外縁区連合
車に揺られて2時間とすこし。
電車を使いたかったが、乗るには
顔認証が必要な為仕方なく車にした。
ただそんな今もセンターでは失敗作が出ている
と思うと、助けに行きたくなるが
行かない方が身の為でもある。
私は外縁区についてそこまで詳しく無いので、
月城に聞いてみた。
「外縁区は23区から外れてる、
肉体改造やチップをガチで嫌っている場所で23区の物価の高騰やらで、生きる場所が無くなった人がいったりする場所」
との事。
また、外縁区にはそこを治める外縁区連合
という国やチップ製造会社に反発する連合がいて、外縁区に住む場合、 外縁区連合トップ 多崎 碧 に話をする
必要があるらしい。
最適化が成功してしまった私は外縁区に行って
大丈夫なのだろうか。
そんなこんなで区役所に到着。
区役所前にはしばらく見ることのなかった
緑があった。
道路の端には綺麗に並ぶ木や名もしらない花が植えてある。
早速連合のトップと話そうとしたが
私の情報はセンターにも外縁区にも広がってい るようで、かなり警戒されていた。
1時間半程の取り調べの後
ついにトップと話せるようになった。
「待たせてしまって申し訳ない。
さて、話をしよう」
奥の扉から入ってきたのは自分の年齢から
そこまで離れてもなさそうな26ぐらいの女性
おそらく彼女が多崎碧であろう。
「まずここに来るまでの経緯を教えてくれないか。」
彼女はとても優しい口調で言うが、
鋭い目でこちらを見ていた。
私は計画のことを話し、言葉に詰まってきた所
月城が唾を飲み込み話し出した。
彼は一時的にここに住まわせてもらうよう頼み
最適化の成功も話した。だが彼は私はちゃんとした人間だと言った。
「なるほど、状況も状況だ住まわせてもいいだろう」
碧はギョロリと私目を向けて言った
「だが、本当に人なのか。最適化が完全に終わってないか見させてもらいたい」
と言った。
「見させてもらいたいと言うとどう言うことだ」
「君の言っていたその装備が他と違う狙撃手、
そいつを殺せ。そうしたら住ませてやる」
私には拒否する選択肢などないのはわかっていた。
センターに戻る理由ができた。




