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離縁届2
ートントン
こんな夜中に誰だろう。
両親も寝ているはずだし…
もしかすると、私のことを心配して、まだ両親も寝ていないのだろうか?
「はい」
そう言ってドアを開けると、息を切らした恭平様が立っていた。
「なんで…」
恭平様が戻ってこちらに来るには馬車で半日かかるはず。
恭平様が旅立ってから1日も経っていないため、
ここに来れるはずがない。
ー忘れものをしたのだろうか?
私が怪訝そうな?顔をして見つめていると、
「手紙を読んだ。…なんで離縁したいんだ?」と聞かれた。
そういえば、手紙に離縁の理由を書くのを忘れていた。
正直畑についてこれからも保証する旨を記載しておけば、
恭平様は喜んで離縁すると思っていたため、そこまで考えていなかった。
「あ、あの…私仲の良い両親にあこがれていまして…
お互いを愛し合えるような夫婦になりたいんです。
なので離縁していただきたくて」
こう言えば納得してもらえるだろう。
恭平様を見つめると傷ついたような表情をしていた。




