【恭平side】熱3
ー翌日。
今日も美優は体調不良だった。
やっぱり来づらいのだろうか。
それとも本当に体調が悪いのだろうか。
とりあえず榊に医師に来てもらうよう頼み、一人でご飯を食べ始めた。
「今日もスープはないのか?」
「すみません、今日も体調不良のようで…」
「…もしかして美優が作ったのか?」
昨日の榊の妙な敬語、
そして美優がケーキを作ってくれたことを考えてみると、そうとしか考えられなかった。
榊はおそらく口止めされているようで、
肯定はしなかったが、否定もしなかった。
「わかった。答えなくていい。」
『そのスープ、そんなにおいしいですか?』
と言ったのは、自分のスープを飲んで喜んでいただけだったんだな。
昨日は目の前に美優がいないことに対して違和感に気付かないフリをしたが、もうできなかった。
むしろ、違和感だけではなく、寂しさを感じていることに気付いてしまった。
ー早く謝りたい。
スープ美味しかったと直接言いたい。
美優に会いたい。
自分の中で美優に対しての気持ちがどんどん大きくなっているのを感じた。




