モミの木に願いを込めて
とある家に住んでいる 小さな男の子と女の子
12月になって 寒さが増してきて 時々 雨ではなく 雪が降ってくるようになりました
いよいよ本格的な 冬の到来です
そんな 小さな男の子と女の子のお母さんは 1本の小さなモミの木を出してきて
オーナメントで飾りつけを始めました
それを見ていた小さな男の子は 「どうして木に飾りつけをするの?」と聞きました
すると お母さんは 「もうすぐクリスマスだからよ」 と 優しく返しました
「クリスマスってなに?」 と 小さな女の子が聞きました
「クリスマスはね 良い子にしている子どもたちの所へ サンタさんがやって来て
素敵なプレゼントを 贈ってくれるのよ」
ただし 良い子にしていたらよ と 強調してお母さんは伝えました
「僕たち 良い子にしているかな?」 「これから頑張ればいいのよ」
2人は顔を見合わせて言いました
「そうね これからもずっと 2人で仲良く助け合って 良い子にしていれば大丈夫よ」
そう言って お母さんはぎゅっと 2人を抱きしめてくれたのでした




