなくあれだけの位置から上がり最速で追い込んで来たのだ負けて強しのないようだ勝敗だけでなく内容をしっかり見て欲しかった。しかもサラブレッドの価値を決めるのに日本競馬界の一番の価値は三歳牡馬クラシック制覇ではないのか。何を基準にしてアーモンドアイなのか意味が解らないしかもGII勝ちに無敗の牡馬三冠制覇こんな大事な年を記者投票だけで決めていいのか今でも納得していない、
無敗の三冠馬が年度代表馬を取れなかった唯一の馬とういう歴史的にも汚点を残す事となってしまう。この汚点からコントレイルにさらなる悲劇が続く休み明けの大阪杯ではプラス16キロと明かな太目でレース時間には激しい雨風が起こり馬場も不良に近い重馬場となった。後に矢作調教師はスキラッチ(出走取消)で回避すればよかった後悔をしていた。レースは強い雨と酷い馬場で3着に惨敗する。コントレイルはこのレースの惨敗で体調を崩し予定していた宝塚記念を回避となり長期の休養を余儀なくされてしまう。
この頃から世間では「最弱の三冠馬」と揶揄される様になり無敗の三冠馬が歴史的名馬になれなかった。悲劇となった。復帰は長く未定だったが結局天皇賞秋で7ヵ月明けたぶっつけ本番となった。マイナス8キロと陣営はこれ以上ない万全の仕上げと太鼓判を押す。レースはあの昨年の学習をしていないのか?と思われるまた後方待機でまたも上がり最速の脚を出しながら位置取りの差で3歳馬のエフフォーリアに届かずの2着に敗れてしまう。またコントレイルに深い傷が付き世間もコントレイルはもう終わったと世間から言われる様になった。コントレイルは次の
ジャパンカップが引退レースと決まっている。
陣営は万全の仕上げで挑んだ天皇賞秋の敗北に落胆していたものの引退レースのジャパンカップに仕上げ直すがコントレイルは万全の仕上げの時よりさらに調子を上げた事に矢作調教師が
コメントを残す「また上があるんだ」と驚きをかくせない、不覚な三連敗に最後は負ける訳にはいけないレース後東京競馬場で引退式も控えている。メンバーも強化され外国馬も最強馬は来日しないものの3頭と歴代日本ダービー馬4頭出走と話題になり相手にとっても不足はない
マカヒキ(2016)ワグネリアン(2018)そして天皇賞秋で敗北したエルフォーリアを破りこの年のダービー馬シャフリヤール(2021)とコントレイル(2020)の対決となる。当日はコントレイルの引退レースを天も味方つける程の快晴の良馬場となり単勝オッズも1.6倍の圧倒的な一番人気となり
二番人気はこの年の日本ダービー馬シャフリヤールそしてとなった。そして時間がせまる。さあ引退レースがスタートだ、スターターがコントレイルに最後の赤い旗が靡く音楽隊のファンファーレが東京競馬場内に大きく響く観客も戻り大歓声が上がる。1枠2番(この馬は不思議と内枠が多い)からゲートが開いてスタートが切られた。逃げると思われたキセキが後ろになるという意外な展開となる、コントレイルも良いスタートを切るが中団にポジションとなった(また学習してないのか)アリストテレスが逃げ超がつく
スローペースに折り合いをかく馬がいる中レース進むこのスローペースを嫌い外からキセキ
が捲りついに先頭に出てペースをつくる。コントレイルは動かない4コーナーを回り8番手からスパートするがまだ前にはまだ差がある、届くのか、先にルメール騎手のオーソリティーが
早くも先頭にそれを見てシャフリヤールが外から迫る大外からコントレイルがかわして先頭のオーソリティーを捉えに行った脚色はコントレイルがついに捉え2馬身差で引退レースを制した
競馬場は大歓声が溢れる。福永騎手がコントレイルを称えた。これで引退式が盛り上がるだろう。辺りは真っ暗なりパドックに多くのファンが見守るなかスポットライトにパドック入口に当たると大歓声だが何かおかしい、ここで大きなサプライズが起こる何と矢作調教師がコントレイルに騎乗して登場したのだ。ファンも大興奮する。短時間だったが貴重な演出にファンも
満足しただろう。本当に無事に終えて良かった。
次の大事な仕事が待っている。種牡馬となり
優秀な子孫を多く残す使命がある。こんど父子3代のダービー馬、そして父子3代の三冠馬、そして父子3代の無敗の三冠馬そしてディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞制覇する子孫を残してくれる事を私は願っている。
最後に三冠馬こそ特別な価値があると今でも変わりはありません三冠馬にはただ強いだけではなれません馬の生産者の努力、育成、調教、目標レースへの体調管理、馬の力を強く引き出す騎手の力、その他
すべてが整って初めて願いが叶うのです。この日本競馬界でも過去8頭しか存在していません。まして
無敗で制したのはわずか3頭です。私がこれから話すのは無敗で三冠馬になったのですが数々栄光と悲劇を経験し引退レースを制したコントレイルが何故
歴史的名馬になれなかったいくつかの原因ついて
①ディープインパクトはでデビュー2戦目の若駒ステークスでとんでもない脚で圧勝した事で競馬番組だけでなく一般のニュースにも取り上げられ有名なりそしてアイドルホースになったのに対してコントレイルもデビュー2戦目の東京スポーツ2歳ステークスで2歳馬にして脅威的レコードタイムの1分44秒5で圧勝したにも関わらず一般のニュースでは
大女優Sが覚醒剤で逮捕の各ニュースで持ち切りになりこの馬がニュースにもならなかった事
②新型コロナウイルスパンデミックで緊急事態宣言が出て競馬場も一般客が入れない無観客開催になって露出が少なくテレビ、ネット観戦しか出来なかった事
③牝馬にも無敗の三冠馬が出て注目度が半減した事
④前哨戦の神戸新聞杯を楽に勝ち過ぎて馬が本番で は1.1倍の割りに格下相手に苦しい競馬をした事
⑤菊花賞であんな苦しい競馬をしで明らかに調子が悪いのに有馬記念ではなくローテがキツいジャパンカップを選択した事でアーモンドアイをマークせずまんまと逃がして惜敗して初黒星を期した事
⑥無敗で三冠馬になったのに年度代表馬になれず
歴代三冠馬の汚点になった事(アーモンドアイだけでなくコントレイルにも受賞させるべきだった。)
➆大雨で馬場が悪い大阪杯をスキラッチ(出走取消)させなかった事周りから逃げたと批判されてもサラブレッドファーストにして回避させなかった事
⑧三連敗して最弱の三冠馬と揶揄された事
などの原因でコントレイルが父ディープインパクトを超える処かアイドルホースになる事が出来なくなった。これが悲劇の三冠馬コントレイルである。
2025年の夏にはコントレイル産駒も次々とデビューするが中々勝つ事が出来まま8月に注目のレースがあった。コントレイル産駒のバドリナートと
アーモンドアイの次男のプロメサアルムンドの対決となる正にドラマだ一番人気はアーモンドの次男で二番人気はバドリナートであの悪夢のジャパンカップと同じだ、しかしここでも父の仇を取れず
2着に終わる。現在は2026年4月なるがまさかクラシックに出走さえ危うい、いつかコントレイル産駒で父子三代のダービー馬次は父子三代の三冠馬そして父子三代の無敗三冠馬なってフランス遠征して
ディープインパクトでも果たせなかったパリロンシャン競馬場で日本馬初の凱旋門賞を制覇する事が私の微かな夢である。




