プロローグ【完全無欠のお姫様】
こちら初投稿となっています。ゆっくりお読みください。
私立四宮中央高等学校、至って普通の高校で、今日も授業を終えて多くの生徒が下校を始めている。
「あー、やっと中間試験終わったか。もうクタクタだよ…」
「そうだな、でもまぁ、俺は目標には到達していたし満足している。ギリギリだったけどね」
完全に脱力したまんま隣を歩く無駄に顔がいいこの少年は、中学校からの腐れ縁で、中学からずっとクラスも一緒だった夜桜 瑛李だ。今日に関しては平凡なので、今のように中間試験に疲れ切っているが、もともと彼はスポーツ少年、サッカー部に所属している爽やかイケメンスポーツ少年だ。しかも彼女持ち、まぁモテる人なので仕方がないだろう。
「目標って…俺には優梨の目標が高すぎて目眩がするよ…10位以内に入ることだろ?今までずっとテストで10位以内に入ってるぐらい頭がいいんだよなぁこいつ」
「まぁ、一人暮らししたかったし、特待生になる必要あったし…そもそも、10位を出たら仕送りが減るからな」
今現在、俺は一人暮らしをしている。一人暮らしは金がかかるし、母は病弱で父親の仕事が忙しくなっているのは知っていた。でも、どうしても一人暮らしをしたかった自分は、父親に「特待生として入学すること」を条件に一人暮らしを認めさせた。結果、しっかり特待生枠で合格し、一人暮らしをできている。
この高校は基本的に長期休暇以外のアルバイトは認められない。つまり、稼ぐ手段もないので、父親からの仕送りで過ごしている。尤も、最初の父親からの仕送りで「定期試験で10位以内に入れなかったら仕送りを減らす」って言われた時は相当驚いたが、まぁ苦労をかけているんだし、この程度なら。と納得している。
「優梨の父親もすごいね〜、ま、優梨がちゃんと目標を達成できているなら嬉しいけどさ」
「誰目線だよ…でも、そう言ってくれることは嬉しいけどな」
「あ、そうそう、順位で思い出したけどさ…同じクラスの実里っているじゃん、彼女、また1位とったってさ」
「あぁ、あの子か…あれは、本当にすごいって思うよ」
櫻井 実里、クラス1、いや、学年1有名で人気とも言える人物だ。男子として最初に言わせてもらうなら、まず彼女の第一印象は普通に見た目だ。可愛らしい童顔、腰ほどにまである長いミルクティー色の髪、吸い込まれるような茶色の目、高校生にしては十分な発育、身長は女子にしては少し小さいぐらいだが、それも相まって可愛らしくなっている。男女関係なく羨望の眼差しが向けられるのだ。
ただ、彼女は見た目もさることながら、特に目を奪われるのはその学力だ。入学して以降、彼女はずっと学年1位の座を不動に保っており、成績も常に優良、さらには、他人を思いやる心と優しさ、礼儀作法等…その姿に敬意を払って…いや、多少おふざけの意味もあるかもしれないが、これにより彼女は“完全無欠のお姫様”と呼ばれている。彼女がこの呼び名をどう思っているのかはわからないが、その名に偽りはないと個人的には思っている。
「どっちにしろ、俺には関係ない話かもな。学年9位とは言え、1位とじゃ差がありすぎるし、何よりあの子はあまり男子とは話したがらないらしいしな」
「あー、そう言えば男子が告っては振られるのを見た頃あるぜ、不謹慎なのは分かってるけどあれは滑稽だったな」
そんな彼女だが、もちろん男子からの人気も厚い、告白されることも少なくないのだが、その全てを即答で断っている。その理由は、「恋愛に興味がないから」らしい。最初は多くの男子が告白を続けていたが、やがてどうやっても勝てないと悟ったのかそんな告白ブームは結構早く去っていった。
「まぁ、俺は彼女いるんだけどね。」
「おっ、いきなり宣戦布告か?」
「非リアは頑張ってくれ」
「よっしゃ1発殴るからツラ貸せや」
俺には彼女なんて人はいない。なので、たまにしてくるこの彼女持ってますよムーブがとても腹立つ。モテる男はいいなぁ…こいつは中学からずっとモテていた。一方俺はというと、実際に聞いたわけではないのでわからないのだが、多分なんとも思われていなかったと思う。告白はしたこともされたこともない。なんならそんな噂さえ聞いたことはない。おそらく悪いようにはなっていないと思うが、良いようにもなっていないと思う。
「よし、じゃ、また明日な」
「おう、また明日」
こいつとは帰りは途中まで一緒だが、途中で分岐するので一緒に帰るのはここまでだ。一人暮らしなので、アパートに住んでいる。早めに家に帰って、今日の家事をしなければならない。一人暮らしをする以上、家事の技術は必要だ。だから、一応そう言った技術は会得している。逆に言えば、しっかりやらないと満足できなくなってしまうのだ。
足早に部屋に帰り、着替えやら掃除やらを済ませて、夜食を準備する。とは言っても、さほど豪華なものは作れない。簡単に言えばスーパーの特売を軽く改良したものだ。確かに十分な仕送りはあるが、そこは貧乏性のせいだろう。下手に使いすぎるよりは十分だ。なんなら、貧乏性は素晴らしいアドバンテージだとも思っている。
「ん…こんなもんでいいか。」
そうして、夜食を作りテーブルに持って行く。ちなみに肉じゃがだ。もっというなら男飯だ。安くて美味しいなら見た目を気にする必要はないだろう。自分しか食べないし…
なお、肉じゃがは作り置きだ。こうすれば準備といっても火加減を調節するぐらいしかやることはないので、結構便利だ。強いて言えば、あまりに多く作ると消費しきれずに腐ったりする可能性があることぐらいだろう。そこは計画的に作っている。
と、肉じゃがを食べようとした直後、大きな物音が聞こえる。音的に隣だ。ものが落ちた音にしては大きい…重い家具が倒れたような音だ。隣の部屋からは、ちょくちょくものが落ちる音があったが、気にしていなかった。だが、いつもみたいにものが落ちるような軽い音ではなく、ずしっとした結構な重い音だと、流石に不安が勝つ。隣の人に面識はないが、一応確認だけはしといたほうがいいかもしれない。もしこれで怪我をしていたりしている可能性もある。お節介かもしれないが、やらないよりはマシだろう。
廊下に出て、隣の部屋の前まで移動する。そうして、インターホンを押して待機する。流石にそんな大事にはなっていないと思うが、ちょくちょくものを落としたような音がする部屋からいきなり重量級の物音がしたら心配を抱かざるを得ない。心配性なのだろう。
「はい…すみません、なんで…しょう…」
すると、扉が開き中から人が出てくる。特に怪我はなくて、自分の心配し過ぎだったことの安堵もあるが、その安堵よりも先に、その出てきた人物に驚いてしまう。
「あっ…櫻井…?」
そこから出てきたのは、自分もよく知る人物、“完全無欠のお姫様”である、櫻井 実里だった。何よりもまずは困惑だ、言ってしまえば彼女は学年1の大物、そんな隣の部屋にいるものではない。驚きのあまり、言葉を発することもできず、しばらく静寂の時が流れる。しかし、その静寂は彼女によって破られた。
「えっ、あっ、七谷くん!?」
ようやく彼女も現実を理解したのか、俺の名前を思わず叫んでしまう。というより、認知視されていたのかという驚きもまた追加された。
と、両方がやっと現実を理解したところで、隣…廊下の方から声をかけられる。
「ちょっと!うるさいわね!たまーになんか落としてる音がうるさくてうるさくて、さっきの音は本当に大きくてびっくりしたんだからね!」
「あっ、すみません…」
クレームを入れる女性の話を聞いている感じ、おそらくは下の階の人だろう。隣でさえあんなに大きい音がしたのだから、下の階の人はより酷く聞こえるだろう。
「もうこれ以上音は出さないで!いいね!」
「はい…すみません…」
「はぁもう!ほらさっさと入った!ここにいても迷惑でしょ!」
「っ!あっ、いや俺は」
ここの人じゃありません、と言おうとしたのだが、女性に部屋に押し入れられてしまい、部屋に入ってしまった。
「ごめん、すぐ出るか…ら…」
「あっ!見ないで!」
女子の部屋に入ってしまう形になるので、すぐに出ようと思ったのだが、思わず目は奥の方へと吸い寄せられてしまった。そこにあったのは、誰がなんと言おうと汚部屋と呼べる物の散乱したリビングだった。
「あぁごめん…えっと…大きい物落としたけど、大丈夫?」
「はい…大丈夫です。大きいラックが倒れただけですから」
「…それは大丈夫じゃなくない!?怪我とかない…?」
「うん、大丈夫です。でも…その…」
おそらくは、そんなことよりもリビングを見られたことが恥ずかしいのだろうか。ずっとモゾモゾとしている。彼女としても、不意に追い出したりなどできないのだろう。なら自分から退出すればいいのだが、あの様子を見てしまっては、少し…いや、だいぶ不安になる。日常的にものが落ちるような音が聞こえたのを鑑みると、結構生活がしずらいのではないのかと思っていたら…退出する機会を失ったのだ。
「えっと…失礼なこと聞くんだけど、生活不便じゃない…?」
「本当に失礼ですね…でも、まぁ…はい。見ての通りですので、不便ではありますね」
「あ〜…じゃあ、片付けるか」
「えっ!?」
「あー深い意味はないよ?ただ、生活しずらいなら知っちゃった以上解決したいなって思っただけで…えっと、その…」
彼女とは話したことがないわけではないが、何かあって話すような仲でもない。お互いのことはあまり知らない状況だ。相手のことを思ってとは言え、そんな時なのにいきなりこんなことを提案するのは少しおかしかったかもしれない。
「ふふっ…」
「…え?」
「本当に面白い人ですね、あなたは。いいですよ、私一人ではどうしようもできないでしょうし」
「あっ…ありがとう?」
訂正してすぐに出ていこうとも思ったのだが、案外その提案は良かったようで、許可された。正直ひやっとした。彼女は学校でも大きな存在だ。彼女の鶴の一声で今後の人生が変わっていたかもしれない。
「じゃあ…掃除道具とかある?」
「全くないです…」
「わかった。じゃあ…うちから取ってくるわ。隣なんだ、そう言えば言えてなかったけど。」
そうして、一旦その場を退避する。部屋に戻り、掃除に使えそうな道具を探しながら、落ち着いて考える。なんか流れでこうなってしまったが、本当にいいのだろうか。提案したのは紛れもない自分だが、まさか承諾されるとは思っていなかった。やる以上は徹底してやるのだが…まぁ、ここで考えていても仕方がないだろう。ひとまず道具を持って隣の部屋に移動する。
「お邪魔します…」
「きましたか、どうぞあがって下さい」
そう言われ、リビングに案内されたのだが…正直いって、結構ひどい状況だった。玄関からはあまり見えなかったが、全体的にものがあるせいで床があまり見えない。
「じゃあそうだな…まずはゴミから回収するか、必要なものはどこか一つにまとめて後で分類しよう。」
「はい、わかりました。」
そうして、掃除は始まった。結構ものが色々落ちていると思ったのだが、どうやら大体はゴミだったらしく、10分もすればかなり地面が見えるようになってきた。ちなみに、物音の原因とされるラックはリビングにあった。大きさ自体はそんなにだが、金属製だったのでもし当たっていたらと思うと…ゾッとする。
「そう言えば、素朴な疑問なんだが…」
「どうされましたか?」
「どうして、そんなすぐに信用したんだ?もしかしたらって可能性もあるだろうに」
「そうですね…主な理由は二つ、一つは、あなたがそんなことをするような人に思えなかったから、二つ目は、こんな状態の私を見ても態度を変えなかったからですかね」
「態度を変えなかったから?」
「えぇ、自分で言うのもなんですけど、私はいろんな人から高い評価を持っていることを知っています。完全無欠のお姫様…でしたっけ?そんな呼び名ができるほどの人物の部屋が、こんなに汚かったら、普通に態度を変えてくるものですよ。周りに言いふらすか、それともこれをネタに脅したりするか…でも、あなたは違いました。あなたは私のために片付けることを手伝おうしてくれました。もしかしたら、そんなこと考えていなかったのかもしれないですけどね」
もちろんそんなことを考えてはいなかった。最初は嫌がられるかもしれないと思っていたのだが、彼女に取っては嬉しかったらしい。まぁ、終わりよければすべてよし、引き続き掃除を進めるとしよう。
「ある程度ゴミは集まったな…そうしたら、必要なものを分類してくれ、分類の仕方はなんでもいいぞ。俺はそういうのはやらない方がいいだろ?」
「…まぁ、そうですね、ご配慮ありがとうございます。そうしたら、あなたは何を?」
「そうだな…まぁ、おまるまで時間はあんまり掛からない無いだろうし、掃除機とかかけて埃取ってるよ」
そうして、掃除の第二段階に入る。必要なものの分類は、そもそもそれらすべては彼女の私物だ。他人の、ましては男の俺がやるようなことでもないだろう。なので、全体的な埃を取るさぎょうにはいる。これもあまり時間はかからなかった、誇りを取る人と必要なものを分類するだけなのだからあまり時間はかからないのも当然だ。一気に多くの埃が取れるから本来時間のかかる埃取りもそんなに時間はかからなかったし、時短で済んだのは嬉しいことだ。代わりに、とれた埃の量はとてもすごいことになっていたが…
「よし…ひとまずこんなもんか?まだ細かいところは気になるが…最初よりは十分綺麗だろ。」
そうして、30分もしないで部屋はかなりきれいになった。確かにまだ気になるところはあるが、30分でやったわりに十分綺麗になっている。
「そうしたら、このゴミはこっちで処理しとくよ。」
「ありがとうございます…すみません、何から何まで」
「まぁ、隣人なんだし頼れる時は頼って欲しいな。あぁでも、学校ではいつも通りにお願い。色々噂になると面倒だし…」
「えぇ、わかっています。私もそろそろ寝ましょうかね…掃除もして疲れましたし。」
「結構早い時間に寝るんだな、ちゃんと夜食食べれてるのか?」
「いえ…私、料理できないので…インスタントしか最近は食べていませんね」
「あぁー…なるほど、うーん…じゃあ、うちのやつ食うか?作り置きだから余ってるには余ってるんだが」
「いえ!そこまでしてもらうわけには…」
「でもちょっと心配なんだよなぁ…インスタントとかは栄養価悪いし…」
「…では、お言葉に甘えていただきましょうかね」
そうして、部屋に再び戻って作りおきの肉じゃがを渡す。パック詰めなので普通に持ち運べるようにしていて良かった。
「これ、肉じゃが。温めれば食べれるから…まぁ、レンチンでも大丈夫だよ」
「ありがとうございます…本当に、ここまでしてもらって」
「いいっていいって、さっきも言ったけど、隣人だしさ。」
「そうですか…あなたはやっぱり、優しいのですね。」
「やっぱり?」
「あっ!いえ、なんでもありません。」
そうして、肉じゃがを渡して今日はひとまず解散とした。長居も無用だろう。そもそも異性の部屋に入ること自体ほぼないのだが…まぁ、そこら辺はどうでもいいだろう。部屋に戻って、掃除道具やらを片付ける。ゴミは普通に回収の日に出せばいいだろう。
「あぁ、そう言えば飯冷めちゃったな…もう一回温めて食べるかぁ。」
そうして、今日という1日が終わる。明日も学校だ。中間試験も終わって和気藹々とする時期だろうし、少し息のつける期間でもある。中間試験は満足のいく結果だったし、後悔するようなこともない。ただ、一番気になるのは彼女…櫻井実里のことだ。完全無欠のお姫様が、まさか掃除と料理ができないとは思ってもいなかった。だが、彼女も言っていたが、別にこれを誰かに話そうっていうものでもない。仮にするにしても、自分に一切の利益がない。これは、今日だけの二人の秘密の掃除だったのだ。彼女とはそもそも話すこともないだろうし、明日からいつも通りの日常が始まるだけだ。
…と、思っていたのだが。
学校終わり、夜食の支度をしていると、インターホンがなル。こんな時間に誰だろうと思いつつ、扉を開けると、そこには櫻井実里がいた。
「えっと…どうしたの?」
「あの…ちょっと、いいかな?」
昨日で関わるのは終わりだとてっきり思っていた。学校でも話したことは一切なかった。じゃあ一体何が…?
「えっと、その…リビング以外の部屋も一緒に片付けてくれないかなぁ〜って…その…頼っていいって、言ってくれましたから」
「あー、そういうことですか。わかりました。用意するので待っていてください。」
どうやら、意外にもその内容は片付けの続きだそうだ。別に嫌なわけではない、どちらかというと頼りにされて嬉しいという気持ちが勝つ。
そうして、昨日と同じように片付けを始める。やることはほぼ一緒だ。ゴミを片し、実里が必要なものを分類している間に俺が埃を取る。それも繰り返しで、寝室や細かいところまでやった。
「今日もありがとうございます。ただ…ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」
「いいよいいよ、迷惑だなんて…善意でやってるわけだしさ。もっと頼ってもらってもいいんだよ」
そうして、リビングのソファに座らせてもらいながら、話をする。昨日きた時は結構すごかったが、こうして少し片すだけでだいぶ見栄えが良くなる。
「それか、俺がずっと手伝ってやってもいいし」
「えっと…それは…」
「ん?あっ!深い意味はないぞ!?」
「ふふっ、わかっています。ですが、そんなことで七谷くんの時間を取らせるわけにはいきません」
「だったら、雇う形でやればいい。俺が掃除やら…まぁ、食事やら用意するから、給料を払ってもらう。それでいいよ」
「なるほど…でも、給料ですか」
「まぁ、給料って言ってもどっちかっていうとこれはボランティアだから名目上必要なだけなんだけどね。給料0円っていう形でもいいんだけど…」
「いえ、やってもらうからにはしっかり払います」
「じゃぁ…」
「はい、これからよろしくお願いします」
そうして、完全無欠のお姫様の家事代行をすることになった。細かいことは後で決めようということで、連絡先だけ交換した。自分もひとまず部屋に戻って夜食をとって寝よう。ただ、昨日までは考えられなかっただろう。まさかあの完全無欠のお姫様の家事代行をするなんてこと…もし学校にバレたら、すごいことになりそうだな、と思いつつ、家事代行というだけあって、何から始めるべきかを考え始めるのだった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。レビューやコメントなど歓迎していますし、ポイントも入れてくださると大変助かります。誤字脱字についても教えてくれるとありがたいです。今の所ゆっくりまったり書こうと思っていますが、もし多くの方に読んでいただけたり、続編を待望してくださる方がいらっしゃれば、できるだけ早く書こうと思います。
※プロローグということで頑張って長く書いたのですが、続きを投稿するとなった場合、この話より短くなる可能性が大いにあります。また、物語の内容によって字数は完全にランダムになっています。そのところご理解よろしくお願いします