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スターダスト•ノート ~星に願いを~  作者: テルアム


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流れ星

ずっとずっと、夜空の星を見ていた。

キラキラと輝く星に憧れて、あんなふうな人になりたくて…….

「あ!流れ星だ!!」

「ねぇねぇお母さん!流れ星って願い事を3回言ったら叶うんだって!!!」

「そうね、何をお願いしたのかしら?」

「えっとね!!私お星様みたいな人になりたいの!!」

私がそういうと、母が私の頭をなでながら、

「あなたならきっとなれるわ。だって私の自慢の娘だもの」

「うん!!」


まどろみから覚め、俺はゆっくりと身体を起こす。

まだあたりは薄暗く夜明けまで後もう少しといったところだ。

俺はこの夜明け前の景色が好きだ。

東から薄く刺す光と、まだ空に残っている星が

同時に見えるのが、なんとも言えない神秘的なものだからだ。

今日も一日が始まる。

けど今日はちょっと違う一日になりそうだ。

なんの根拠もないが、なぜかそんな気がした。

顔を洗い、髪を整えて下に降りる。

下に降りると俺が住んでいる宿のおかみさんが

朝食の下ごしらえをしていた。

「おかみさん、おはよ」

まだ他に寝てる人がいるので、俺は声を少し抑えて言う。

「あぁ、おはよう」

この宿には俺の他にも10名程度が泊まっている小さな宿だ。

「ずいぶん見慣れない格好をしてると思ったら今日は学園の入学式かい」

「うん、そうだよ」

「似合ってる?」

「あぁ似合ってるよ」

「ありがとう」

「今日のお弁当はちょいと豪華にしてやらないとねぇ」

「ほんと!やったぁ!」

「おかみさんの料理は絶品だからなぁ」

「褒めても何も出てきやせんよ」

そういいつつも、そのしかめっつらにはほんのすこしだけ柔らかい表情が浮かぶ。

「あんたはどこの学園に行くんだい?」

「ラグルシア学園さ」

「へぇ、あそこは皇国一の学園じゃないか」

その言葉の通り、ラグルシア学園はこの国、

ウェルディア皇国一の学園なのだ。

才能を持つもの、権力を持つもの、ありとあらゆる分野で秀でてるものが集まるところだ。

「せいぜい、もみくちゃにされないようにがんばるんだねぇ」

「わかってるよ。もみくちゃにされる気はないけどね」

そうこう話しているうちに、食堂のテーブルにご飯が並ぶ。

今日はエッグとベーコンと野菜をパンに挟んでサンドウィッチ状にしたものだ。

「いただきます!!」

俺はサンドウィッチを口にしながら、

これから訪れる新しい出会いや物事に心を踊らせた。

すると、おかみさんが口を開く。

「そういや、いまあそこは第一皇子、第二皇子、第三皇女が学年ことに在籍していて、色々ばちばちだって聞くよ」

「あんた、めったに首を突っ込むんじゃないよ」

「わかってるよ」

皇族同士の王位継承権争いに興味なんてないし、

もし関わったら敵対している輩に暗殺かなんかでもされそうで怖すぎるしね。

俺は自由気ままな学園生活を送りたいんだ!!

なんて考えながら最後のサンドウィッチのかけらを飲み込み、

「ごちそうさま!!じゃ、いってくるね」

「そうだそうだおまえさんや」

俺を呼び止めたおかみさんからはなぜか負のオーラというかそんなものを感じる….

「いったいいつになったら滞納している分の家賃を払うんだね?」

まずい!最近聞かれないからやり過ごしたと思ってたのに!!!

「えーと、それはですねぇ…..」

なぜか冷や汗まで出てきた..

俺は荷物を持ち、すぐ隣の窓が開いているのを確認すると

「出世したら払うから!!」

そういって俺は窓から飛び降りた。

「こんのクソガキ!!またんかい!!」

おかみさんの絶叫を耳に俺は地面につく寸前に

「グランドフォース」

そう唱えて軽やかに着地した。

これは重力を操る魔法だ。

そのまま俺は学園に向かって走りだす。

「待ってろ!!学園にライフ!!!」







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