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離縁届け
ーそうか。
私はそんなに嫌われていたんだ。
どんどん昔みたいに仲良くなっていると思っていたのも、私だけだったみたい。
自分の両親みたいな、お互いを思い合える夫婦になりたかった。
私が努力すれば、仲良くなれる。
恭平様も好きになってくれるかもしれない。
そう思って頑張っていたけど、
恭平様が私のことを、好きになれないというのなら、努力しても意味がない。
畑のことがなければ、私とは結婚しなかったはず。
これからも畑のことは助ける保証はして、
離縁して解放してあげよう。
そう思いながら部屋に向かった。
部屋に着いたらえみりが、
私の泣き顔を見て「どうしたんですか?」と焦った表情で聞いてきた。
「申し訳ないんだけど、神殿から離縁届けを取り寄せてくれるかな?」
「えっ?」
「ごめん、体調悪くてふらつくんだ。また明日話そう」
ー離縁届けが家に届くまで、2週間かかる。
届いたらすぐに恭平様を解放してあげよう。
私はそう思いながら、
頭が急にくらくらしてしまい、
そのまま自分のベッドで寝てしまった。




