【恭平side】熱4
ー朝食をとった後、
すぐに美優の部屋に行こうとしたが、
榊に止められた。
「医師の診察を受けてからにしましょう。
伝染病の可能性もあります」
ー確かにその通りだ。
私は早く一目会いたいという気持ちを押し殺し、医師の診察を待つことにした。
美優の部屋で診察してもらい、
部屋から出てきた医師に、
すぐに診断結果を聞きに行った。
「ストレスから来る熱ですね。
人に移りはしなさそうですが、そっと寝かせてあげた方が良いと思います」
「ストレスか…」
「なるべく、ストレスの元凶から避けてあげてください。
水分は取れているみたいなので、症状は深刻ではありません。」
ーストレスか。
きっと私の発言や行動がストレスになったんだろうな。
本当はすぐにでも会いたい。
でも自分が会いに行ったら、症状は悪化してしまうかもしれない。
「…わかった。ありがとう。」
ー熱が下がるまでは、美優と会うのを止めよう。
今は美優の体調が一番優先だ。
榊に美優の両親に熱の件を知らせて、
『できれば家に来てもらいたい』と伝えてもらった。
美優の母親から『明日行きます』と返事があった。




