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2人っきりで1
私の部屋に恭平様と一緒に入った。
ー恭平様と同じ部屋に寝たことなんてないのに…
きっと私と一緒に寝るの嫌だろう、
申し訳ないなと思い、
「すみません、今からでも母に説得しますね」
と言って出ていこうとした。
「私は大丈夫だ。
夫婦なのに、寝室別々にしたら心配させるだろう」
と恭平様に引き留められてしまった。
「本当に大丈夫ですか?」
「問題ない。君は…嫌なのか?」
「い、いえ。そんなことはないです。」
思いっきり首を振って否定した。
「そうか。」
恭平様はほっとしたような笑顔を浮かべて、
持ってきた荷物の整理をし始めた。
ー本当に恭平様と一緒に寝るの…
私は想定外の出来事に緊張していた。




