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【累計20万pv感謝】悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?   作者: いりん
第2章 熱

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【恭平side】熱6


美優の母親は、

熱でうなされている美優に声をかけたり少しお世話した後、自分達の家に帰っていた。


数日経っても、美優はまだ熱が出ていた。


今日はどしゃ降りの雨が降っている。

『今日は雨が降るので気を付けてくださいね』

そう言ってくれた美優の優しい顔を思い出した。


ー早く話したい。謝りたい。…会いたい。


自分がストレスの元だと思い近寄らなかったが、我慢できずに美優の部屋に来た。


美優の侍女には少し嫌そうな顔をされたが、

私が『どうしても会いたい』と言ったら、

部屋に通してくれた。


美優はすごく汗をかいてうなされていた。


私はおでこの汗を拭いながら「大丈夫か?」と聞いたら、 

「あれ?恭平様??」

美優がうっすら目を開けて話し掛けてきた。


「そうだ、大丈夫か?」


「恭平様が来てくれるなんて、夢みたい。

…いや、夢なのか」


熱のせいか現実なのか区別できていないようだ。


「夢じゃない。…また今度謝るが、今まで冷たくして悪かった」


また美優が驚いた顔をして、


「大丈夫です。

あと、もう少しで恭平様を解放してあげられるので…」


とよくわからないことを言って、悲しそうに微笑んだ。


「よくわからないが、私は解放してほしいなんて思っていない。」


美優はさっきと同じ表情で「そうですね」とつぶやいて、目を瞑った。


ー解放?どういう意味なんだろう。

まさか死ぬわけじゃないよな?


「医師を呼んでくれ」

侍女に焦って話し掛けたが、

「いや、寝ているだけです」と言われた。


よく見るとすやすや寝息を立てて寝ているようだった。


ーびっくりした。熱だから寝ぼけていただけか。


私は美優の髪の毛を撫でた。


…本当は美優の額にキスをしたかったが、

侍女がいたので我慢し、

美優の髪の毛に口づけして部屋を出た。


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