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畑へ一緒に1
いつの間にか眠っていたようだった。
外の鳥の鳴き声で目が覚めた。
ーそうだ。
昨日実家に帰ってきて、眠っていたんだった。
私は見慣れた天井を見上げ、
目を擦りながら起き上がろうとした。
「起きたか」
声の方向に顔を向けると、
恭平様がこちらをじっと見つめていた。
ーいつから起きていたんだろう。
もしかしたら、寝顔も見られたのかな。
色々考えていたら恥ずかしくなり、布団に思わず隠れてしまった。
「体調悪いのか?」
恭平様が覆い被さって、確認しようとしてきた。
私は布団で顔を隠したまま、
「だ、大丈夫です。今起き上がります」
と言って起き上がった。
「本当に大丈夫なのか?」
「はい。大丈夫です!支度してきますね」
恭平様をみると、
私とは違いいつもの冷静な恭平様がいた。
ーやはり恭平様は意識していないんだな。
そう思うと悲しくなり、部屋から急いででて着替えの準備をすることにした。




